28/29

No タイトル 作詞 作曲 編曲 備考
1 最強の推し! 大石昌良 大石昌良 大石昌良 9th配信シングル
2 ハートはお手上げ 高橋久美子 水野良樹 本間昭光 2ndシングル 最高24位 売上0.2万枚
3 heart notes meg rock 杉山勝彦 杉山勝彦 3rdシングル 最高43位 売上0.1万枚
4 ONE DAY 西寺郷太 西寺郷太 西寺郷太  
5 shampoo(春野 Remix) ツミキ ツミキ ツミキ
Remix:春野
ツミキ feat.鈴木愛理 配信シングル リミックス
6 恋におちたら feat.空音 & ☆Taku Takahashi H.U.B. ,空音 坂詰美紗子 ☆Taku Takahash 3/6先行配信 Crystal Kayの新規ラップ追加カバー
7 Pink Shadow(28/29 Ver.) 山崎あおい 山崎あおい 青城希 8th配信シングル
8 空は二度燃える(28/29 Ver.) 40mP 40mP 40mP,ゆうゆ 40mP feat.鈴木愛理 配信シングル
9 平等なメロディ 鈴木愛理,
岩里祐穂
瀬恒啓 瀬恒啓  
10 橋口洋平 橋口洋平 宮本將行 3rdアルバム『26/27』収録曲(ライブ音源) スタジオ音源初収録

リリースデータ

2024年3月20日 初登場18位 売上0.55万枚 Epic Records

鈴木愛理4thアルバム。前作から2年1ヶ月ぶり。前作以降のシングルCD2曲、配信2曲、コラボ参加2曲を収録。「恋におちたら feat.空音 & ☆Taku Takahashi」が3月6日に先行配信された。「平等なメロディ」「光」はライブでは既に披露さていたスタジオ音源未発売曲で、直近2作のライブBlu-rayにはライブ映像が収録されていたほか「光」は前作にライブ音源で収録されていた。前作の続編のようなタイトルとなっていて今回も自身の年齢28〜29歳の2年間を意味する。ただし「空は二度燃える」は前作の収録範囲だった2021年3月発表の楽曲である(2023年の「Pink Shadow」と共にアルバムバージョンにはなっている)。また前作まではZetima所属で配信はUP-FRONT WORKSレーベルから配信していたが、「ハートはお手上げ」以降はZetimaの販売元であるソニーの系列のEpicへ移籍した。2020年に参加した鈴木雅之 feat.鈴木愛理「DADDY! DADDY! DO! feat. 鈴木愛理」が鈴木雅之が在籍するEpicからのリリースで同じアニメ『かぐや様は告らせたい』エンディングタイアップにソロ単独で起用されたのがきっかけだったと思われるが、これによりストリーミング配信が自動的に解禁され、移籍以降はDLだけでなくST配信もされるようになった。ただ完全に移籍したわけではないのか、次に配信された「Pink Shadow」はUP-FRONT WORKS(ST無し)、「heart notes」はEpic、ライブBlu-ray『鈴木愛理 LIVE PARTY No Live,No Life??』はZetimaのまま、「最強の推し!」で配信もソニーに変わるも、2023年のライブBlu-ray『鈴木愛理 LIVE 2023〜ココロノオトヲ〜』はまだZetima、今作はEpicからのリリースとなった。今作時点で配信とシングル/アルバムCDはEpicになったようだが、ライブBlu-rayはZetimaのままとなる。

初回盤は「ハートはお手上げ」「heart notes」「最強の推し!」MV&Shooting Documentaryを収録したBlu-ray付、スペシャルフォトブック(全32P写真集)付、スペシャルボックス仕様。
通常盤はメッセージ入りフォトカード3種ランダム封入。
アルバムとしては初めてストリーミングでも配信された。一方でCD売上は過去3作を大幅に下回り前作の半分程度まで落ち込んだ。

メディア露出は増えたが、制作費削られてね?というか割とアーティスト路線で売り出していたのに一気にアニソンポップ、動画サイトクリエイター系方面に舵を切りまくってきたり、ゲストボーカルとして参加した曲まで根こそぎ引っ張ってきてギリギリで10曲に乗せるというのも前3作の充実っぷりからするとちょっと曲集めが…。28〜29歳の制作ではない「空は二度燃える」を28/29 Ver.にしたからOK、前作にライブ音源で収録していた「光」もスタジオ音源は初収録だからOKとばかりに収録しているのもちょっと苦しい感じ。『26/27』はカバーやゲスト参加曲で埋めなくても14曲用意できていたのに…。今作はフルアルバムに出来るオリジナル曲が揃っていないにも関わらず、とにかく20代最後という区切りで無理やりアルバムにしたのだろうか。

1st,2ndで見せていた大人なダンス路線が皆無になり、「最強の推し!」「ハートはお手上げ」とシングルCD化した曲がアニソンポップ方面の楽曲だったので良くも悪くもここにきてソロ史上最高にアイドルっぽくなった印象。色々なコラボをしたり、生き残るのに模索しまくっていて、この方向性を目指したいという明確なものはもう無くなってしまった。難しい局面にあるのが良く分かる1作。ドラマに出たり、バラエティに出たり、本人の知名度はソロデビュー当初より格段に上がってきているとは思うんだけど、配信でも特にヒットしている様子が無く、CD売上が一気に半減するとなるとファンがどんどん離れているようで30代は正念場になると思うし、諸先輩方を見ればこの先定期的な新曲制作を行える環境が続くかもかなり不透明(ていうか前例が無)。与えれらたチャンスなら何でも歌いますという柔軟さも何気に初だと思うので(諸先輩方はこの段階に達する前に歌手活動停滞・撤退・結婚により芸能活動セーブ)既に道の無いところ進んでいるともいえるが…。まあやりたい事ってなんだろうなとと思いつつも大人っぽいダンス路線でバリバリに攻められてもあまり求めていないところではあるし、アーティストぶってカッコいい路線行くよりも分かりやすくポップで聞きやすいのは確かなので今作はひとまずこれでいいか。

B0CTQDVKF3初回盤Blu-ray付  B0CTQNDFCL通常盤 

印象度★★★☆☆

2024.5.12更新

※今作はAmazon Musicのみで視聴したためCD(ブックレット)を手に取っていません。

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