Best Harvest
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 備考 |
1 | ルーキー | 玉置浩二 | 玉置浩二 | 13thシングル 最高49位 売上2.1万枚 |
2 | 願い | 玉置浩二 | 玉置浩二、 安藤さと子 |
7thアルバム『GRAND LOVE』収録曲 |
3 | HAPPY BIRTHDAY〜愛が生まれた〜 | 玉置浩二 | 玉置浩二 | 14thシングル(カット) 最高69位 売上0.7万枚 |
4 | GRAND LOVE | 玉置浩二 | 玉置浩二 | 7thアルバム『GRAND LOVE』収録曲 |
5 | 愛だったんだよ | 玉置浩二 | 玉置浩二 | 14thシングル両A面曲 |
6 | ワインレッドの心 | 井上陽水 | 玉置浩二 | セルフカバーアルバム『ワインレッドの心』収録曲 安全地帯のセルフカバー |
7 | 悲しみにさよなら | 松井五郎 | 玉置浩二 | セルフカバーアルバム『ワインレッドの心』収録曲 安全地帯のセルフカバー |
8 | 夏の終りのハーモニー | 井上陽水 | 玉置浩二 | セルフカバーアルバム『ワインレッドの心』収録曲 井上陽水・安全地帯のセルフカバー |
9 | 虹色だった | 玉置浩二、須藤晃 | 玉置浩二 | 15thシングル 最高26位 売上2.1万枚 |
10 | 凡人 | 玉置浩二 | 玉置浩二 | 8thアルバム『ニセモノ』収録曲 |
11 | aibo | 玉置浩二 | 玉置浩二 | 16thシングル 最高54位 売上0.4万枚 アンディ・ラウへ提供「痛…」のセルフカバー |
12 | 常夜灯 | 玉置浩二、須藤晃 | 玉置浩二 | 8thアルバム『ニセモノ』収録曲 |
13 | 淋しんぼう | 玉置浩二、須藤晃 | 玉置浩二 | 8thアルバム『ニセモノ』収録曲 |
14 | このリズムで | 玉置浩二 | 玉置浩二 | 17thシングル 最高96位 売上0.2万枚 |
15 | 甘んじて受け入れよう | 玉置浩二 | 玉置浩二 | 9thアルバム『スペード』収録曲 |
16 | どうなってもいい | 玉置浩二 | 玉置浩二 | 9thアルバム『スペード』収録曲 |
17 | 君だけを | 玉置浩二 | 玉置浩二 | 9thアルバム『スペード』収録曲 |
リリースデータ
2003年5月21日 | 初登場65位 | 売上1.0万枚 | Produced by 玉置浩二 | BMGファンハウス |
玉置浩二3rdベストアルバム。ファンハウス在籍時の98年〜01年にリリースした楽曲から本人がセレクト。時系列に並んでいる。「ルーキー」のみ前べストにも収録されていたが、実質的に『Early Times』『田園 KOJI TAMAKI BEST』の続編となる。ファンハウス時代のシングル5作は全て収録。さらに17thC/Wの「願い(LiveVersion)」を除くファンハウス時代のオリジナル曲で唯一アルバム未収録のままだった「愛だったんだよ」がアルバム初収録となった。今作のクレジットは一括して玉置浩二(Vocals,Drums,Bass,Percussions,Guitars)、安藤さと子(All Keyboards)、矢萩渉(Guitars)となっている。
シングル曲と「愛だったんだよ」をしっかり収録しつつ、基本はオリジナルアルバム3枚と安全地帯をソロでセルフカバーしたアルバムの4作からほぼ均等に偏りのない選曲がされている。軽井沢へ移住してからヒットを狙っていくのではなくマイペースに、しかし決してリリースを開けずにコンスタントな活動を行っていた時期で、本人も大ヒット期の反動でかなり参っていたのか、疲れた者をひたすら癒してくれるような優しさが心地いい。ほぼ玉置浩二が1人で全部演奏+妻のキーボード演奏と安全地帯ギタリスト矢萩渉がギターでサポートする形となっていて全編通して非常にシンプルでささやき系バラードが多い。「ルーキー」だけソニー時代の延長にあるポジティブなアップナンバーなので2曲目以降との落差が激しく、「田園」頃のイメージで聞くとまるで違う。ベスト盤だけで辿ろうとして『田園 KOJI TAMAKI BEST』の次に今作を聞いたら当時かなり面食らった。
オリジナルアルバム単位で辿るとアルバム『GRAND LOVE』『ワインレッドの心』は今作で抱くイメージともほぼ沿ったかなり暗い作風だが、『ニセモノ』ははじけた曲や勢いのある曲も入っていて『スペード』は無骨なブルースロックアルバムという印象に変わってくる。しかし今作は17曲もあってシンプルバラード多めなのでメリハリが無さすぎるところもありいきなり今作だけ聞いて判断すると微妙に間違う事にもなりかねない(実際オリジナルアルバムを聞いたらこの時期の印象がかなり変わったので…)。それでも「田園」ヒット後、玉置浩二の00年前後の活動を振り返るのに便利な作品ではあると思う。
なおこの時期には、ほぼ髪が真っ白になってしまっており、ジャケット写真は初老のような風貌だが当時の玉置浩二はまだ40代前半〜中盤であった。
印象度★★★★☆
2016.11.21修正