5th Anniversary Complete Best
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | 明日、笑えるように | SunSet Swish | 石田順三 | 坂本昌之 | 1stシングル 最高79位 売上0.5万枚 |
2 | 風のランナー | 石田順三 | 石田順三 | 坂本昌之 | 2ndシングル 最高84位 売上0.3万枚 |
3 | マイペース | 石田順三 | 石田順三 | 坂本昌之 | 3rdシングル 最高6位 売上14.2万枚 |
4 | 夏が来れば | 石田順三 | 石田順三 | SunSet Swish | 4thシングル 最高63位 売上0.3万枚 |
5 | 君がいるから | 石田順三 | 石田順三 | 坂本昌之,SunSet Swish | 5thシングル 最高22位 売上1.3万枚 |
6 | モザイクカケラ | 石田順三 | 石田順三 | 坂本昌之,SunSet Swish | 6thシングル 最高8位 売上4.0万枚 |
7 | ありがとう | 石田順三 | 石田順三 | 鈴木Daichi秀行,SunSet Swish | 7thシングル 最高19位 売上1.9万枚 |
8 | PASSION | 石田順三 | 石田順三 | 松浦晃久,SunSet Swish | 8thシングル 最高50位 売上0.3万枚 |
9 | I Love You | 石田順三 | 石田順三 | 島田昌典,SunSet Swish | 9thシングル 最高29位 売上0.6万枚 |
10 | あすなろ | 冨田勇樹 | 石田順三 | 鶴谷崇,SunSet Swish | 10thシングル 最高90位 売上0.1万枚 |
11 | 浪漫少年 | SunSet Swish | 石田順三 | 坂本昌之 | 配信限定シングル 3rdアルバム『夕暮れマエストロ』収録曲 |
12 | さくらびと | 石田順三 | 石田順三 | 坂本昌之,SunSet Swish | 11thシングル 最高11位 売上1.0万枚 |
13 | バライロ | 冨田勇樹 | 冨田勇樹 | 松浦晃久,SunSet Swish | 12thシングル 最高110位 売上0.06万枚 |
14 | Top Of The Morning | 冨田勇樹 | 石田順三 | SunSet Swish | 7thシングルC/W |
15 | 三日月の舟 | 佐伯大介 | 石田順三 | SunSet Swish | 4thシングルC/W |
16 | あなたに | 石田順三 | 石田順三 | Jin Nakamura・SunSet Swish | 9thシングルC/W |
※シングル200位以内データ
リリースデータ
2010年12月22日 | 初登場283位 | 売上0.06万枚(300位集計) | SME Records |
メンバー
Piano,Keyboards,Programming&Backing Vocals | 石田順三 |
Vocal&Backing Vocals | 佐伯大介 |
Guitars&Backing Vocals | 冨田勇樹 |
SunSet Swish初のベストアルバム。デビュー5周年記念で発売。ここまでの配信含む全シングル13曲をリリース順に収録、C/W3曲をラストに収録している。3rdアルバムの後にリリースされた『バライロ』とC/W3曲はアルバム初収録となった。ブックレットには1曲ごとにメンバーコメントが掲載されているほか、タイアップやシングルジャケ写も記載しており、宣伝のやる気無さの割には内容はベスト盤としてただ並べただけではなく、そこそこ気合の入った作りになっている。アニメタイアップでしか売れない典型的なソニーアニメパターンに陥っており、1万枚以上売れたシングルは全てアニメタイアップとなっている。なお3rdシングルまでは事務所であるミュージックレイン(声優ユニットのスフィアが最近では有名でこの縁で8thシングルジャケットにはメンバーの寿美菜子が起用されている)のレーベルからリリースされており、4thシングルからSMEに移籍してメジャーデビューという扱いにはなっている。ただ最初の3枚の時点でドラマタイアップやソニーのアニメタイアップがついていたので特に大きな違いは無い。今作リリース後2011年2月になって活動休止を発表し、結果的に総括ベストになってしまった。公式サイトでコメント発表のみでライブ等も行われなかった。
当時『マイペース』のインパクトには1発で持っていかれてこれだけはリアルタイムで聞いたのだが、それ以降は存在は知っていたが特に触れることなく、今回ベスト盤という機会に一気に聞いてみた。どの曲もポップで聞きやすく、同世代に向けた応援歌やラブソングが主流。少なくともこのバンドを嫌いだとか苦手だとかいう人はいないと思われ、それだけ万人向けポップスを志向している。「マイペース」ほどのインパクトはさすがに毎回望むべくもないが、タイアップ次第で売上がこんなにばらつくほどに各楽曲に差は無く、どれも適度にいい感じである。もう少し聞かれても良かったんじゃないかという気もするが、やや当たり障りない良さでもあり、そこが微妙なところ。いかにもソニー的で画一的というか。そこそこメロディーもいいし、どの楽曲を聞いても誰もがいいとは思えるはずだが、それで誰もが手に取るというわけではない。現状どうしてソニーアニメ典型パターンが量産される結果になってしまったのか。万人受けポップスを志向したソニー系で売れたのが、突き詰めに突き詰めまくったいきものがかりだけという事態。聞きやすい適度なサウンドにストリングスを入れた王道J-POP、正直これは今や無難と紙一重であり、コアなファンが引っかからない。ソニーで何とか売れている人たちは、容姿が優れているというアイドル的部分があるか、他にない明確な個性があるかである。そういう意味で一言でいうなら「そこそこいいんだけど…」という言葉に終始する。ただヒットした「マイペース」「モザイクカケラ」がいいと思えるなら今作はチェックして損のない内容である。
印象度★★★★☆