my back tracks
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | rainbow | 松永安未 | 麻井寛史 | 麻井寛史 | 新曲 |
2 | easy game | 松永安未 | 大野愛果 | 古井弘人 | 1stシングル 100位圏外 |
3 | stay young | 松永安未 | 徳永暁人 | 徳永暁人 | 4thシングル 100位圏外 |
4 | 小春日和 | 松永安未 | 松永安未 | 麻井寛史 | 6thシングル『アツイナミダ』C/W |
5 | afresh wish | 松永安未 | 徳永暁人 | 徳永暁人 | 7thシングル 最高139位 売上0.08万枚 |
6 | everything is nothing | 松永安未 | 輝門 | 小林哲 | 8thシングル 最高180位 売上0.06万枚 |
7 | home again | 松永安未 | 松永安未 | 麻井寛史 | 3rdアルバム(ミニ)『home again』収録曲 |
8 | あわゆき | 松永安未 | 松永安未 | 麻井寛史 | 3rdアルバム(ミニ)『home again』収録曲 |
9 | anyway | 松永安未 | 三好誠 | 古井弘人 | 3rdアルバム(ミニ)『home again』収録曲 |
10 | never ever | 松永安未 | 三好誠 | 麻井寛史 | 9thシングル『never ever〜秋はちょっとさみしく〜』表題曲 最高100位 売上0.1万枚 |
11 | don't stop music | 松永安未 | 大野愛果 | 麻井寛史 | 10thシングル 最高177位 売上0.06万枚 |
12 | セカイのつづき | 松永安未 | 松永安未 | 麻井寛史 | 4thアルバム『sounds good〜日めくり写真〜』収録曲 |
13 | Go Go トラベラー | 松永安未 | 麻井寛史 | 麻井寛史 | 5thアルバム(ミニ)『instant vacation』収録曲 |
14 | 砂漠のつぼみ | 松永安未 | 麻井寛史 | 麻井寛史 | 6thアルバム(ミニ)『6th story』収録曲 |
15 | story | 松永安未 | 麻井寛史 | 麻井寛史 | 6thアルバム(ミニ)『6th story』収録曲 |
16 | SWITCH | 松永安未 | 麻井寛史 | 麻井寛史 | 7thアルバム(ミニ)『SWITCH』収録曲 |
17 | ヘッドフォン | 松永安未 | 麻井寛史 | 麻井寛史 | 7thアルバム(ミニ)『SWITCH』収録曲 |
18 | reason | 松永安未 | 麻井寛史 | 麻井寛史 | 7thアルバム(ミニ)『SWITCH』収録曲 |
19 | 不確かなシアワセ | 松永安未 | 麻井寛史 | 麻井寛史 | 新曲 |
No | タイトル | 内容 |
1 | メンバートーク | |
2〜7 | Documentary of "my back tracks" | 各自レコーディング(サポートギター大賀好修含む)〜PV撮影 |
8 | CM | メンバーが制作したコント風のCM |
9 | メンバートーク | |
10〜11 | Live@hills bread factory | 「my back pages」(05.12.23)、「reason」(08.11.15) ライブ映像 |
12 | メンバートーク | |
13 | SWITCH | PV |
14 | メンバートーク | |
15 | rainbow | PV |
リリースデータ
2009年6月17日 | 初登場286位 | 売上0.05万枚 | Produced by the★tambourines | GIZA studio |
メンバー
Vocal | 松永安未 |
Drums | 亀井俊和 |
Bass | 麻井寛史 |
Engineer | 岡田達也 |
the★tambourinesベストアルバム。01年デビュー、ここまでのシングル10作、アルバム7作(うちミニが5作)の中からファン投票で選出された曲を時系列で収録している。加えて新曲2曲が最初と最後に入っている。最初からDVD付で、メンバートークを中心に進行し、新曲「rainbow」の制作ドキュメント、CM映像、ライブ映像、PVなどが収録されている。またメンバー4人それぞれの隠し映像も収録されている。今作リリース後のライブを持って活動休止を発表。休止ではあるが事実上の活動終了のようで、現在公式ページは他の活動終了アーティストと同様にディスコグラフィーのみだけの簡素なものに改装されてしまい、やがて消滅した。
コンピ盤に入ったいくつかの曲しか知らなかったが、初期GIZAは売れないと数枚で活動終了になっており、02,03年頃になるともうメンツがガラッと入れ替わっていたのだが、the★tambourinesは細々と途切れないリリース活動を継続していた。何故かエンジニアがメンバーにいるなど構成も謎だが(録音ミックスを担当しているが録音はdbの大藪と共同、ミックスは2,3,6,7,12は別人が担当、またマスタリングは島田勝弘)、こと楽曲に関しては代表曲とされる(とはいえ全くヒットはしていない)「easy game」は耳に残っている程度でよく知らなかった。ベスト盤ということで聞いてみたが、新曲「rainbow」がいきなり爽快なギターポップで予想以上。一気に引きこまれた。続く「easy game」もいいなと思ったが、それ以後はやや地味なナンバーが続く。前半は提供曲が続くのでまだカラーが定まらない感じもあるし、さらに自作でもボーカル松永が作曲まで手がけた曲はどれもミディアム〜バラードで地味。「rainbow」や「easy game」は彼らの中では異色の楽曲だったのかと思ったら、「anyway」以降では再び明るいギターポップ風味のナンバーが連発されるようになり、麻井寛史の作編曲で固定される終盤にかけて全く勢いが落ちないままに駆け抜ける。この手の爽快ポップスはどれも似たようにいい感じでやや飽きてしまう事もあるんだけど、アレンジがそれぞれ凝っていて似たような印象にならず、飽きさせない仕上がりになっている。後半にかけてバンドのカラーが確立して物凄く良くなっていったようだ。正直00年代半ば頃に倉木麻衣とか他のアーティストの提供で麻井寛史が出てきても大した印象は無かったんだけど、活動後半になってほぼ全曲を手がけるようになって麻井寛史の才能は完全に開花したっぽい。全くヒットすることは無かったが、そもそも良かった曲のほとんどがシングルでは無かったので売り方が根本的に間違っていたんじゃないだろうか…。ピークが来たところで休止になってしまったようで、今更ながら惜しい。
作風的に同時期に活動していたCymbalsにも近い部分もあるが、GIZAお得意の既存ミュージシャンの踏襲パターンとしてthe★tambourinesはCymbalsだったのだろうか。シンバルに対してタンバリンとか打楽器繋がりで割とそのままだったりするし。ただデビュー当時よりも後期の方がそれっぽくなっているような感じもあるんだよな。
DVDの方ではトークを中心にメイキングやライブ映像、PVなどが少しずつ収録されている。メンバーの年齢は不詳だが、数年前の過去映像だと若くて綺麗なお姉さんといった風貌の松永安未はこの時点で一気に年齢を感じさせるようになっている感も…髪型のせいか?メンバー個別に隠し映像が入っているなどボリュームもあり、凝った内容になっている。隠し映像はメニュー画面がディスコグラフィーになっていて自動でジャケットで切り替わっていく。トークの中では各自がそれぞれ好きな曲を上げているので、その曲が収録されたCDジャケットが表示されるとジャケットが選択可能になり、そこから見ることができる。
印象度★★★★★