OVER THE BORDER
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | OVER THE BORDER | AIMI | AIMI | ステレオポニー&BOND×mw | |
2 | ツキアカリのミチシルベ | AIMI | AIMI | ステレオポニー&BOND×mw | 5thシングル 最高8位 売上2.5万枚 |
3 | スマイライフ | AIMI | AIMI | ステレオポニー&BOND×mw | 4thシングル 最高20位 売上0.8万枚 |
4 | happy “A” | NOHANA | AIMI | ステレオポニー&BOND×mw | |
5 | Never Look Back | AIMI | AIMI | ステレオポニー&BOND×mw | |
6 | 友達の恋人 | AIMI | AIMI | ステレオポニー&BOND×mw | |
7 | 妄想ジェット | NOHANA | AIMI | ステレオポニー&BOND×mw | |
8 | Cherry my... | AIMI | AIMI | ステレオポニー&BOND×mw | 6thシングルC/W |
9 | はんぶんこ | 堤晋一 | 堤晋一 | ステレオポニー&BOND×mw | 6thシングル 最高21位 売上0.7万枚 Bivattcheeのカバー |
10 | 星屑カンテラ | AIMI | AIMI | ステレオポニー &BOND×R_MEN_SOUL |
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11 | 100パラリズム | ステレオポニー | AIMI | ステレオポニー&BOND×mw | |
12 | OVER DRIVE | AIMI | AIMI | ステレオポニー&BOND×L!th!um | 7thシングル 最高28位 売上0.5万枚 |
13 | 咲音 | SHIHO | AIMI | ステレオポニー&BOND×mw | |
シークレットトラック 「咲音」終了後無音を経て11分5秒から開始 |
リリースデータ
2010年6月5日 | 初登場12位 | 売上1.2万枚 | Sound Produced&Directed by BOND | ソニー |
メンバー
Vocal&Guitar | AIMI |
Bass | NOHANA |
Drums | SHIHO |
ステレオポニー2ndアルバム。前作以降の4シングルとC/W1曲を収録。前作を最後に近藤ひさしからBONDへとサウンドプロデューサー兼ディレクターが交代となった。13曲目の「咲音」が終了した後、長い無音の後に11分5秒(デビュー日が11月5日)になるとアコースティック調のシークレットトラックが収録されている。ブックレットでは「咲音」の演奏時間が12分41秒と書かれているが、これは無音部分とシークレットを含めた収録時間となっている。初回盤はライブダイジェストを収録したDVD付。アニメタイアップ効果のあった「ツキアカリのミチシルベ」では2度目のトップ10入りを果たしたものの、それ以外は20位前後に低迷し、今作もトップ10入りを逃すなど前作から失速した。
BONDに関しては詳細は不明だが、大塚愛のアレンジャーとして知られていたIKOMANが代表をしていた音楽制作会社BOND&Co.の事のようだ。当初はwikipediaにもページがあったが現在は削除され、会社自体も無くなっているのか公式サイトは真っ暗、プロデュース情報を公開していたブログも2012年で止まっている。基本的にBOND×○○という表記になっている事から、BOND氏と誰かではなく、BOND所属の○○というクリエイターという意味の表記で、BONDというのはチーム名にも思えるが…後のシングル「ありがとう」はBOND単独表記になっていたりもする…。誰かだとすればまあBOND=IKOMANっていう事になるとは思うんだけど、IKOMANはクレジットではレコーディングエンジニアの1人として表記されている。
BONDへのプロデュース変更によって一気に爽快さとバンド感が増してバンドの雰囲気が激変。どこかコンパクトだった前作から一気にバンドサウンドの力強さまで増した気がするんだけど、マスタリングがTed Jensenになってるし、もっとロック色を出していきたいという意向は強かったのかもしれない。YUIのフォロワーっぽさも完全に消失し、シングルでも明るめの曲をやるようになり、全体的にも明るく垢抜けてきた印象。前作ではシングルがシリアスなのに、リード曲で急に青春感を出してきた点が不自然というか、なんだかうまくイメージをまとめきれていないところがあったけど、今作は明るい曲もシリアスな曲もちゃんとナチュラルに感じられる。3枚のオリジナルアルバムの中でも最も自然体なステレオポニーが今作だったのかなとは思う。ただ底抜けに明るい人たちというわけではなさそうだし、かといってもっとロックにやりたいんだと尖っている人たちというわけでもなかったと思うし、実際にどこに素のステレオポニーがあったのかは分からない。
1stアルバムがどこかパッとしないところがあったのでこのまま聞かなくなる選択肢もあったんだけど「スマイライフ」以降で一気に持ち直して最初の頃より好きになった。ただデビュー当初のシングルが比較的シリアスな作風だったので、あの雰囲気が好きでファンになった人にとってはけっこうさわやかなガールズバンドになっちゃったなとガッカリする人もいたかもしれない。ここに来て人気が定着せず下がってしまったということはそういう人の方が多かったのだろうか…。
印象度★★★★☆
2018.11.21修正