Diary
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | 桜色 | AZUKI 七 | 桂花 | 小林哲 | 6thシングル 最高56位 売上0.3万枚 |
2 | いびつな果実 | 竹井詩織里 | Hiya&Katsuma | 小林哲 | |
3 | 迷子の街 | 竹井詩織里 | 竹井詩織里 | 小林哲 | |
4 | 最後のカーブ | 竹井詩織里 | 宝仙明伽音 | NAKEDGRUN | |
5 | milky way | 竹井詩織里 | 大野愛果 | 小林哲 | |
6 | きっともう恋にはならない | AZUKI 七 | 大野愛果 | 小林哲 | 7thシングル 最高88位 売上0.2万枚 |
7 | サイクル | 竹井詩織里 | 桂花 | 大賀好修 | |
8 | Like a little Love | AZUKI 七 | 徳永暁人 | 小林哲 | 8thシングル 最高59位 売上0.2万枚 |
9 | 並木道 | 竹井詩織里 | 後藤康二 | 藤原知之 | |
10 | sweet home | 竹井詩織里 | 小澤正澄 | NAKEDGRUN | |
11 | 同じ夜 違う朝 | 竹井詩織里 | 桂花 | NAKEDGRUN | |
12 | 夢のつづき | 竹井詩織里 | 後藤康二 | 小林哲 | 9thシングル 最高94位 売上0.1万枚 |
13 | Sleep | 竹井詩織里 | 竹井詩織里 | 岡本仁志 | 13トラック目であるが表記は「outro.」となっている |
リリースデータ
2007年4月18日 | 初登場48位 | 売上0.3万枚 | excutive produced by KANONJI | GIZA studio |
竹井詩織里3rdアルバム。移り変わる季節を表現しており、1曲目の「桜色」が3月にあたり、12曲目の「夢のつづき」の2月まで1曲ごとに12ヶ月を表現している。13曲目はoutro.という表記で、2月と3月をつなぐ「冬眠」の意味があるという。2ndの時点で全作詞は竹井本人になっていたが、今作で再びAZUKI 七の作詞が3曲ある。これはこの3曲はどれも「ライブで暖めてきた」とか、前からあった曲であるようなコメントを残している事からAZUKI 七による提供を受けていた1stアルバム頃からあった曲だからだと思われる。前作以降、C/Wなどで登場していた本人作曲だが今作でも2曲を自作、特に『Sleep』ではピアノも竹井本人が弾いている。
声が気に入って前作の頃にははまって購入していたのだが、いかんせん地味な作風に飽きてきてしまい「夢のつづき」からはレンタルに格下げしてしまった。今回はすっかり熱も冷めて、大して期待せずに聞いたのだが思っていたよりも良かった。地味でパッとしないところは変わらないのだが、予想以上に、どバラードがなかった。「桜色」「Like a little Love」くらいがスローバラードで後はわりかしテンポのある曲が並んでいたので間延びしない。個人的には1番退屈だったのだが冒頭の「桜色」で、いきなり期待が大幅に下がったもののそれ以降はすんなりと聞けた。作風にしても下手にポップすぎる方向にも走らず、BGM的にもなりすぎずちょうどよくて心地いい。何より今作がいいのがようやく生音にこだわり始めたところ。これまではC/Wで数曲ドラムを使った曲があるくらいでほぼ全ての曲のリズムは打ち込みで他の楽器さえ打ち込みで済ます曲が少なくなかった。だが今作はパーカッション、ドラムを使った曲が7曲にも及んでいる(ドラムは3曲)。この手のアコースティック調な作風で行くならやはり打ち込みではあまりに軽くなりすぎてしまうので生音にこだわり始めたのは個人的には非常にいいことだと思う。自身作曲も始めたし、今後の展開もけっこう楽しみである。ただ地味は地味なので、聞く人は選ぶ。落ち着いたポップスを聞きたい気分の人にはおススメ。
印象度★★★★☆