THE BOOM
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | 気球に乗って | 宮沢和史 | 宮沢和史 | THE BOOM | 3rdシングル(アルバム同発) 最高66位 売上0.7万枚 |
2 | 子供らに花束を | 宮沢和史 | 宮沢和史 | THE BOOM | 4thアルバム『思春期』収録曲 |
3 | そばにいたい | 宮沢和史 | 宮沢和史 | THE BOOM | 7thシングル『みちづれ』C/W |
4 | 星のラブレター | 宮沢和史 | 宮沢和史 | THE BOOM | 2ndシングル(カット) 最高56位 売上1.1万枚 |
5 | なし | 宮沢和史 | 宮沢和史 | THE BOOM | 2ndシングルC/W |
6 | 釣りに行こう | 宮沢和史 | 宮沢和史 | THE BOOM/矢野顕子 | 4thシングル(リメイク) 最高32位 売上2.6万枚 |
7 | きっと愛してる | 宮沢和史 | 宮沢和史 | THE BOOM | 1stアルバム『A Peacetime Boom』収録曲 |
8 | おりこうさん | 宮沢和史 | 宮沢和史 | THE BOOM | 1stアルバム『A Peacetime Boom』収録曲 |
9 | 中央線 | 宮沢和史 | 宮沢和史 | THE BOOM | 5thシングルC/W 19thシングル 最高84位 売上0.4万枚 |
10 | ひのもとのうた | 宮沢和史 | 宮沢和史 | THE BOOM | 4thアルバム『思春期』収録曲 |
11 | 川の流れは | 宮沢和史 | 宮沢和史 | THE BOOM | 3rdアルバム『JAPANESKA』収録曲 |
12 | からたち野道 | 宮沢和史 | 宮沢和史 | THE BOOM | 3rdアルバム『JAPANESKA』収録曲 |
13 | ひゃくまんつぶの涙 | 宮沢和史 | 宮沢和史 | THE BOOM | 3rdアルバム『JAPANESKA』収録曲 9thシングル『島唄』C/W(カット) 11thシングル『島唄(オリジナル・ヴァージョン)』C/W(カット) |
14 | 島唄 | 宮沢和史 | 宮沢和史 | THE BOOM | 4thアルバム『思春期』収録曲 9thシングル(カット)(ウチナーグチ・ヴァージョン) 最高14位 売上43.0万枚 11thシングル(カット)(オリジナル・ヴァージョン) 最高4位 売上91.4万枚 |
リリースデータ
1992年9月21日 | 初登場12位 | 売上25.8万枚 | Produced by THE BOOM | ソニー |
メンバー
Vocal,Harp,三線&Keyboard | 宮沢和史 |
Guitars,Mandolin,Banjo&Chorus | 小林孝至 |
Bass&Chorus | 山川浩正 |
Drums&Percussion | 栃木孝夫 |
THE BOOM1stベストアルバム。ここまでのシングル8枚、アルバム4枚、ミニアルバム1枚からの選曲。8月のライブを持って年内の活動休止を発表した直後にリリースされた。矢野顕子とコラボしたシングルバージョンの「釣りに行こう」がアルバム初収録。またMixed by 飯尾芳史:on July 1992とされており、全曲新たにミックスし直されたリミックスバージョンになっている。当初さほどヒットせず、トップ10入りも逃してしまったものの、「島唄」の浸透に伴いロングヒットを記録し、アルバムでは最大のロングセラー(100位以内に30週ランクイン)となった。12位は初登場だけでなく93年夏に再浮上した際にも記録している。活動休止中だったが、12月に「島唄」が沖縄方言バージョンでシングルカットされ、翌93年にはオリジナル・ヴァージョンとしてもシングルカットされた。11thシングルのオリジナル・ヴァージョンは厳密には今作収録のリミックス音源を使用している。
リミックスといっても、音のバランスを少々調整してよりバンドの音が立って"いい音"に聞こえるようにした感じなので、確かに違いはあるんだけどさほど大きな違いはない。けっこう聞き込んだうえで意識して聞かないと違いはよく分からない。選曲はシングルは意識されていないものの、後々まで代表曲とされる楽曲が並んでいて、この時点でのベスト盤としてはまあベストと思える選曲。リリース時点では「島唄」はシングル化されていなかったが、翌年以降の大ヒットを受けてちょっと聞いてみようかという状況ではこの上なく手っ取り早い1作として機能したんじゃないかと思う。現在はもっと先の活動まで網羅したベストも存在するし、ここでしか聞けない曲もないので、リミックスくらいにしか価値がない。ただ初期のTHE BOOMといえばスカだけど、特にハイテンションすぎるほどハイテンションなスカソングはあえてなのかなんなのかことごとく外されていて、割と普遍性を持った楽曲が多い。そういう意味では聞きやすく、「島唄」に至るまでの初期のTHE BOOMの代表曲を聞きたいならよくまとまった1作だと思う。今作以降はバンドの枠組みを大きく外れてワールドミュージック方面へ向かっていくし、ちょっと早かった気はするけどいい区切りのベスト盤だったんじゃないだろうか。
印象度★★★★☆