Chocolate cosmos

No タイトル 作詞 作曲 編曲 提供相手(発売年)
1 Winter Leaf〜君はもういない 玉置浩二/須藤晃 玉置浩二 トオミヨウ Ryu(2014)
2 むくのはね 玉置浩二 玉置浩二 トオミヨウ KinKi Kids(2013)
3 泣きたいよ 玉置浩二 玉置浩二 矢萩渉/玉置浩二 鈴木雅之(2016)
4 ホームレス 玉置浩二 玉置浩二 トオミヨウ 研ナオコ(2015)
5 ママとカントリービール 竹中直人 玉置浩二 矢萩渉 竹中直人(2017)
6 マスカット 玉置浩二 玉置浩二 トオミヨウ 平原綾香(2016)
7 花束 玉置浩二 玉置浩二 トオミヨウ 中島美嘉(2015)
8 ティンクル 玉置浩二 玉置浩二 トオミヨウ 高橋みなみ(2016)
9 スコール 玉置浩二 玉置浩二 トオミヨウ TUBE(2015)
10 忘れない 松井五郎 玉置浩二 玉置浩二 橋真梨子(1984)

リリースデータ

2020年12月23日 初登場21位 売上1.3万枚 Producer:玉置浩二
Sound Producer:トオミヨウ
日本コロムビア

玉置浩二3rdセルフカバーアルバム。提供曲のセルフカバーアルバムとしては2014年の『群像の星』に続く2作目。ライブ盤『玉置浩二LIVE旭川市公会堂』以来6年ぶりのソロアルバムとなった。ライブ活動は継続していたが新作リリースは安全地帯は2013年、ソロは2014年『群像の星』を最後に停止していた。2019年に安全地帯としてライブDVDを出した際に日本コロムビアへ移籍しており、ソロでの日本コロムビア移籍1作目となった。

「忘れない」のみ1984年の曲と極端に古いが、それ以外は直近10年の曲が並ぶ。特に2015年前後に集中しており、安全地帯含めて新曲発表が途絶えてからも他者への新曲提供はずっと行っていたことが分かる。一方で並んでいる提供相手は有名だがアルバム曲としての提供が多く、シングルとして世に出たのは「泣きたいよ」、「花束」の2曲のみ。竹中直人は全曲玉置浩二提供という8曲入りアルバムからの1曲だが、多くの提供者が並んだという触れ込みのアルバムでその1曲として提供された曲も多く、率直に提供当時もたくさん名前が並ぶ中の1人だったのでさほど話題にならず、提供されたアーティストのファンの間でも話題が分散していて強いインパクトを残したわけでもない曲が並ぶ。個人的にKinKi Kids、高橋みなみ、TUBEの3曲は聞いていたはずだが既に覚えていなかった…。TUBEの時は提供者が全員TUBE30周年へのお祝いコメントを送っていたのに玉置浩二だけ一切コメントを出さなかったので最初から埋もれていた…。

起伏のない薄味アレンジに定評があるトオミヨウが引き続き起用されているが、今作では音数を極限まで絞っていてほぼピアノ1本だけとかコーラスのみとか簡易なシーケンスのみとか薄味を超越したようなちょっとした飾り程度のアレンジが施されていて基本的に「ホームレス」「花束」に4人のストリングスが追加で入っている以外は演奏者のクレジットは常に1人。しかもピアノ、プログラミング系のクレジットしかない。ベースドラムは一切無いし、ギターさえも「忘れない」の本人弾き語りのみ。実際には他にも数曲アコースティックギターっぽい音が聞こえる曲もあるが表記漏れなのか、それっぽい音をプログラミングで出しているのかは良く分からない。安全地帯ギターの矢作渉のアレンジ曲でもクレジットはプログラミングのみだし…。

そんなわけで薄味っていうレベルではない極力削ぎ落として玉置浩二の歌唱をとにかく前面に出したような仕上がり。「ティンクル」だけはブラス風の音色も入った厚みのある今作唯一ポップで明るいノリになっているがこれも表記上はトオミヨウのプログラミングのみ。そんなわけで「ティンクル」はいつものトオミヨウのリズムが軽く味気ない薄味アレンジ的な作風だが、そもそもにいつものトオミヨウの作風であるリズムがお留守どころか本当にリズムが無い曲も多く、あまりにシンプルすぎるので薄味とか起伏に乏しいとかそういう段階を超越して、ただひたすら歌に特化した感じだ。伴奏はもう添え物に過ぎない。歌い上げる泣きのバラード連発にひたすら玉置浩二の歌唱に浸れる究極の1作。玉置浩二の歌唱力に魅力を感じられるかどうか、今作はほぼそれが全て。これで成立しているのだからやはり凄いボーカリストだとは思う。ただささやきバラードばかりなのでやはりもう少しアレンジされたものを聞きたかったというのも否めない。

B08LGXJLMG 

印象度★★★☆☆

2021.2.20更新

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