スーベニア

No タイトル 作詞 作曲 編曲 備考
1 春の歌 草野正宗 草野正宗 スピッツ&亀田誠治 30thシングル(カット) 最高5位 売上6.7万枚 
2 ありふれた人生 草野正宗 草野正宗 スピッツ&亀田誠治  
3 甘ったれクリーチャー 草野正宗 草野正宗 スピッツ&亀田誠治  
4 優しくなりたいな 草野正宗 草野正宗 スピッツ&亀田誠治  
5 ナンプラー日和 草野正宗 草野正宗 スピッツ&亀田誠治  
6 正夢 草野正宗 草野正宗 スピッツ&亀田誠治 29thシングル 最高4位 売上14.0万枚
7 ほのほ 草野正宗 草野正宗 スピッツ&亀田誠治  
8 ワタリ 草野正宗 草野正宗 スピッツ&亀田誠治  
9 恋のはじまり 草野正宗 草野正宗 スピッツ&亀田誠治  
10 自転車 草野正宗 草野正宗 スピッツ&亀田誠治  
11 テイタム・オニール 草野正宗 草野正宗 スピッツ&亀田誠治  
12 会いに行くよ 草野正宗 草野正宗 スピッツ&亀田誠治  
13 みそか 草野正宗 草野正宗 スピッツ&亀田誠治  

Strings Arranged by 亀田誠治(2,6,12)

リリースデータ

2005年1月12日
2008年12月17日(SHM-CD)
2017年7月5日(LP)
初登場1位
-
初登場52位
売上36.0万枚
-
売上0.12万枚
Produced by スピッツ&亀田誠治 ユニバーサル

メンバー

vocals,guitars 草野マサムネ
guitars 三輪テツヤ
bass guitar 田村昭浩
drums,percussion 崎山龍男

スピッツ11thアルバム。『色色衣』を挟んでオリジナルアルバムは2年4ヶ月ぶり。前作に続いて亀田誠治との共同プロデュース。先行シングルは「正夢」1曲のみだったが、「春の歌」がアクエリアスのCMソングに起用されて、4月にシングルカットされた。前作同様に初回盤には帯が無く、通常盤には帯がある。08年12月にはSHM-CDで再発されているが、リマスターはされていない。

アナログ盤は4月に限定発売された。2017年にはミニアルバム含めて16作が『CYCLE HIT』と同時発売で完全受注生産限定で重量盤として改めてアナログ盤として発売された。この際は小鐡徹によるアナログ盤用の最新リマスターが施された。この際には16作全てがトップ100入りを果たした。

笹路さん以来となる同じプロデューサーの連続起用となった事もあり、『フェイクファー』〜『三日月ロック』までのような1作ごとの大きな変化は無く、今作は『三日月ロック』の延長のような雰囲気がある。基本的には安定感のある楽曲が並ぶが、前作時では見せていなかったような亀田誠治の影響と思われるようなアレンジ面での新機軸は随所で見られる。沖縄風味の「ナンプラー日和」は特に新鮮で今作の中では一際インパクトを放っているが、ピアノをメインにした「優しくなりたいな」もありそうで意外となかったし、「自転車」のレゲエテイストもやや地味ながらこれまで無かった作風だ。そして何より3曲でのストリングスのド派手な導入なんかは完全に00年代半ば以降の亀田誠治の十八番といった感じ。

今作はこのようなアレンジ面での新機軸を除いても全体的に派手派手な印象。ロック色の強い楽曲が多いというのももちろんあるけどアレンジどうこうというより、他のアルバムに比べても攻撃的な音に聞こえる。前作では使っていなかった3曲のストリングス使用楽曲でのストリングスの鳴りっぷりもひたすら豪華でド派手。マスタリングはずっとStephen Marcussenのままなので、メンバーの希望で起用されたミックスエンジニアの高山徹がそういう派手な音作りをしたのか、音圧競争のピーク時だったのでこういう音になったのかは良く分からないが、スピッツのアルバムの中では1番聞き疲れするアルバムという印象が年々強くなっていった。

B000456XPW             B001J8NRNO08年SHM-CD盤  B071QXSM992017年LP

印象度★★★☆☆

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