SPITZ JAMBOREE TOUR 2021 “NEW MIKKE”(初回盤)
No | No | No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 備考 |
映 | C1 | C2 | 映=Blu-ray/DVD、C1=初回盤付属CD Disc 1、C2=初回盤付属CD Disc 2 | |||
1 | タイトルバック、メンバー登場 | |||||
2 | 1 | 見っけ | 草野正宗 | 草野正宗 | 16thアルバム『見っけ』収録曲 | |
3 | 2 | はぐれ狼 | 草野正宗 | 草野正宗 | 16thアルバム『見っけ』収録曲 | |
4 | 3 | エスカルゴ | 草野正宗 | 草野正宗 | 10thアルバム『三日月ロック』収録曲 | |
5 | 4 | けもの道 | 草野正宗 | 草野正宗 | 10thアルバム『三日月ロック』収録曲 | |
6 | 5 | 稲穂 | 草野正宗 | 草野正宗 | 25thシングル『さわって・変わって』C/W | |
7 | MC | |||||
8 | 6 | 遥か | 草野正宗 | 草野正宗 | 23rdシングル | |
9 | 7 | 快速 | 草野正宗 | 草野正宗 | 16thアルバム『見っけ』収録曲 | |
10 | 8 | 放浪カモメはどこまでも | 草野正宗 | 草野正宗 | 22ndシングル両A面曲 | |
11 | 9 | ワタリ | 草野正宗 | 草野正宗 | 11thアルバム『スーベニア』収録曲 | |
12 | 10 | ラジオデイズ | 草野正宗 | 草野正宗 | 16thアルバム『見っけ』収録曲 | |
13 | MC | |||||
14 | 11 | 優しいあの子 | 草野正宗 | 草野正宗 | 42ndシングル | |
15 | 12 | ヒビスクス | 草野正宗 | 15thアルバム『醒めない』収録曲 | ||
16 | 13 | 水色の街 | 草野正宗 | 草野正宗 | 27thシングル(26th同発) | |
17 | 14 | まがった僕のしっぽ | 草野正宗 | 草野正宗 | 16thアルバム『見っけ』収録曲 | |
18 | MC | |||||
19 | 15 | 青い車 | 草野正宗 | 草野正宗 | 9thシングル | |
20 | 16 | YM71D | 草野正宗 | 草野正宗 | 16thアルバム『見っけ』収録曲 | |
21 | 1 | ロビンソン | 草野正宗 | 草野正宗 | 11thシングル | |
22 | 2 | ありがとさん | 草野正宗 | 草野正宗 | 16thアルバム『見っけ』収録曲 | |
23 | 3 | 楓 | 草野正宗 | 草野正宗 | 19thシングル(カット) | |
24 | MC | |||||
25 | 4 | 渚 | 草野正宗 | 草野正宗 | 14thシングル | |
26 | 5 | 8823 | 草野正宗 | 草野正宗 | 9thアルバム『ハヤブサ』収録曲 | |
27 | 6 | 俺のすべて | 草野正宗 | 草野正宗 | 11thシングルC/W | |
28 | 7 | 紫の夜を越えて | 草野正宗 | 草野正宗 | 44thシングル(配信、限定CD+アナログ盤) | |
29 | アンコール | |||||
30 | 8 | 群青 | 草野正宗 | 草野正宗 | 33rdシングル | |
31 | MC | |||||
32 | 9 | うめぼし | 草野正宗 | 草野正宗 | 1stアルバム『スピッツ』収録曲 | |
33 | 10 | ヤマブキ | 草野正宗 | 草野正宗 | 16thアルバム『見っけ』収録曲 〜エンドロール(BGM「初夏の日」(16thアルバム『見っけ』収録曲)) |
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ボーナス・トラック 『SPITZ JAMBOREE TOUR 2019-2020 “MIKKE”』ホール公演ゲネプロ音源より(小平市民文化会館) |
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11 | 花と虫 | 草野正宗 | 草野正宗 | 16thアルバム『見っけ』収録曲 | ||
12 | ブービー | 草野正宗 | 草野正宗 | 16thアルバム『見っけ』収録曲 |
リリースデータ
2022年10月19日 | 音楽Blu-rayチャート初登場2位(総合2位) 音楽DVDチャート初登場1位(総合1位) |
売上1.8万枚 売上1.0万枚 |
ユニバーサル |
メンバー
Vocal,Guitar | 草野マサムネ |
Guitar,Background Vocal | 三輪テツヤ |
Bass Guitar,Background Vocal | 田村明浩 |
Drums,Percussion,Background Vocal | 崎山龍男 |
Support Musician | |
Keyboards,Background Vocal | クジヒロコ |
スピッツ12thライブ映像作品。ライブDVD通算9作目、ライブBlu-ray通算7作目。『スピッツ コンサート 2020 “猫ちぐらの夕べ”』と2作同時発売。2021年6月〜9月まで6会場12公演行われたアリーナツアー『SPITZ JAMBOREE TOUR 2021 “NEW MIKKE”』から2日目の2021年6月19日ぴあアリーナMM公演の模様をフル収録。今作ではMCも収録された。初回盤は同内容の全曲を収録したライブCD2枚付属、三方背ケース+デジトレイ仕様、ライブ写真を掲載したブックレット付属。ライブCDには中止になった2020年の『SPITZ JAMBOREE TOUR 2019-2020 “MIKKE”』ホール公演のゲネプロ音源2曲がボーナストラックとして追加収録されている。2曲とも本編では披露されなかった『見っけ』収録曲となる。ブックレットやパッケージにはゲネプロ音源としか書かれていないが、発売時シール部分にのみ小平市民文化会館と収録会場名が書かれている。小平市民文化会館はツアー日程に入っておらず、ゲネプロ用に押さえていた会場と思われる。
