PASSIONATE LOVE
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 備考 |
1 | JAMBOREE | 田川伸治 | 田川伸治 | |
2 | PASSIONATE KISS | 田川伸治 | 田川伸治 | |
3 | ペルソナ(feat. 小川真奈) | 小川真奈 | 田川伸治 | |
4 | SWEETLY LOVELY | 田川伸治 | 田川伸治 | |
5 | Romance(feat. 水野マリナ) | 水野マリナ | 田川伸治 | |
6 | 宿り木 | 田川伸治 | 田川伸治 | |
7 | BOOGIE DOWN | JARREAU AL, OMARTIAN MICHAEL |
Al Jarreauのカバー(1983年) | |
8 | 恋はアヴァンチュール-Sexy-(feat. 小川真奈, 水野マリナ) | 田川伸治 | 田川伸治 | |
9 | 灼けつく太陽のように愛して(feat. 小川真奈) | 小川真奈 | 田川伸治 | |
10 | MEXICAN STANDOFF | 田川伸治 | 田川伸治 | |
11 | カルマ | 田川伸治 | 田川伸治 | |
12 | 与作 | 七澤公典 | 七澤公典 | 北島三郎のカバー(1978年) |
13 | 二次元サバイバー | 田川伸治 | 田川伸治 | 42R(フォーツーレンジャー)(YouTuber)へ提供 セルフカバー |
リリースデータ
2022年4月6日 | 配信限定 | BAUER RECORDS |
田川伸治7thアルバム。2作同時だった前2作から1年ぶり。DEEN脱退以降5作目にして今作はCD発売が無くなり、配信限定となった。DL/ST共に各配信サイトにて配信されている。DLではハイレゾ配信が無いため圧縮配信のみ(OTOTOYでもalc,flac,wavでの配信が無くaacのみ)だが、ストリーミングではAmazon MusicではCD同等音質(HD)で配信されている(appleも同様と思われる)。恒例のセルフライナーが公開されているが、基本的に公開されている情報はこれのみで編曲やサポートメンバーの表記は無く不明。表題曲「PASSIONATE KISS」はMVが公開された。
そのうち公式通販限定販売にはなりそうだったがCD廃止で一気に配信限定になってしまうとは思わなかった。数百枚しか売れてなかったからなぁ…。今回はさらに予算縮小した感じで、全面的に打ち込みっぽい感じに聞こえるし、ライナーでも参加していれば触れると思うのでHIDEや宮野和也の参加も無く、All Instruments:田川伸治になっていそうな…。といってもギターだけでなくパーカッションやベースまでは生で自分で演奏できるはず。新たなゲストボーカルも無く、ボーカル無しの『SYNTHETIC ANALYSIS』を除くと水野マリナが4連続参加で唯一の皆勤となり、前作で参加した小川真奈が2連続参加。インストは無く全曲ボーカル曲となっているため、ゲスト参加の4曲以外は本人ボーカルとなる。
韓流スター気取りかのようにクネクネしながらギターも持たずに熱唱する姿にかつての面影皆無な「PASSIONATE KISS」のMVで盛大に吹き出してしまったんだけど(曲自体は普通にいい曲だがクネパクト(クネクネインパクト)と歌い方のクセが凄すぎて)…田川さん…あんた…一体どうしちまったんだ…?もうそれ以外の言葉が出てこない。当初のDEENとあまり変わらない作風に何故脱退したのかイマイチ見えてこなくて、アンチエイジング路線に誘導していたのは池森さんではなく田川さんだったのかとか、リアルに仲違いしたのかと色々考えていたが、ここまで来るともうギタリストやプロデューサーとして1人でやりたかったのではなく、自分が歌いたかった、シンガーソングライターとして残りの音楽人生を過ごしたかったという事なのかなと。今作まで来るとこれはもうDEENとは明確に目指すものが異なるのでようやく脱退が納得できた。自分が歌う機会が増えてきてどんどんクセが強くなってきた感はあるが今作でも終始気取りまくってカッコつけまくりの歌唱スタイルとなっているのが正直キツめ。「与作」のカバーのインパクトも凄い(ライナーによれば思い付きに近いっぽく思い入れがあって尊敬していたのは完コピしたAl Jarreauの方のようではあるけど)が、「二次元サバイバー」ではラッパーになってしまったりポエトリーディングみたいな事まで始めてしまうなど最早何でもあり。しかしいずれにしても田川さんの声というのは本職のボーカリストではないんだよな…。ヘタなわけではないんだけどなんていうか…本職ボーカルではない。もう本当に田川さんが好きだというLOVEなファンしかついていけないのではないか。ライナーの序文で示している自身の音楽スタンスや現状との兼ね合いに関する意志表明は素晴らしい向き合い方だと思うんだけど…それでこういう作風になってしまうのかという困惑が深まる1作だった。
あと今作は前述の現代の音楽に合わせてという事なのかギターがいないわけではないがギターはほとんど感じられない打ち込みポップ主体。全体にギタリストとしてではなく自身の音楽体験の原点帰り(少年時代にヒットしていた歌謡曲の影響?)をしているところもあるのかなとも思った。
印象度★★★☆☆
2022.5.7更新
※DLすると圧縮しかないのもあってAmazon Music(ストリーミング)での視聴=CD相当の音源で聞いています。