SYNTHETIC ANALYSIS

No タイトル 作曲 編曲 備考
1 HYPER-VIPER 田川伸治 田川伸治  
2 ANALYTIC-SYNTHETIC 田川伸治 田川伸治  
3 BLUE PHLOX 田川伸治 田川伸治  
4 READY TO RUMBLE! 田川伸治 田川伸治  
5 DAYBREAK 田川伸治 田川伸治  
6 LAYLA Eric Clapton&Jim Gordon 田川伸治 Derek and the Dominosのインストカバー
7 SEASRAPER 田川伸治 田川伸治  
8 ABODE OF DEMONS 田川伸治 田川伸治  
9 AMOROUS ATTENTION 田川伸治 田川伸治  
10 SHREDDING-BREACHING 田川伸治 田川伸治  

リリースデータ

2021年3月31日 初登場236位 売上0.02万枚 Produced by 田川伸治 BAUER RECORDS

田川伸治6thアルバム。前作から1年ぶり。『GET OVER IT』と同時発売。100%ヴォーカルアルバムと称された『GET OVER IT』に対して今作は"15年ぶりとなる、100%ロック・ギター・インストゥルメンタル・アルバム"とされ全曲ギターインストとなっている。Derek and the Dominos「LAYLA」のカバーもインストカバー(ストリーミングではこの曲のみカット)。15年ぶりというのはTHE SONIC TRICK名義での『SPARK』以来であることを指しているが、ソロ名義では2nd『GLOBAL GROOVE』以来となるため公式ライナーでは17年ぶりと称されている。『GET OVER IT』とわずか1枚差という史上稀に見る僅差で1つ下にランクインするという珍記録を達成した。

『GET OVER IT』同様に今作もほぼ1人オケ制作となっていて、ドラムHIDE、ベース宮野和也の参加は「ANALYTIC-SYNTHETIC」「LAYLA」の2曲のみ

DEEN脱退後、DEEN-池森&山根状態(サポートのHIDE&宮野もDEENから引き抜き)のボーカル作品が続いていただけにさすがにギターインストを望む声は多かったらしく、ライナーでも真っ先に要望が多かった事とそろそろ作らねばという思いを十数年抱いていた事を明かしている…が、本当にこの路線やりたいのなら真っ先にやっているはずだし、やはり要望に応えたという要素が強いような気はする。インストでもロックギター路線自体はDEEN在籍時からほとんどやらなくなっていたわけだし。

というわけで要望に応えただけあって久々にこれぞギタリスト田川伸治といえる今作はソロ初期2作や中期頃までのDEENライブソロコーナーで披露していたようなロックなギター全開で期待通りな1作。やはり今でもロックギターを奏でている田川さんは衰えておらずカッコいい。本人がどうしても歌いたいなら仕方ないが、ボーカルの素人感に対して圧倒的プロ級なギター中心の今作とボーカルアルバムでは雲泥の差があり、どうしてもこの方向性中心を期待してしまう。一方で今作においてもほぼ1人オケ制作なのであからさまに打ち込みの軽めのリズムになっている曲も多く、その点は物足りないところでもある。生バンドと変わらないような打ち込みの曲もあるにはあるが、大半がバンドサウンド風なのに生バンド編成が2曲というのはちょっと寂しいなぁ…。

B08WSQ8RF5 

印象度★★★★☆

2021.5.9更新

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