スキマスイッチ(初回盤)

No タイトル 作詞 作曲 編曲 備考
1 ゲノム スキマスイッチ スキマスイッチ スキマスイッチ  
2 パラボラヴァ スキマスイッチ スキマスイッチ スキマスイッチ 21stシングル 最高21位 売上0.9万枚
3 僕と傘と日曜日 スキマスイッチ スキマスイッチ スキマスイッチ  
4 life×life×life スキマスイッチ スキマスイッチ スキマスイッチ  
5 Ah Yeah!! スキマスイッチ スキマスイッチ スキマスイッチ 20thシングル 最高8位 売上2.2万枚
6 夏のコスモナウト(Album ver.) スキマスイッチ スキマスイッチ スキマスイッチ 20thシングルC/W
7 蝶々ノコナ スキマスイッチ スキマスイッチ スキマスイッチ  
8 思い出クロール スキマスイッチ スキマスイッチ スキマスイッチ  
9 星のうつわ(Album ver.) スキマスイッチ スキマスイッチ スキマスイッチ 22ndシングル(同時発売) 最高16位 売上1.4万枚
10 SF スキマスイッチ スキマスイッチ スキマスイッチ  

 

初回盤DVD
No タイトル 備考
1 Ah Yeah!!(Video Clip) 20thシングル Video Clip
2 パラボラヴァ(Video Clip) 21stシングル Video Clip
3 星のうつわ(Video Clip) 22ndシングル Video Clip
4 Special Interview メンバーによるアルバム解説
5 おまけ マスタリングのために出向いたニューヨークでのドキュメント映像

リリースデータ

2014年12月3日
2018年1月3日(再発)
初登場6位 売上3.8万枚 Produced by スキマスイッチ Ariola Japan
Augusta Records(ユニバーサル)

メンバー

Vocal,Chorus,Acoustic Guitar 大橋卓弥
Piano,Other Instruments 常田真太郎

スキマスイッチ6thアルバム。リテイクベスト、ベスト、ライブアルバム4作を挟んで3年2ヵ月ぶりのオリジナルアルバム。前作以降の「ラストシーン」「ユリーカ」「スカーレット」「Hello Espencially」の4曲はベスト盤に収録されたため未収録。2014年になってから発売された3シングルとC/W1曲が収録されている。「パラボラヴァ」は2週前、「星のうつわ」は今作と同時発売。今作ではマスタリングをTed Jensenが担当している。初回盤はシングル3作のPVとアルバム解説インタビュー、NYでのドキュメントを収録したDVD付。2017年に事務所オーガスタがユニバーサルと業務提携した事により、ユニバーサル傘下にオーガスタレコードが設立され移籍。これに伴い2018年1月3日にライブ盤を除く全アルバムとシングルは「奏」「全力少年」「LINE」の3作のみが一斉に再発された。レコード会社移動に伴う再発で音源もそのままのため特に告知もされていない。

セルフタイトルとなった今作。前2作を経てたどり着いた進化系のようでもあるが、到達点や集大成というのとはまた違っていて新たなスキマスイッチ像も見せている。1曲目から壊せ壊せとロックサウンドに乗せて歌っている辺りも挑戦的だが、挑戦的な曲ばかりではないし、そういった新しい面も含めて現時点でのスキマスイッチである事を示したアルバムという印象。最初に流して聞いたときはそこまででも無かったんだけど、じっくり聞いてみたところ、今作はとにかく1曲1曲丁寧なアレンジが素晴らしい。歌詞やメロディーも十分にいいし、これまでも彼らの魅力はアレンジにあるとは思っていたけど、それ以上に今回はアレンジにグッと来た。かなりの好感触だった3rdや5thにしてもなんだかんだ好きな曲もある一方で若干退屈な曲もあったんだけど今作にはそれが無い。10曲それぞれが濃くてそれでいてバランスがいい。確かに「奏」「全力少年」「ボクノート」辺りの一般的にヒット曲として知られた曲たちのような1発で耳に残るほどの強烈なメロディーは今のスキマスイッチには無いかもしれないけど、個々の楽曲のアレンジ含めたトータルでの完成度は最近の方がさらに高まっていると思うし、アルバムとしての完成度では前作をさらに超えた最高傑作が誕生したと思う。歌詞やメロディーだけでなく、全体の音をじっくり聞くことを推奨したい1作

DVDの方もなかなか充実。「星のうつわ」は曲の世界観に合わせた真面目な内容だが、遊園地で2人がひたすら絶叫系マシーンに乗りまくる「Ah Yeah!!」、望まない結婚をする女性からのヘルプを受け取った2人(派手なアクションはスタントマン)が公園をカンフーアクションしまくりながら突き進んでいき、対決するというアクションが展開する「パラボラヴァ」はあまり曲と関係が無いが面白い。アルバム解説インタビューも興味深く、各楽曲の解説から、通常のマスタリングは宮本茂男だけど今回は『グレイテスト・ヒッツ』以来となるTed Jensenに依頼した(あの時は音源を送るだけのやり取りだったけど今回はメンバーも現地で立ち会った)、シングル曲もシングルリリース時は宮本さんだったので聞き比べてほしいという話までしていて、実際Blu-spec CD 2をずっと採用していたりと彼らの音に対するこだわりも伝わってくるアルバムをより深く楽しむためのアイテムとして非常に面白い特典DVDだった。ここでは語ってないけど雑誌のインタビューでボーカル大橋が自分たちのライブには決め事はあまり入れたくないとか、定番の振付も入れたくない(手振りがあるものもあるけど自然発生したもので自分からやるように求めた事は無いとまで!)とか語っているのも個人的には感銘を受けた。

B00NY6T9TU初回盤DVD付  B00NY6TA9Y通常盤   B0773925SQ2018年再発盤

印象度★★★★★

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