高橋優 BEST 2009-2015 笑う約束(初回盤)
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | 福笑い | 高橋優 | 高橋優 | 浅田信一 | 3rdシングル 最高15位 売上1.4万枚 |
2 | 明日はきっといい日になる | 高橋優 | 高橋優 | 池窪浩一、高橋優 | 12thシングル 最高12位 売上1.1万枚 |
3 | BE RIGHT | 高橋優 | 高橋優 | 池窪浩一、高橋優 | 4thアルバム『今、そこにある明滅と群生』収録曲 |
4 | 8月6日 | 高橋優 | 高橋優 | 浅田信一 | 1stシングルC/W |
5 | ボーリング | 高橋優 | 高橋優 | 浅田信一 | ミニアルバム『僕らの平成ロックンロールA』収録曲 |
6 | 頭ん中そればっかり | 高橋優 | 高橋優 | 浅田信一 | インディーズ4thアルバム『僕らの平成ロックンロール』収録曲 |
7 | 今を駆け抜けて | 高橋優 | 高橋優 | 池窪浩一、高橋優 | 新曲 |
8 | 素晴らしき日常 | 高橋優 | 高橋優 | 浅田信一 | 1stシングル 最高57位 売上0.5万枚 |
9 | 旅人 | 高橋優 | 高橋優 | 會田茂一 | 10thシングル両A面曲 |
10 | サンドイッチ | 高橋優 | 高橋優 | 浅田信一 | 1stアルバム『リアルタイム・シンガーソングライター』収録曲 |
11 | 同じ空の下 | 高橋優 | 高橋優 | 浅田信一、高橋優 | 9thシングル 最高15位 売上0.9万枚 |
12 | パイオニア | 高橋優 | 高橋優 | 池窪浩一、高橋優 | 10thシングル 最高12位 売上0.8万枚 |
13 | (Where's)THE SILENT MAJORITY? | 高橋優 | 高橋優 | BRAHMAN、高橋優 | 8thシングル 最高12位 売上0.8万枚 |
14 | ほんとのきもち | 高橋優 | 高橋優 | 浅田信一 | 2ndシングル 最高29位 売上0.9万枚 |
15 | 友へ | 高橋優 | 高橋優 | 浅田信一 | インディーズ2ndアルバム『無言の暴力』収録曲 インディーズ3rdアルバム『胡坐〜agula〜』収録曲 インディーズ4thアルバム『僕らの平成ロックンロール』収録曲 |
Strings Arrangement:岡村美央(14)
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | まだ見ぬ星座 | 高橋優 | 高橋優 | 池窪浩一、高橋優 | 新曲 |
2 | こどものうた | 高橋優 | 高橋優 | 浅田信一 | インディーズ3rdアルバム『胡坐〜agula〜』収録曲 インディーズシングル(カット) 200位圏外 |
3 | 駱駝 | 高橋優 | 高橋優 | 浅田信一 | インディーズ3rdアルバム『胡坐〜agula〜』収録曲 インディーズ4thアルバム『僕らの平成ロックンロール』収録曲 |
4 | リーマンズロック | 高橋優 | 高橋優 | 池窪浩一、高橋優 | 9thシングル初回盤DVD収録曲(弾き語りライブ映像) 新録音 初CD化 |
5 | 陽はまた昇る | 高橋優 | 高橋優 | 浅田信一 | 7thシングル 最高18位 売上1.2万枚 ミックス変更? |
6 | 泣く子はいねが? | 高橋優 | 高橋優 | 浅田信一 | 3rdアルバム『BREAK MY SILENCE』収録曲 |
7 | 誰もいない台所 | 高橋優 | 高橋優 | 浅田信一 | 5thシングル 最高14位 売上0.8万枚 |
8 | 少年であれ | 高橋優 | 高橋優 | 浅田信一 | 1stアルバム『リアルタイム・シンガーソングライター』収録曲 |
9 | 靴紐 | 高橋優 | 高橋優 | 浅田信一 | 1stアルバム『リアルタイム・シンガーソングライター』収録曲 |
10 | 太陽と花 | 高橋優 | 高橋優 | 池窪浩一、高橋優 | 11thシングル 最高12位 売上1.6万枚 |
11 | 現実という名の怪物と戦う者たち | 高橋優 | 高橋優 | 浅田信一 | 3rdシングル両A面曲 |
12 | 花のように | 高橋優 | 高橋優 | 浅田信一 | 4thシングルC/W |
13 | 誰がために鐘は鳴る | 高橋優 | 高橋優 | 浅田信一 | 4thシングル 最高20位 売上0.8万枚 |
14 | 卒業 | 高橋優 | 高橋優 | 浅田信一 | 6thシングル 最高9位 売上1.2万枚 |
15 | おかえり | 高橋優 | 高橋優 | 池窪浩一、高橋優 | 新曲 |
Strings Arrangement:岡村美央(8)、後藤勇一郎(7)、十川ともじ(13,14)、今野均(15)
No | タイトル | 備考 |
高橋優LIVE TOUR
2014-2015『今、そこにある明滅と群生』 ファンクラブ限定LIVE at Zepp Tokyo 2015.3.13 |
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1 | OP | |
2 | 裸の王国 | 4thアルバム『今、そこにある明滅と群生』収録曲 |
3 | 蝉 | 3rdアルバム『BREAK MY SILENCE』収録曲 |
4 | サンドイッチ | 1stアルバム『リアルタイム・シンガーソングライター』収録曲 |
5 | 誰もいない台所 | 5thシングル |
6 | 太陽と花 | 11thシングル |
7 | こどものうた | インディーズシングル |
