ナユタとフカシギ
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | 双星プロローグ | スキマスイッチ | スキマスイッチ | スキマスイッチ | |
2 | 雫 | スキマスイッチ | スキマスイッチ | スキマスイッチ | 11thシングルC/W |
3 | ゴールデンタイムラバー(album ver.) | スキマスイッチ | スキマスイッチ | スキマスイッチ | 12thシングル 最高2位 売上4.2万枚 |
4 | ムーンライトで行こう | スキマスイッチ | スキマスイッチ | スキマスイッチ | |
5 | 病院にいく | スキマスイッチ | スキマスイッチ | スキマスイッチ | |
6 | デザイナーズマンション | スキマスイッチ | スキマスイッチ | スキマスイッチ | |
7 | 8ミリメートル | スキマスイッチ | スキマスイッチ | スキマスイッチ | |
8 | レモネード | スキマスイッチ | スキマスイッチ | スキマスイッチ | |
9 | SL9 | スキマスイッチ | スキマスイッチ | スキマスイッチ | |
10 | 虹のレシピ(album ver.) | スキマスイッチ | スキマスイッチ | スキマスイッチ | 11thシングル 最高5位 売上3.6万枚 |
11 | 光る | スキマスイッチ | スキマスイッチ | スキマスイッチ |
リリースデータ
2009年11月4日 2018年1月3日(再発) |
初登場3位 | 売上8.8万枚 | Produced by スキマスイッチ | Ariora Japan Augusta Records(ユニバーサル) |
メンバー
Vocal,Chorus,Acoustic Guitar | 大橋卓弥 |
Piano,Other Instruments,Chorus | 常田真太郎 |
スキマスイッチ4thアルバム。オリジナルアルバムとしては3年ぶり。07年のベスト盤を経て08年はソロ活動を展開。09年になって活動を再開した。再開以降の2シングル、C/W1曲を収録。アフロヘアーがトレードマークになってしまったため辞めるに辞められなくなったと休止前にはよくトークネタにしていた常田は休止を機にアフロヘアーを辞めた。初回盤は高音質CDのBlu-spec CD仕様+シングル2曲のPV、「8ミリメートル」とコラボしたケータイドラマ、メイキングなどが収録されたDVD付。前3作までは共通の紙ジャケット仕様だったが今作はスリーブケース入り仕様へ変更されている。通常盤はBlu-specではない通常のCDとなっている。休止を経て人気は落ち着いてしまい、前3作を大幅に下回った。
2017年に事務所オーガスタがユニバーサルと業務提携した事により、ユニバーサル傘下にオーガスタレコードが設立され移籍。これに伴い2018年1月3日にライブ盤を除く全アルバムとシングルは「奏」「全力少年」「LINE」の3作のみが一斉に再発された。レコード会社移動に伴う再発で音源もそのままのため特に告知もされていない。
休止は特に期限は決めていなかったが、積極的にソロ活動を展開していた大橋は最初から1年と宣言していてスキマスイッチに戻るつもりだったという。そして活動再開にあたっては、システマチックになってしまっていた制作作業を見直し、2人でのやりとりを増やして制作するようになったとされている。具体的には特にアレンジ面においては以前は常田にほぼ任せる形だったが、以降は大橋がかなり意見を出すようになったという。当初はそこまで言ってくるのかと常田は驚いたそうだが結果的に選択肢も広がり、スキマスイッチの音楽性もさらに進化することに繋がったようだ。
そんなわけで新たなスキマスイッチを感じる1枚。全体的には今までのような丁寧なカッチリ作りこんだところから、もう少し自然体になったような印象。ぶつかり合う事で生まれる化学反応を面白がって採用していったような今までにない躍動感はあると思う。結果的にややゴチャゴチャ気味だったり、スキマスイッチの中でも最も尖ったアルバムにはなったが、飽きない1作だ。シングル曲の規格外の長さと特に「ゴールデンタイムラバー」の曲調はかなり今までに無い方向だったが、アルバム曲ではわりかしイメージ通りの曲もあり、別物になってしまったわけでもない。初期3部作はあれでもう方向性としても完成されていて、そのまま続けても繰り返しになってしまうようなところもあったと思うので、安定感と新たな方向性がちょうどいい感じでミックスされた今作を作ったことでまだやれることがたくさんあるという事が見えた1作にもなったと思う。
印象度★★★★☆
2018.6.19修正