BEST of STEREOPONY
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | さよならの季節 | AIMI | AIMI | ステレオポニー&R'dh+ | 未発表曲 |
2 | ヒトヒラのハナビラ | AIMI | AIMI | ステレオポニー | 1stシングル 最高25位 売上1.5万枚 |
3 | 泪のムコウ | AIMI | AIMI | ステレオポニー&northa+ | 2ndシングル 最高2位 売上6.0万枚 |
4 | I do it | AIMI | YUI | ステレオポニー&northa+ | 3rdシングル 最高11位 売上1.1万枚 |
5 | 青春に、その涙が必要だ! | AIMI | AIMI | ステレオポニー&northa+ | 1stアルバム『ハイド.ランジアが咲いている』収録曲 |
6 | スマイライフ | AIMI | AIMI | ステレオポニー&BOND×mw | 4thシングル 最高20位 売上0.8万枚 |
7 | ツキアカリのミチシルベ | AIMI | AIMI | ステレオポニー&BOND×mw | 5thシングル 最高8位 売上2.5万枚 |
8 | はんぶんこ | 堤晋一 | 堤晋一 | ステレオポニー&BOND×mw | 6thシングル 最高21位 売上0.7万枚 Bivattcheeのカバー |
9 | OVER DRIVE | AIMI | AIMI | ステレオポニー&BOND×L!th!um | 7thシングル 最高28位 売上0.5万枚 |
10 | Everything OK!!! | AIMI | AIMI | ステレオポニー&BOND×mw | 8thシングルC/W |
11 | 小さな魔法 | AIMI | AIMI | ステレオポニー&BOND×R_MEN_SOUL | 8thシングル 最高23位 売上0.7万枚 |
12 | たとえば唄えなくなったら | 前川真悟 | 前川真悟 | ステレオポニー&BOND×PRISM147 | 9thシングル 最高52位 売上0.2万枚 「ステレオポニー×かりゆし58」名義 |
13 | ありがとう | AIMI | AIMI | ステレオポニー&BOND | 10thシングル 最高26位 売上0.3万枚 |
14 | スーパーガール | AIMI | AIMI | ステレオポニー&Rdh+ | 3rdアルバム『More! More!! More!!!』収録曲 |
15 | ビバラ・ビバラ | NOHANA | AIMI | 新井弘毅 | 3rdアルバム『More! More!! More!!!』収録曲 |
16 | 星屑カンテラ | AIMI | AIMI | ステレオポニー&BOND×R_MEN_SOUL | 2ndアルバム『OVER THE BORDER』収録曲 |
17 | stand by me | AIMI | AIMI | ステレオポニー&BOND | 11thシングル 最高30位 売上0.4万枚 |
18 | ステレオポニーの旅はつづく | AIMI | AIMI | ステレオポニー&R'dh+ | 2ndシングルC/W |
19 | 青春 Very good days!! | AIMI | AIMI | ステレオポニー&Cruz.7th | 1stアルバム『ハイド.ランジアが咲いている』収録曲 |
リリースデータ
2012年11月21日 | 初登場40位 | 売上0.4万枚 | ソニー |
メンバー
Vocal&Guitar | AIMI |
Bass&Chorus | NOHANA |
Drums&Chorus | SHIHO |
ステレオポニー初のベストアルバム。2012年8月にAIMIが喉の手術のために1ヵ月ほど活動を休止。復帰早々に2012年10月に解散を発表したため、総決算的なラストベストとなった。解散を宣言する前にリリースが発表されていた(発売は解散発表後)EVANPONY/ステレオポニー名義での「Just rock with me/涙なんて見してやんない」の2作は未収録。それより前のシングルA面全曲+C/Wと3作のオリジナルアルバムから選曲されている。またデビュー曲候補だったという未発表曲「さよならの季節」も収録されている。11thシングル「stand by me」、C/Wの「Everything OK!!!」と「ステレオポニーの旅はつづく」はアルバム初収録。全曲リマスタリング。初回盤は4月に行ったアメリカツアーの模様とこれまでのオフショットを収録したDVD付。最初にして最後のベスト盤で初期にはトップ10ヒットも放っていたが、解散特需が全く発生しなかったばかりか、過去3作のオリジナルアルバムを下回り最低位、最低売上を最後まで更新し続けてしまう事となった。
タイアップの都合でデビュー作が「ヒトヒラのハナビラ」に変更になり、そのままお蔵入りしたという「さよならの季節」はいきなり今作唯一のストリングスを盛り込んだミディアムナンバー。初期3シングルどころか、他に似た系統のシングルが無いくらいにおとなしい曲調でこれ本当にデビュー予定曲だったの…?これでデビューだったら全く違う方向性になっていたんじゃないだろうか。初期の3シングルはYUI提供曲も含めてややシリアスでダークなイメージだったが、1stアルバム曲ではさわやかに青春を歌ってみたりもして、以降は明るめのロックナンバーも多い。意外とAIMIはルックスだけでなく歌声もキュートだがそれを前面には一切出さずに、あくまでバンド然としているが、デビュー時期が同じSCANDALと比べると見た目どころかサウンド面でも明らかにあちらの方が楽器をガンガン鳴らしていて派手。AIMIのメロディーセンスは非凡なものがあったと思うけど、どうしても見せ方の面で地味な印象になってしまった感が否めない。
特に3rdアルバムではそこを脱却しようとかなりはっちゃけたこともやっていたので今後に期待していたし、「stand by me」からはたくましさを増してきたバンドの勢いが感じられたのだが…。それっきり解散になってしまったので(ラストシングルは今までずっと曲を作ってきたAIMIが関与していない)結局初期イメージをプロデューサーがYUI寄りに作りこみすぎてしまい、挽回しようとプロデューサーを変えるも結果が伴わず、低迷以降は一皮むけようとやや迷ってしまったようにも思えてくる。まだまだここからのバンドだったと思うのでこれで終わってしまうのは本当に残念だ。
1stアルバムの頃はわざと抑えたようなサウンドでバンドとしてのダイナミックさが圧倒的に欠けていたが、今回はリマスターで2nd以降との統一が図られたのか、初期の楽曲の迫力が増している。下の図は「ヒトヒラのハナビラ」冒頭サビの開始部分。あかさらまに持ち上がっていてむしろこれ上げすぎなんじゃないかというくらいだが、ダイナミックさが増した初期楽曲群はようやくロックバンドっぽくなった。当時の音源よりはロックバンドっぽさのある今作の音源の方がいいと思う。
印象度★★★★★
2018.11.23修正