来し方行く末(初回盤)
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | Mr.Complex Man | 高橋優 | 高橋優 | 池窪浩一、高橋優 | |
2 | 君の背景 | 高橋優 | 高橋優 | 池窪浩一、高橋優 | |
3 | さくらのうた | 高橋優 | 高橋優 | 池窪浩一、高橋優 | 13thシングル 最高6位 売上2.1万枚 |
4 | 明日はきっといい日になる | 高橋優 | 高橋優 | 池窪浩一、高橋優 | 12thシングル 最高12位 売上1.1万枚 |
5 | 拒む君の手を握る | 高橋優 | 高橋優 | 池窪浩一、高橋優 | |
6 | 象 | 高橋優 | 高橋優 | 池窪浩一、高橋優 | 関ジャニ∞へ提供(2014年) セルフカバー |
7 | 悲しみのない場所 | 高橋優 | 高橋優 | 池窪浩一、高橋優 | |
8 | 産まれた理由 | 高橋優 | 高橋優 | 島田昌典 | 14thシングル 最高9位 売上1.4万枚 |
9 | アイアンハート | 高橋優 | 高橋優 | 池窪浩一、高橋優 | |
10 | Cockroach | 高橋優 | 高橋優 | 池窪浩一、高橋優 | |
11 | 光の破片 | 高橋優 | 高橋優 | 池窪浩一、高橋優 | 15thシングル 最高13位 売上1.6万枚 |
12 | BEAUTIFUL | 高橋優 | 高橋優 | 服部隆之 |
No | タイトル | 備考 |
秋田CARAVAN MUSIC FES 2016 at グリーンスタジアムよこて 2016.9.3-4 | ||
1 | OP | |
2 | パイオニア | 10thシングル |
3 | WEEKEND JOURNEY | 14thシングルC/W |
4 | 太陽と花 | 11thシングル |
5 | 産まれた理由 | 14thシングル |
6 | 光の破片 | 15thシングル |
7 | BE RIGHT | 4thアルバム『今、そこにある明滅と群生』収録曲 |
8 | 現実という名の怪物と戦う者たち | 2ndシングル両A面曲 |
9 | 泣ぐ子はいねが | 3rdアルバム『BREAK MY SILENCE』収録曲 |
10 | 明日はきっといい日になる | 12thシングル |
11 | 福笑い | 2ndシングル |
秋田フェスお蔵入り映像「ユウタイム〜あきたの時間」+林卓の活躍 in 秋田フェス | ||
12〜14 | フェスのダイジェスト、フェス用に撮影したお遊び映像やメイキング |
リリースデータ
2016年11月16日 | 初登場4位 | 売上3.7万枚 | Produced by 箭内道彦 Co-Produced by 高橋優 |
ワーナー |
高橋優5thアルバム。ベスト盤を挟んで2年4ヵ月ぶりのオリジナルアルバム。前作以降の4シングルを収録。「明日はきっといい日になる」は先にベスト盤に収録されていたがそのままもう1度収録された。これによりオリジナルアルバム未収録のシングルA面曲が発生しないようになった。「象」は2014年に関ジャニ∞に提供した曲のセルフカバー。シングル『さくらのうた』以降、DVD付属形態を初回盤ではなく期間生産限定盤と称するようになった。期間生産限定盤は9月3,4日に地元秋田で開催した自身主催のフェス「秋田CARAVAN MUSIC FES」での自身のライブステージの模様と、会場で流したVTRやお蔵入りした映像、メイキングなどを収録したDVD付。ファンクラブ限定盤は「弾き語りLIVE TOUR「胡坐」2016 at キネマ倶楽部 2016.5.26」の模様を収録したDVD付。
重量級のベストアルバムでこれまでが完全総括され区切りになってしまったのと、ライブでのバイオリンなど一切入ってない曲にまで終始入り込んでくる弾き倒しバイオリンの件、先行シングルがどうにもとっちらかっていた上に、露骨に外向けにやりすぎだったのですっかり熱が冷めてしまい、かなりテンションの低い状態で聞いた今作。しかし1曲目からコンプレックスをまくしたてる姿はそれ以前に熱狂していた高橋優そのものであり、高橋優はいい意味で高橋優のままで何も変わっていなかった。
感触としてはシングルだけストバラでシングルとアルバムのバランスが完全に剥離していた2ndアルバムに近い。今作も先行4シングルがアルバムをリードするというより、随所に配置されてアルバムの彩りに過ぎない印象。アルバム曲ではロックな曲やまくしたてる曲の方が多く、シングルで見せていた側面とは異なる楽曲が並ぶ。ストリングスもアルバム曲で使用されたのは最後の「BEAUTIFUL」だけだ。今作引っ提げてのツアーには相変わらずバイオリンのサポートが参加しているようなので、バイオリンが一切入っていない今作収録の楽曲も旧曲でもバイオリン弾き倒しているものと思われるが…。
先行シングルがアルバム全体の雰囲気をリードしていた3rdや4thの方がバランスとしては理想だけど、近年の高橋優は積極的に外へ開いていこうとしていたし、売れ船を狙っていくとタイアップとかの関係もあってシングルはどうしてもあんな感じの優しいのや一直線ポジティブなのが並ぶことになるのは仕方なかったか…。とはいえある程度満たされてくるとやはり負の感情をまくしたてるのも逆に疲れてくるというかもうそういう心境じゃないという感じになるだろうし、アルバムでもそろそろ丸くなってしまってももうしょうがないかなとも思っていたんだけど、アルバムで今の自分自身をプラスもマイナスも全力で出し切っている(ように聞こえる)のは意外だったと同時に個人的には近年の何か違う感がほぼ全部吹き飛んだ。高橋優の今とこれからが恐らく反映されているまだ先に期待が持てる傑作。
DVDに収録されているライブは通常のツアーには今も参加しているバイオリンを除いたいつものライブバンドメンバーで演奏しているので、余計な弾き倒しバイオリンが入っていない熱いライブを堪能することができる。いつも感じる高橋優のライブだけ現場もDVDもギター小さい割にドラムとかアコギのジャカジャカとか妙にデカいという感じの変な音のバランスもだいぶ普通になってきた。「泣ぐ子はいねが」はシングル特典のライブDVDも含めると毎回収録されている勢いでさすがにちょっと飽きてきたところもあるけど…。ライブの後に収録されているフェス用の映像は高橋優が仮装してのおふざけ注意事項映像などかなりファン向け要素が強い。これも面白かったけどまあ1回見れば十分か。
印象度★★★★☆
2016.12.24更新