Force
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | Force | 越智志帆 | 多保孝一 | 蔦谷好位置 | 16thシングル(カット) 最高9位 売上1.6万枚 |
2 | Nitty Gritty | 越智志帆 | 多保孝一 | 蔦谷好位置 | |
3 | No Bandage | 越智志帆 | 多保孝一,越智志帆 | 蔦谷好位置 | |
4 | 輝く月のように | 越智志帆,jam | 多保孝一 | 蔦谷好位置 | 15thシングル 最高6位 売上2.9万枚 |
5 | 愛をくらえ | 越智志帆 | 多保孝一 | 蔦谷好位置 | 14thシングル 最高3位 売上2.4万枚 |
6 | 終焉 | 越智志帆 | 越智志帆 | 蔦谷好位置 | |
7 | 平成ホモサピエンス | 越智志帆 | 多保孝一 | 蔦谷好位置 | |
8 | Get High!!〜アドレナリン〜 | 越智志帆 | 多保孝一 | 蔦谷好位置 | |
9 | 919 | 越智志帆 | 多保孝一 | 蔦谷好位置 | |
10 | The Bird Without Wings | 越智志帆 | 多保孝一 | 蔦谷好位置 | 15thシングル両A面曲 |
11 | スタンディングオベーション | 越智志帆 | 多保孝一 | 蔦谷好位置 |
Basic Arrangement by 多保孝一(Except"終焉")
初回盤DISC 2 CD『Live 4th You』
2012年7月12日Zeep Diver City TOKYO公演のライブ音源(曲目はDISC-1と同じ)
リリースデータ
2012年9月19日 | 初登場1位 | 売上22.8万枚 | Produced by 蔦谷好位置 Collaborated by 多保孝一 |
ワーナー |
メンバー
越智志帆 |
Superfly4thアルバム。前作から1年3ヵ月ぶり。前作以降の2シングル3曲を収録。前作ラストに収録された歌詞の無い「Ah」に歌詞をつけてシングルカットした「あぁ」は未収録。14thと15thの間にSuperfly & トータス松本名義でリリースしたコラボシングル『STARS』は未収録。8月のトータス松本のアルバム『NEW FACE』には収録されており、Superflyサイドでも翌年のベスト盤『Superfly BEST』に収録された。10月31日に「Force」がシングルカットされた(C/W2曲は新曲)。4月にはアルバム発売が告知されており、6〜7月に行ったファンクラブツアー「Live 4th You」は全11曲を曲順そのままに先行披露するという内容だった。
初回盤にはアルバム全曲を曲順そのままに先行披露したファンクラブツアー「Live
4th You」7月12日Zeep Diver City TOKYO公演の模様を収録したライブCD付属。アンコールでもう1回披露した「Force」はカットされ、アルバム本編と同じ11曲が曲順もそのままで収録されている。1st、3rdアルバム同様のデジパック仕様。
通常盤はDISC-1のみ。
5周年記念生産限定盤は初回盤の内容(ライブCD)に加えてアナログ盤と5周年記念ポスターが付属。
ローソン限定盤は「愛をくらえ」「輝く月のように」MVと越智志帆による全曲解説を収録したDVD付。「Live
4th You」は付属しない。
多保孝一は前作同様にBasic Arrangementの一括表記がある。今作では歌詞部分には作詞作曲の表記のみで編曲クレジットをなくし、蔦谷好位置によるアレンジの表記もプロデュースと一緒に一括表記となった。またCollaborated by 多保孝一の表記が復活した。多保孝一は曲提供のみで演奏には参加しておらず、初めて1曲も演奏していない。ベスト盤を経てベスト後最初のシングル「Live」を最後に曲提供からも完全に外れたため、オリジナルアルバムでの多保孝一の全面提供は今作が最後となった。
4作目にして1stからの延長線上にある最終作、集大成のような1作。全編通して確かなグッドメロディーにガツンとしたパワフルなロックサウンドが展開。代表曲となっていた「愛をこめて花束を」系統の聞かせるバラード枠でも「輝く月のように」という引けを取らない代表曲も生まれ、ここまでのイメージ及び前3作からの期待にも見事に応えた充実の1作。前半にシングルを寄せすぎた1st,2ndから3rdは満遍なく配置されるようになり流れが良くなっていたが今作では後からシングルカットされたものの初めて新曲で幕を開けているのは好印象。大きな路線変更なしで飽きさせない4枚目を出すのって1stからいきなり売れたミュージシャンとしてはかなり難しいと思うんだけど、見事にやってのけていると思う。これで最後のつもりで全てを賭けた…のかは分からないが、マジでそうだったんじゃないかというくらい集大成になった感じはあるし、実際この後は早すぎる2枚組のベスト盤を出してさらに総括したと思ったら多保孝一がいなくなってしまい、ロック路線でも無くなってしまい、方向性は激変した。同じ路線でこれ以上は難しかったとも思うけど、路線変更によって余計に今作が名残惜しくなって評価が高まったところもあるのかもしれない。
発売2ヶ月前に既にアルバムは曲順まで完全に決まっていたようで、FCツアーでアルバム先行披露ライブを行い、その音源を初回盤でライブCDにするというなかなかないユニークな試み。ライブCDでは一体感のあるバンドメンバーによるライブ演奏でさらにガツンとした今作収録曲を聞く事ができる。曲目も同じなので正直パッとしないアルバムでこれをやられるとちょっとしんどくもあるんだけど、ちゃんと2度楽しめた。
印象度★★★★☆
2024.11.21更新