BABY BLUE
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | あふれでる感情 | 森友嵐士 | 森友嵐士 | T-BOLAN・葉山たけし | |
2 | WALKIN' IN THE RAIN | 森友嵐士 | 森友嵐士 | T-BOLAN・明石昌夫 | |
3 | JUST ILLUSION | 高樹沙耶 | 織田哲郎 | 明石昌夫 | 3rdシングル 最高22位 売上9.8万枚 |
4 | Heart Of Gold | 森友嵐士 | 川島だりあ | T-BOLAN・明石昌夫 | 2ndシングルC/W |
5 | 想い出がさがしてる | 森友嵐士 | 森友嵐士 | T-BOLAN・葉山たけし | |
6 | Lovin' you | 森友嵐士 | 五味孝氏 | T-BOLAN・明石昌夫 | |
7 | 薔薇色の悪女 | 森友嵐士 | 織田哲郎 | T-BOLAN・明石昌夫 | |
8 | Sorry My Love | 森友嵐士 | 森友嵐士 | T-BOLAN・葉山たけし | |
9 | Baby Blue | 森友嵐士 | 森友嵐士 | T-BOLAN・葉山たけし | |
10 | 離したくはない(アコースティックバージョン) | 森友嵐士 | 森友嵐士 | 西田昌史 | 1stアルバム『T-BOLAN』収録曲 2ndシングル(カット) リメイク |
リリースデータ
1992年4月22日 1993年4月2日 |
初登場4位(2週連続) | 売上62.9万枚 | Produced by 長戸大幸 Sound Produced by 明石昌夫、葉山たけし、西田昌史 |
ROCKIT RECORDS ZAIN RECORDS |
メンバー
Vocal | 森友嵐士 |
Drums | 青木和義 |
Guitar | 五味孝氏 |
Bass | 上野博文 |
T-BOLAN2ndアルバム。前作から5ヶ月ぶり。前作からシングルカットされた「離したくはない」がロングヒットしていたことを受けてか「離したくはない」はアコースティックバージョンとしてリメイクして再度収録(1番Bメロの歌詞はシングルバージョン)。C/W「Heart Of Gold」と「JUST ILLUSION」を収録。「JUST ILLUSION」はトップ20にも届かない売上となったが、今作は初登場4位(2週連続4位)で初のトップ10入り。1年後まで延々ランクインし続け100位以内56週と前作に続くロングヒットを記録し、累計では前作を上回る売上を記録した。前作同様ZAIN RECORDSに移動してから93年に再発売されている。
「JUST ILLUSION」のアルバム収録は今作のみ。『SINGLES』以降全てのベスト盤にもスルーされ、ついにはオリジナルシングルが全部並んだ『LEGEND』でもこの曲だけスルーされるなど露骨な措置が取られるようになっている。
先行の「JUST ILLUSION」こそ前作の路線を引き継いだギラギラ系打ち込みロックだが、ドラムの音はだいぶ落ち着いた。とはいっても相変わらず打ち込みっぽい音色は変わらず、特にアップテンポになるとかなりの古臭さと商業ロックっぽさを感じてしまう。「薔薇色の悪女」が「JUST ILLUSION」とどことなくメロディーが似ていて印象が被ったり、アップテンポなロックナンバーはどれも勢いはあるんだけど勢い先行で印象が被るのは否めない。今作では葉山たけしも参加しているが、明石昌夫に比べればまだ葉山たけしの参加曲の方が温かみがあるようにも思う。それでも「あふれでる感情」のタム回しの音の異様なマヌケさなど時代性は強い。もう少しシンプルなサウンドに抑えた「Lovin' you」辺りだと時代錯誤感は薄れ、シンプルな歌メロ重視のバラードになるほどギラついたアレンジを入れる部分が減ってくるので古さを感じない。今作もまた生音重視でリメイクするだけで相当化けそうな作品だ。
アコースティックバージョンの「離したくはない」はアコースティックギターを強調した仕上がりで一応バンドスタイルにはなっている。原曲よりは古さを感じないサウンドになっているので後追いだと案外こっちの方が聞きやすいかも。
印象度★★★☆☆
2021.11.29修正