sympathy
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | Get the future | 蔦谷好位置 | 蔦谷好位置 | 蔦谷好位置 | |
2 | 青空のナミダ | 高橋瞳+渡辺なつみ | 田中秀典 | 安原兵衛 | 3rdシングル 最高8位 売上8.4万枚 |
3 | 孤独な群衆 | 高橋瞳+mavie | 黒須克彦 | 黒須克彦 | |
4 | コトノハ | 渡邊亜希子 | 市川淳 | 島田昌典 | |
5 | evergreen | 高橋瞳+田中秀典 | 田中秀典 | 十川知司 | 2ndシングル 最高22位 売上2.9万枚 |
6 | Beatin' | 高橋瞳+mavie | 菊谷知樹 | 菊谷知樹 | |
7 | メロディ | 高橋瞳+mavie | BOUNCEBACK | 串崎弦 | 1stシングルC/W |
8 | 約束 | 高橋瞳+葉山拓亮 | 葉山拓亮 | 葉山拓亮 | |
9 | もうひとつの夜明け | 高橋瞳+mavie | 斎藤真也 | 斎藤真也 | 3rdシングルC/W |
10 | SKULL | 高橋瞳+渡邊亜希子 | 安原兵衛 | 安原兵衛 | |
11 | 僕たちの行方 | 中野雄太+shungo. | 中野雄太 | 中野雄太 | 1stシングル 最高1位 売上13.6万枚 |
12 | 16 | 高橋瞳+mavie | 中野雄太 | 島田昌典 |
No | タイトル | 備考 |
1 | 僕たちの行方 | 1stシングル Music Video |
2 | evergreen | 2ndシングル Music Video |
3 | 青空のナミダ | 3rdシングル Music Video |
リリースデータ
2006年3月1日 | 初登場10位 | 売上3.9万枚 | gr8!records(Sony Muic Records) |
高橋瞳1stアルバム。04年に中学3年生の時にソニーのオーディションに合格、高校1年に進学した05年4月に「僕たちの行方」でデビュー。アニメ『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』主題歌というタイアップでデビュー作からいきなり1位となり、初の平成生まれ1位(89年4月生まれ)として話題になった。続くTBS昼ドラ『新・キッズウォー』主題歌「evergreen」は大きなヒットにはならなかったものの若干粘りは見せ、「青空のナミダ」は再び同じ枠のアニメ『BLOOD+』主題歌でトップ10ヒットを記録。同年に2度同じ枠のアニメタイアップでヒットしたため一時"土6の女王"と称された事もあったが、結果的にシングルでのトップ10ヒットはこの2作のみ。今作もギリギリでトップ10入りとなったがこれが最後のトップ10ヒットとなった。初回盤はシングル3作のMusic Videoを収録したDVD付。「evergreen」はフルで制作されておらずショートサイズになっている。
少年のような風貌で少年のような歌声が印象的だが、実際に背が低くFC名となった「H147」は身長が当時147cmだった事に由来する(以後もあまり伸びなかったようだ)。鮮烈なデビュー作となった「僕たちの行方」はアニソン系のやや攻撃的な打ち込みロックだったが、それ以外の楽曲はギターベースドラムキーボードの基本バンド編成による生バンド編成。この年齢には珍しく、アイドル的にはあまり売り出されずに硬派なロック路線のシンガーとして売り出されていたのでエレキギターの効いたロック調の楽曲が中心ではあるものの、ロックリスナーに向けたものではなく、あくまで同世代の一般リスナーに向けたロック調のJ-POPとしてまとめ上げている。売れ線とか商業ロックとかプロリスナーに言われがちな作風ではあるが、作家陣も多彩、打ち込みで処理せずにきちんと演奏メンバーを入れてバンドサウンドを構築するなど制作にはかなり気合が入っている。タイアップ先やヒットチャートでシングルを聞いていいなと思ったリスナーであれば十分に良さを感じられるJ-POPのロックシンガー少女の1stアルバムとしてそつなくまとまった良作。2nd、3rdはそれぞれに異なる方向で提供者の色が強く出た個性的な作風となるので、いい意味で色が無いのが唯一今作でもある。
印象度★★★★☆
2021.4.6修正