8 | 現実という名の怪物と戦う者たち | 3rdシングル両A面曲 |
9 | オモクリ監督〜9時過ぎの憂鬱を蹴飛ばして〜 | 12thシングルC/W ライブ当時発売前 |
10 | 福笑い | 2ndシングル |
11 | ドキュメンタリー2010-2015『高橋優の笑う約束』 | デビューからこれまでのドキュメンタリー映像 |
リリースデータ
2015年7月22日 | 初登場3位 | 売上5.4万枚 | Produced by 箭内道彦 | ワーナー |
高橋優、初のベストアルバム。デビュー5周年記念とされているが、これは2010年のメジャーデビューを起点としたもので、実際にはインディーズでの初の全国流通盤となる『僕らの平成ロックンロール』(2009年)から最新作までの6年が収録対象になっておりタイトルも2009-2015となっている。全シングルA面曲+C/Wやアルバムからの選曲+新曲3曲の合計29曲は本人選曲で決定。最後の1曲はリストの中から指定するネット投票で決定されたが唯一CD音源化されていなかった「リーマンズロック」がダントツ1位で選ばれ、今作のためにレコーディングされた。新曲3曲と「リーマンズロック」以外には先行シングル「明日はきっといい日になる」、C/W曲の「8月6日」「花のように」の3曲がアルバム初収録。初回盤はスペシャルパッケージ仕様(スリーブケース入りのデジパック仕様)、高橋年表付(デジパックに記載)、3月13日に行われたFC限定ライブから10曲のライブ映像+5年間のドキュメンタリー映像を収録したDVD付。またワーナーミュージックダイレクト限定で初回盤の内容にさらに「おはよう高橋くん」(高橋が唄うフィギュア付目ざまし時計)が付属する豪華限定盤も販売された。高橋年表は1983年 0歳から記載されているが、誕生日が12月26日のため、実際にその年にその年齢である期間が5日間しかない。また生まれた時の体重が「4000kg超え」と「k」が誤植されているため恐ろしい事になっている。
6年間で30曲の重量級ベストアルバムは正直選びすぎ。高橋優の場合は特に1曲ごとの熱量がかなり高くて言葉も詰め込まれているため実際の曲数以上にずっしりと重たい。やたらプッシュされている「福笑い」がいいのでちょっと聞いてみようか程度で聞くにはお手軽ではないし、本来印象に残っていたはずの曲も埋もれて聞き逃す可能性が出てくる。もう少し絞り込んでしまっても良かったんじゃないかと思うけど、選曲自体はかなり良い選曲で、代表的な曲や、単純にファン人気も高そうな曲が並んでいる。多数選ばれたアルバム曲もシングルに負けていないというか、たぶん知らずに聞けばどれがシングルか分からないくらいシングルとアルバム曲に差が無い事は改めて感じられる。入り込んでくれば30曲でも割と妥当にも思えてくる。地味に大事なところとして1曲ごとに本人解説も記載されていたり、初回盤にはバイオグラフィーやヒストリー映像を収録したりとベスト盤としての丁寧な作りにも好感が持てる。重量級すぎてDISC-2後半になってくるとどうにも集中力が持たなかったが(ストバラ飽和時代のシングル「誰がために鐘は鳴る」「卒業」がよりによってこの最終盤に2曲も並んでるし…)、とりあえず高橋優がどんなミュージシャンかは十分すぎるほど分かるし、昨今の重量級ベスト盤の中ではいいベスト盤だと思う。
初回盤DVDにはまずライブ映像が10曲収録されている。FC限定とはいえ7曲がベスト盤に選曲された曲になっているので、ベスト盤を聞いた後に見ればファンじゃなくても楽しめるはず。ただどうも武道館ライブのBlu-rayもそうだったけどやけに低音に重心が行っててアコギが異様にシャカシャカ鳴っててエレキギターやピアノがちょっと遠め…という変なバランスが今回も気になってしまう。このライブではさらにバイオリンのサポートメンバーを追加しているんだけど、出番がある曲だけ弾いているのかと思ったら、元々バイオリンの入ってない曲でもガンガン弾きまくりで、前述の変な音のバランスによりバイオリン1本だけなのにその音が際立って聞こえてしまい、邪魔に感じてしまうことがしばしば…。そりゃ「誰もいない台所」みたいな元々ストリングスが飽和するほど入っていた楽曲はならサポートで必要だと思うけど、高橋優の楽曲は弦が入っていない曲の方が多いのに、入ってない曲まで無理やりバイオリンを弾き倒す必要があるのかはかなり疑問だ。
ドキュメンタリーの方もかなり充実。シングルやアルバムの初回盤DVDなどで発表済みの映像を再編集している部分もあるみたいだけど、その時その時でのインタビューが聞けたり、「福笑い」や「オナニー」(13thシングルC/W)が生まれた瞬間がそのまま記録されていたりと興味深いシーンも多く収録されていて、高橋優というシンガーソングライターの本質により迫れる内容になっていると思う。"世界の共通言語は英語じゃなくて笑顔だと思う"のフレーズを掲げてアメリカで路上ライブをしてきたシーンに関しては、歌う前のMCではその部分を英訳して堂々とメッセージを掲げているのにいざ歌いだしたら日本語のまま。なので現地の人たちは、正直何を歌っているのか歌詞が全く分かってないと思うんだけどそれでも自分たちの母国語に拙い英語で物申しておいて日本語で歌い始めるという謎の日本人に対してとりあえずメロディーだけでも乗ってくれたり拍手してくれるのは優しいなと思った。
あと特に表記は無いが「陽はまた昇る」はシングルとはだいぶ音像が異なっているので再録音かミックス変更が行われていると思われる。どちらかというとシングルの方が音が汚いというかごっちゃごちゃで今作では音をクリアにしたような感じ(かき鳴らされるアコースティックギターのストローク音が今作の方が綺麗に聞こえる)。
印象度★★★★☆