Bamboo Collage
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | グラデュエイション | TAKUYA | TAKUYA | TAKUYA | |
2 | キャンディ・ライン | 高橋瞳 | TAKUYA | TAKUYA | 6thシングル 最高14位 売上1.8万枚 |
3 | PRIDE | shogo.k | shogo.k | TAKUYA | 7thシングルC/W |
4 | ブレイクスルー | Kohei Japan | TAKUYA | TAKUYA | |
5 | 夜のメロディー | 山本聡 | 山本聡 | TAKUYA | |
6 | 強くなれ | TAKUYA+ 高橋瞳+mavie |
TAKUYA | TAKUYA | 8thシングル 最高68位 売上0.2万枚 |
7 | 恋愛狂の詩 | コザック前田 | コザック前田 | TAKUYA | |
8 | セレクション | 高橋瞳+田中秀典 | 平野航 | TAKUYA | |
9 | コミュニケイション | 高橋瞳+渡邊亜希子 | TAKUYA | TAKUYA | 4thシングル 最高60位 売上0.2万枚 |
10 | コ・モ・レ・ビ-Bamboo Ver.- | 高橋瞳+渡邊亜希子 | TAKUYA | TAKUYA | 5thシングル 最高50位 売上0.3万枚 別アレンジ |
11 | JET BOY JET GIRL | 高橋瞳+mavie | TAKUYA | TAKUYA | 7thシングル 最高33位 売上0.7万枚 |
12 | STAY TUNE | Kohei Japan | TAKUYA | TAKUYA | |
13 | 感じるまま | 桑原康伸 | 桑原康伸 | TAKUYA | 6thシングルC/W |
リリースデータ
2007年10月24日 | 初登場63位 | 売上0.5万枚 | Produced by TAKUYA | gr8!records(Sony Muic Records) |
高橋瞳2ndアルバム。前作から1年8ヶ月ぶり。前作以降の5シングル、C/Wから2曲を収録。「コミュニケイション」から今作までは元JUDY AND MARYのTAKUYAをプロデューサーに迎えての制作となった。TAKUYAの紹介で175Rのshogo.kが楽曲提供したり、高橋瞳本人が楽曲提供を依頼してガガガSPのコザック前田、桑原康伸、山本聡、加えて同じレーベルの平野航も曲を提供しているが編曲は全てTAKUYAで統一された。また前作までは共同作詞が続いていて「キャンディ・ライン」では初の単独作詞まで一度は行ったものの作詞作曲セットで提供される事が多くなったため結果的に本人作詞関与は減った。「コ・モ・レ・ビ」はシングルとは全く違うアレンジのロックバージョンで収録されている。初回盤はシングル5曲のMVを収録したDVD付。
TAKUYAと同じ元JUDY AND MARYのドラマー五十嵐公太はシングル曲である2,3,6,11,13に参加したがアルバムの新曲には参加していない。ガガガSPのメンバー3人は「感じるまま」のベースを提供者でもある桑原康伸が担当している以外に演奏参加はない。TAKUYAは全曲で一貫してギターを担当し、「キャンディ・ライン」ではベース&プログラミング、「PRIDE」ではキーボード&プログラミングも担当。この他、元THE YELLOW MONKEYのベース広瀬"HEESEY"洋一が1,4,5,7,8,10,12に参加、元黒夢のベース人時が9に参加している。
TAKUYAプロデュースで一貫しつつも、JUDY AND MARY時代からTAKUYAの作風自体がアバンギャルドで方向性が広かったこともあって、シングルは1作ごとに割とバラバラだった。前作までの売れ線J-POPのロック系から、振り切った個性的なロック路線に変わったので非常にロックバンド感は強くなったが同時にかなりクセも強くなった。アニメ・映画タイアップの連投でもほとんどヒットせずに外すことが増え、正直TAKUYAプロデュースは結果が伴わなかったどころかどうしようもなく低迷させてしまったのは否めないが、前作よりは個性は際立ったと思う。アルバムとしてまとめた時の聞き応えや印象は今作の方が遥かにハッキリとしたものになった。あとはTAKUYAの個性溢れる作風がハマるかハマらないかと、前作までの路線を望むか望まないかで印象が大きく変わってくるような1作。振り切るならもう少し振り切ってアバンギャルドな方向性を駆け抜けても良かったように思うけど、今作はタイアップJ-POPシンガーとしての色もまだ残そうと欲張っている部分もあって結果的に両サイド中途半端になってしまったところもあり難しいところ。
特にシングルが何度か聞いてようやく良さや世界観が見えてくるものが多く、比較的1発で残りやすい「キャンディ・ライン」が『銀魂』タイアップの強さもあって唯一2万近い売上まで伸ばしたというは割と妥当な結果だったと思う。「強くなれ」とか「コミュニケイション」辺りは曲自体はいいけどシングルで出すにはちょっとヒットする気がしないというか…。シングルでもっと「青空のナミダ」ばりに直球ストレートに駆け抜けるロックナンバーがあればもう少し違っていたかも。
「コ・モ・レ・ビ-Bamboo Ver.-」は原曲がかなり切なげな声で歌う新境地的な静かな曲だったのでそれが完成形だったと思うんだけど、アルバムの雰囲気に合わせるためにロックバージョンにして歌声もちょっと元気な感じにしたのがちょっと違和感。もっと静かな「強くなれ」もあるんだし、原曲バージョンをボーナス的にラストに配置とかで十分だったような。
印象度★★★★☆
2021.4.13修正