Takayo
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 |
1 | Butterfly | Takayo,MICA | MICA | MICA |
2 | Thank You | MICA | MICA | MICA |
3 | SOS | Takayo,MICA | MICA | MICA |
4 | Hi-song | Takayo,MICA | MICA | MICA |
5 | Crazy Love | Takayo,MICA | MICA | MICA |
6 | Rain | Takayo | Takayo,MICA | MICA |
7 | Rebirth | MICA | MICA | MICA |
8 | Sandy Beach | Takayo,MICA | MICA | MICA |
リリースデータ
2006年11月19日 | 300位圏外 | Produced by MICA | Pauole Hauoli Music |
Takayo1stミニアルバム。03年12月31日をもってZONEを脱退したTAKAYOのソロデビュー作。脱退後は短大に進学していたが、卒業後に音楽活動を再開したとされている。今作が発売された頃はZONE脱退から3年近くが経過、ZONE自体も解散から1年以上が経過しており、MAIKOがMARIAとしてデビュー、MIYUは渚のオールスターズに参加して一時活動していた年である。発売元はTakayoの地元である札幌のインディーズレーベルで、今作がレーベル第1弾作品だった。結果的に残した作品は2作のみで、07年末にはブログを閉鎖し一時姿を消す。08年に復帰し、ライブを中心に活動し、元ZONEのMIZUHOと共にライブを行ったりもしたが08年末には再びブログを閉鎖。ZONE再結成時にMIZUHOは参加を断った旨が語られたが、TAKAYOの名前は一切出されず、以降の消息は不明である。
奇数曲はドラムまで生のバンド路線、偶数曲はドラムが打ち込みとなっているがギターベースピアノに関してはほぼ全曲にクレジットされており、打ち込み主流にはなっていない。アコースティック中心の落ち着いたポップスが主流。ZONE時代は最もアーティスト志向が強く、演奏面でも頼りにされるリーダーとされていたTAKAYOだがここでは演奏は一切参加せず(写真ではアコギ抱えてるけど)、作曲に共同で1曲だけ参加するも基本はMICA主導。作詞も単独のものはなく、まだまだ自作できるような実力が伴っていなかったことが伺える。同じ人物が全面プロデュースしている割には楽曲が多彩で、ロック、バラードからR&Bやボサノヴァ、ハワイアンっぽい雰囲気まで融合されている。ボーカルはZONE時代よりもかなり成長しており、恐らくボイトレを受けて発声方法などを変えたと思われる。そこまで個性的なわけではないが、スーッと入ってきてなかなか魅力的だ。当時の年齢を考えると10年後くらいでも良かったような大人っぽい作風だし、ヒット性はあまり無いので地味ではあるが、歌い続けることでさらに進化していくような曲が並んでいると思う。それだけにあまり軌道に乗らないままにフェードアウトしてしまったのは残念だ。
印象度★★★☆☆