AMUSIC

No タイトル 作詞 作曲 編曲 備考
1 Lamp 片岡健太 片岡健太 sumika 　
2 祝祭 片岡健太 片岡健太 宮田'レフティ'リョウ 　
3 願い 片岡健太 黒田隼之介 sumika 4thシングル　最高6位　売上2.3万枚
4 イコール 片岡健太 片岡健太 sumika 3rdシングル　最高7位　売上2.1万枚
5 Happy Birthday 片岡健太 小川貴之 sumika 　
6 Jamaica Dynamite 片岡健太 荒井智之 sumika 　
7 白昼夢 片岡健太 黒田隼之介 sumika 　
8 アルル 片岡健太 黒田隼之介 sumika 　
9 本音 片岡健太 小川貴之 立崎優介,田中ユウスケ 5thシングル　最高6位　売上1.1万枚(アルバム扱い初回盤)
最高69位　売上0.06万枚(通常盤)
10 ハイヤーグラウンド 片岡健太 黒田隼之介 sumika 4thシングル両A面曲
11 惰星のマーチ 片岡健太 片岡健太 宮田'レフティ'リョウ 　
12 Late Show 片岡健太 片岡健太 sumika 5thシングル両A面曲
13 わすれもの 片岡健太 黒田隼之介 sumika 　
14 Traveling 片岡健太 片岡健太 sumika 3rdシングル両A面曲
15 絶叫セレナーデ 片岡健太 小川貴之 sumika 1st配信シングル　初CD化
16 センス・オブ・ワンダー 片岡健太 片岡健太 sumika 3rdEP『Harmonize e.p』1曲目　最高5位　売上2.3万枚

Strings Arrangement:CHICA(2,16)、CHICA&小川貴之(3)
Horn Arrangement:村上基(11,15)

※5thシングル初回盤は8曲入りボーナスCD付属の2枚組となったためアルバム扱いされ、シングル扱いの通常盤と分断されてアルバムチャートとシングルチャートそれぞれにランクインさせられた。

リリースデータ

2021年3月3日 初登場3位 売上3.2万枚 Produced by sumika(except 2,9,11)、宮田'レフティ'リョウ(2,11)、田中ユウスケ(9) Sony Records

メンバー

Vocal&Guitar 片岡健太
Drums 荒井智之
Guitar 黒田隼之介
Keyboard,Piano,Vocal(13) 小川貴之

sumika3rdアルバム。前作から2年ぶり。前作以降の3シングルA面6曲、EP『Harmonize e.p』から1曲、配信シングル「絶叫セレナーデ」を収録。EP『Harmonize e.p』の2曲目以降「ライラ」「No.5」「エンドロール」は未収録。また配信シングル「絶叫セレナーデ」の両A面「唯風と太陽」は未収録で未CD化のままとなった。「Happy Birthday」は荒井智之が不参加(リズム隊が入っていないためサポートベースも無くメンバー3人のみの演奏)、「わすれもの」は小川貴之がボーカルを担当していて片岡健太は不参加(ギター演奏やコーラスも無し)となっている。

初回盤Aは2020年9月25日に行われた配信ライブ「sumika Film #7〜sumika Online Live「Little Crown 2020」〜」全12曲とBehind The Scenes、オーディオコメンタリーを収録したDVD付。
初回盤Bは新たに撮影されたアコースティック編成でのライブ「sumika Film #8〜sumika［camp session］ Live〜」全8曲を収録したDVD付。
通常盤はCDのみ。

今時珍しいくらいキンキン高音ではない普遍的なボーカル、電子サウンドに染まらない普遍的なバンドサウンド、奇をてらわないストレートにポップな楽曲群というところに魅力を感じてsumikaを聞くようになったものの、最初に聞いた「ファンファーレ」の好印象を塗り替えるどころか、早くもシングル曲のパターン化と区別のつかなさにすっかり飽きてきてしまい、正直今作はもうあまり期待していなかった。実際のところ既出のシングルは「Traveling」が異色だったくらいで爽やかポップ、ストバラ、アップテンポのロックナンバーのどれかに当てはまるような曲ばかりでどれもいい曲なんだけどどれも横一線、聞けば思い出すけどどうにも突き抜けてこれという残ってくるものがなかった。耳馴染みはとてもいいんだけど、あまりにも優等生過ぎて面白味が無い。なので今作が個人的に区切り(聞かなくなる)かなぁ…と実は最後のつもり(で、ベスト盤で戻ってくるやつ)で今作を聞いた。

今作は16曲もあるのでさすがに王道を外して違う曲調に挑んだ曲もあり、そういうちょっと違う方向の曲が来た時に圧倒的に足りなかったのはこういう要素なんじゃないかとピンと来た。極端な話、変わった曲があってこそストレートにポップな曲が輝くところはあると思うんだけど、シングルは全部売れ線で変なC/W曲とかもないしあまりにクリーンすぎたのだ。

ケルトとか民族っぽさのある「Lamp」、いわゆるシティポップ風のオシャレ感がある「Jamaica Dynamite」、いつもより歪んだダークなロックナンバー「白昼夢」、小川ボーカルの「わすれもの」などシングルではやれないがアルバムだからこそできるようないつもと違うチャレンジが今作では凄く活きていると思う(正直に言えばこのくらいだったら攻めの姿勢でシングルとして出すくらいの方がもっと好きになれる)。これにより王道のシングルも少なからず輝いていて単発でそれぞれ聞いた時より印象が良くなった。しかも「Jamaica Dynamite」は普段曲を書いていなかった荒井智之が作曲した曲だったりもするし、今作全体でも黒田隼之介が過去最多の作曲数になっていたりとメインライター&ボーカル片岡以外のメンバーがいい意味でバンドの可能性を広げているところも次に繋がっていく部分だと思う。シングルだけで半分あるのがむしろアルバムの多彩なイメージを邪魔してしまっていつものイメージを覆しきれないところだけちょっと惜しい。それでもメンバー言う最高傑作という手ごたえにはこれまでにない表現が出来たという点も含まれているようだし、次へもまだ期待が持てそうだ。

次のシングル『Shake & Shake/ナイトウォーカー』は視聴した感じ今作のシングル群にはなかった突き抜けてくる良さが感じられたりするので、少し気が早いが次のアルバムはもっと幅が広がって飛躍するんじゃないだろうかという期待が止まらない。

B08SPLVS6X初回盤DVD付A　　B08SPSXGNT初回盤DVD付B　　B08SPJRRG1通常盤　

印象度★★★★☆

2021.6.13更新

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