More! More!! More!!!
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | Introduction | 新井弘毅 | ステレオポニー&新井弘毅 | インスト&朗読 | |
2 | Blowin' in the wind | SHIHO, 稲増五生 |
新井弘毅 | ステレオポニー&新井弘毅 | |
3 | ハナヒラクオカ | AIMI | AIMI | ステレオポニー&シライシ紗トリ | |
4 | アイ アム ア ヒーロー | AIMI | CHI-MEY | ステレオポニー&BOND×R_MEN_SOUL | |
5 | たとえば唄えなくなったら | 前川真悟 | 前川真悟 | ステレオポニー&BOND×PRISM147 | 9thシングル 最高52位 売上0.2万枚 「ステレオポニー×かりゆし58」名義 |
6 | 小さな魔法 | AIMI | AIMI | ステレオポニー&BOND×R_MEN_SOUL | 8thシングル 最高23位 売上0.7万枚 |
7 | ビバラ・ビバラ | NOHANA | AIMI | 新井弘毅 | |
8 | Amaryllis | AIMI | AIMI | ステレオポニー&Ace Shotaro | |
9 | スーパーガール | AIMI | AIMI | ステレオポニー&Rdh+ | |
10 | おしゃれ番長2011 〜feat.NAOTO from ORANGE RANGE |
ORANGE RANGE NAOTO,AIMI, NOHANA,SHIHO |
ORANGE RANGE NAOTO |
NAOTO | ORANGE RANGEのカバー |
11 | ありがとう | AIMI | AIMI | ステレオポニー&BOND | 10thシングル 最高26位 売上0.3万枚 |
12 | キャンバスに私だけの色をのせて | SHIHO | AIMI | ステレオポニー&BOND×L!th!um |
word producer:稲増五生(7,12)
リリースデータ
2011年12月7日 | 初登場33位 | 売上0.5万枚 | Produed&Directed by シライシ紗トリ(1,2,3,7,10)、BOND(4,5,6,11,12)、近藤ひさし(8,9) | ソニー |
メンバー
Vocal&Guitar | AIMI |
Bass | NOHANA |
Drums | SHIHO |
ステレオポニー3rdアルバム。前作以降の3シングルを収録。「たとえば唄えなくなったら」はかりゆし58とのコラボ名義でリリースされていたが、実際にはかりゆし58からは4人のうち2人しか参加していない。「おしゃれ番長2011」はORANGE RANGEのリーダーNAOTOが自らアレンジを担当して楽曲にも参加している。両者の繋がりは共に沖縄出身であることである(かりゆし58も同様)。他にもserial TV dramaからギターの2人が制作と演奏に参加し、「Blowin' in the wind」はこの2人のみのギター演奏でAIMIはギターを弾いていない。また1stアルバムのプロデューサーだった近藤ひさしが復帰し、2ndアルバム以降のプロデューサーだったBONDに加えて、アルバムではORANGE RANGEを担当していたシライシ紗トリが新たに参加し、3組のプロデューサーによって制作されている。初回盤DVD付がA,Bと2種存在し、それぞれANIME NEXT 2010、ANIME Boston 2011に参加した際のドキュメントを収録している。通常盤含めて3種2パターン複数商法となった。
「たとえば唄えなくなったら」が提供でのコラボだったが、今作では他にもいくつか提供曲を導入。初めて三線を取り入れて沖縄っぽさを出した1曲目のインストから、これまでにない雰囲気。かなり意欲的にバンドの枠を広げようとしたのは確かなようで、それはアルバムタイトルにも直結している。今までからは想像できないはじけっぷりを見せる「ビバラ・ビバラ」や「おしゃれ番長」は特に衝撃的。「おしゃれ番長」に関してはさすがにORANGE RANGEのあのノリは似合ってないかと当初は思ったが、アルバムの流れで聞いてみると意外とハマっている。新しい挑戦としてありだと思うし、AIMIのキュートさが前面に出ていて新たなバンドの魅力を魅せられたんじゃないかと思う。なお全員が作詞(ボーカルも)にクレジットされているのは一部歌詞を変更したためと思われる(天さんとか餃子とかDBネタだった部分が女子サッカーの川澄ネタに変更された)。
近藤ひさしがプロデュース復帰した8,9辺りではわりかしシンプルなロックを聞かせてくれる。BONDのプロデュースでも今まではmwがメインだったがmwは不参加になっていて別の人たちが参加してややエレクトロ要素をスパイス的に加味させているような印象。またシングルとしてはなんでもなかったバラード「ありがとう」も振り切った作風の中ではこの真面目さがいい具合に聞こえてくる。これまでの殻をぶち破っていこうというタイトル通りにアグレッシブな1作で個人的にはこの勢いに大いに圧倒された。振れ幅が激しすぎるところもあるが、今までにそこはかとなくあった地味さが一気に払拭されたんじゃないかと思う。この経験を経ての次回作ではさらに進化したステレオポニーが聞けそうだったが…ファン離れが止まらなくなってしまい、さらにこのまま次のアルバムを出せずに解散になってしまった。なんとか現状を変えたくてMore! More!! More!!!と言いつつもけっこう無理していた部分もあったのかもしれない。
印象度★★★★☆
2018.11.22更新