apple feuille
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | ♪の国のアリス | 末光篤 | 末光篤 | 末光篤 | 2ndシングル 最高10位 売上1.2万枚 |
2 | Miss.Revolutionist | 藤林聖子 | 神前暁(MONACA) | 神前暁(MONACA) | 9thシングル 最高25位 売上0.5万枚 |
3 | わんだふるワールド | 加藤哉子 | 小林俊太郎 | 小林俊太郎 | 5thシングル 最高11位 売上0.9万枚 |
4 | 時空ツアーズ | いしわたり淳治 | 筒見京平 | 小林俊太郎 | 3rdシングル 最高10位 売上1.1万枚 |
5 | ユメイロソレイユ | 竹達彩奈 | シミズコウヘイ | シミズコウヘイ | 3rdアルバム『Lyrical Concerto』収録曲 |
6 | らっきーちゅーん♪ | 加藤哉子 | 小林俊太郎 | 小林俊太郎 | 9thシングルC/W |
7 | 齧りかけの林檎 | 藤林聖子 | 筒見京平 | 小林俊太郎 | 6thシングル 最高15位 売上0.9万枚 |
8 | Little*Lion*Heart | hotaru | eba | eba | 7thシングル 最高17位 売上0.5万枚 |
9 | CANDY LOVE | 加藤哉子 | 小林俊太郎 | 小林俊太郎 | 2ndシングルC/W |
10 | 週末シンデレラ | エマキガミタ | 田上修太郎 | 田上修太郎 | 4thシングル 最高16位 売上0.9万枚 |
11 | Sinfonia! Sinfonia!!! | 沖井礼二 | 沖井礼二 | New Old Stock | 1stシングル 最高7位 売上1.8万枚 |
12 | HIKARI | 奥華子 | 奥華子 | 小林俊太郎 | 1stアルバム『apple symphony』収録曲 |
13 | Hey! カロリーQueen | やしきん | やしきん | やしきん | 8thシングル 最高19位 売上0.8万枚 |
14 | ライスとぅミートゆー | 竹達彩奈・加藤哉子 | 小林俊太郎 | 小林俊太郎 | 1stアルバム『apple symphony』収録曲 |
15 | apple*colorful*princess | 竹達彩奈 | サトウ ユウスケ | サトウ ユウスケ | 新曲 |
16 | シークレットトラック 開始1分無音、1:00から開始 |
リリースデータ
2017年11月29日 | 初登場14位 | 売上0.6万枚 | ポニーキャニオン |
竹達彩奈1stベストアルバム。3rdアルバムから1年ぶりのリリース。この間シングルリリースもなかったので2017年唯一のCDリリースとなった。ここまでの全楽曲を対象にファン投票を実施し、14〜1位までを順番に収録。結果的に9作のシングルA面は全て収録された。加えて2017年4月に立ち上げたFC「あやな公国」の国家として制作した新曲「apple*colorful*princess」を収録。シークレットトラックとして16曲目に1分間の無音の後にピアノのボーカルのみの新曲が収録されている。
初回盤は「apple*colorful*princess」MVとメイキング、ここまでの全MV(シングル9曲+アルバム4曲)のMVを収録した「MUSIC VIDEO COMPLETE COLLECTION」、竹達彩奈が小林俊太郎、沖井礼二と収録楽曲を振り返りながら焼き肉を食べる特典映像「5周年振り返り焼肉」を収録したBlu-ray、もしくはDVD付。新曲以外のMVはシングル初回盤DVD、アルバム初回盤DVDに収録されてきたため初収録映像は無いがBlu-rayの場合は全曲が初Blu-ray化となる。また別冊のミニ写真集、スリーブケース仕様。順位は前作より1つ上がったが、売上は前作をわずかに下回り、3連続ダウンとなった。
シングルとそれに準ずるような曲が集結したことでこれまでの3作のアルバムからラブリーな楽曲を集めた"強め"のラインナップ。バラードは「HIKARI」のみで、これ以外は明るくラブリーなポップナンバーがひたすら連発され、とにかくラブリーとしか言いようがないくらいにラブリー全開なラブリーオブラブリー(なんだそれ)な1枚。川本真琴提供「春がキミを綺麗にした」や赤い公園津野米咲提供「クレンジングラブ」といった著名な提供陣を起用した1st、2ndアルバム収録曲で当時リード曲としてMVまで作った曲(初回盤のMV集には収録)が圏外になってしまったのは残念だがまあやっぱそうなるわな。「HIKARI」は奥華子だからというよりも珍しいバラードという立ち位置で大切な1曲として扱われたためと思われ、SMAPでもそうだったように結局○○提供!の話題性ってあくまで外向けの話題性狙いにしかならず、ファン人気に繋がるわけじゃないんだなと思う。ただ本人がインタビューで「春がキミを綺麗にした」が外れたのは予想外だったというような事を言っていたので本人としては代表曲のつもりだったのかもしれない。
A面以外で収録されたC/Wの「らっきーちゅーん♪」「CANDY LOVE」は何も考えずにライブで盛り上がりそうな曲ではあるので人気なのも分かるけど、ベストアルバムになったらオリジナルアルバムより幅が極度に狭くなりすぎた感じはある。終始全力疾走で勢いは確かにすさまじいが、その分過去3作のオリジナルアルバムよりかなり強烈なので少しでもこのノリ苦手と思ってしまうと逃げ場がないという諸刃の剣みたいなベストアルバムだと思う。
何はともかくとして特徴的なラブリーな歌声とそのラブリーさをさらに増幅させる楽曲群は好みが激しく分かれそうなところではあり、聞く人を選ぶ存在ではあると思う。究極的にはカワイイと思うか甘すぎて苦手だと思うかの二択だ。
一方で制作陣が意外と凝っていて(あまり凝ってないラブリー重視な曲もあるが)、割と生音を重視していたり、本人もライブでの生バンド編成にこだわりを見せていたりもするので、ラブリーなところ以外でも聞きごたえがある。初回盤のBD/DVDでの焼肉を食べている特典映像でも沖井礼二と小林俊太郎を招いて音楽的な解説トークも繰り広げるという単なる肉好きキャラネタで終わらないこだわりも見せてはいるようだ。個人的にも沖井礼二から沖井礼二がかつて所属したCymbals、新たに立ち上げたTWEEDEESを聞くようになったのは元々は竹達彩奈きっかけだったし、元々あまりにラブリーすぎるのは苦手だったが、竹達彩奈を通してだいぶ聞く幅が広がったと思う。後年になるほどこだわりの制作陣っぷりが薄れてきているところはあるし、20代終盤になってFCの「公国」設定で「お姫様」路線を始めたりと、いったい30代へどう進んでいくつもりなのか不安を感じつつも期待したい。
シークレットトラックに関しては「おばあちゃんへのうた」と言った後にピアノと歌のみでしっとり歌われる亡くなった祖母へ向けての楽曲となっている。最近祖母が亡くなったのかなと思ったが、どうやら2014年の2ndアルバムリリース後のライブのレポ記事にある"「Colore Serenata」リリース日の前日に自身の祖母が逝去したことに触れ「そんなおばあちゃんのために作ってもらった曲を」と、小林作曲、竹達作詞の新曲をピアノをバックにセンチメンタルながらも優しげに歌い上げた。"という曲をここで初CD化したものと思われる。3年前の曲だったのか…。
印象度★★★★☆
2018.1.22更新