UNIVERSAL MUSIC STORE限定で初回盤(Blu-ray or DVD)2作セットが7月15日の発売告知から8月30日までの予約限定で販売さ、2商品が収納出来る専用オリジナルBOXと特製イラストB3サイズポスターが付属。2作をそのまま定価セット販売していたため、特典付属と引き換えにネット割引での単品購入時より大幅割高となる仕様だった。
当初2019年10月に発売した『見っけ』を引っ提げ、2019年11月30日〜2020年7月16日までの全国ツアー『SPITZ JAMBOREE TOUR 2019-2020 "MIKKE"』が開催される予定だった。このツアーは20年1月29日大阪城ホール公演まではアリーナツアー、そこから2ヶ月開けて3月28日からはホールツアーという日程になっていたが、アリーナ公演を全て終えた1月29日からホール公演開始予定の3月28日までの間に世界が一変する新コロ騒動が勃発し、ライブが封じられる事態となったため3月28日のホールツアー以降は全て延期となり、そのまま再開のメドが立たない状態となった。2020年後半に状況がやや落ち着いてくると規制をした上での有観客ライブが行われるようになり、スピッツもその流れの中で一夜限りのライブとして行われたのが同時発売の『スピッツ コンサート 2020 “猫ちぐらの夕べ”』となる。このライブのMCにおいてもまだツアーは延期扱いだったが、翌2021年以降はより騒動が悪化・長期化した事もあってか、全国を細かく回る『SPITZ JAMBOREE TOUR 2019-2020 "MIKKE"』ホールツアーは正式に中止となり、アリーナツアー『SPITZ JAMBOREE TOUR 2021 "NEW MIKKE"』を開催すると発表。『SPITZ JAMBOREE TOUR 2019-2020 "MIKKE"』前半のアリーナ公演には含まれず、ホールツアーで予定していた広島、北海道、愛知、宮城のアリーナ級の会場が選ばれており、東京公演は無し、神奈川(横浜)公演はMIKKEツアーでは横浜アリーナで行っていたがぴあアリーナMMへと会場を変えて行われ、大阪城ホールのみがMIKKEツアーと重複していた。
12公演中2公演目が映像化され、『SPITZ JAMBOREE TOUR 2021 “NEW MIKKE” THE MOVIE』として2021年10月1日〜14日に2週間限定で劇場公開、10月16日〜11月14日までオンライン上映も行われた。再編集等は施されず、今作は『SPITZ JAMBOREE TOUR 2021 “NEW MIKKE” THE MOVIE』と同内容とされている。劇場公開用に5.1chサラウンド音声で制作されていたためか今作には初めて5.1chサラウンド音声で収録、従来通りの2chステレオとの2音声仕様となっている。
2020年に比べれば規制は緩和されたが依然として声出しは封じられ拍手のみ、座席も1つ開けとなっていてフルキャパではないがそれでもスカスカ感と静寂があった2020年よりは見た目埋まっている感じで観客もこなれてきた感じ。あまり慣れられすぎても戻れなくなる可能性が高まるし、実際MCでもこのまま全てが元に戻らないかもしれないという予感を率直に語っているのが印象的でそういった感覚は2020年とはまた違った感触にもなってきている。そういった2021年の記録映像・認識・証言としても価値があるように思う。
ライブ自体は『猫ちぐらの夕べ』のような抑えめ仕様ではなく、もう一気に元のスタイルに戻していこうといった装いでセットリストは少なくとも通常モードに戻っている。『見っけ』のツアーなので『見っけ』中心にしつつ定番曲を織り交ぜる構成で、『猫ちぐらの夕べ』で封印していた「けもの道」「俺のすべて」「8823」といった定番盛り上げ系のロックナンバーが早速復活。スピッツのライブの激しい部分を一手に担っている田村も激しく動き回っていてまずはようやくこれを取り戻したなという感覚になる。今作も隙間を埋める拍手を大きめに収録しているのと、MCほぼ完全収録、元々観客が大合唱するようなスタイルではない事もあって、かなり普段のスピッツのライブが戻ったようには感じられる。時系列としては実は『猫ちぐらの夕べ』から7ヶ月ぶりくらいのライブとなるツアー初日の次の日なのでもう少し固さがあってもおかしくないし、前のライブから9ヵ月ぶりのライブだった『猫ちぐらの夕べ』ではライブの感覚が…とか言ってたのに今作ではそんな様子もないのでライブ現場の空気もだいぶ戻ってきている感覚ではあったのかもしれない。
ライブCDではボーナスとして本編未披露に終わった2曲のゲネプロ音源を収録。いずれも最新の『見っけ』収録曲だがホールツアーでは披露するつもりだったが仕切り直しで外される事になったという事なのか、どっちみち本番では外される事になっていたのかは不明。近年の傾向から次のアルバムを引っ提げてのツアーになった時に前のアルバムの曲が生き残る可能性はかなり低くなっているのでこの2曲も本編披露&映像化なんて事になると今後あるのかどうか…。貴重なライブ(ゲネプロ)音源になるかも?
初回盤Blu-ray(ライブCD付) 通常盤Blu-ray 初回盤DVD(ライブCD付) 通常盤DVD
印象度★★★★☆
2022.11.19更新