よっちゃばれ(DVD付)
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | 赤春〜せきしゅん〜 | 宮沢和史 | 宮沢和史 | 宮沢和史 | |
2 | 流れ 流されて | 宮沢和史 | 宮沢和史 | 宮沢和史 | |
3 | 情ションガイネ | 宮沢和史 | 宮沢和史 | 宮沢和史 | 33rdシングルC/W |
4 | 忘んなよ島ぬくとぅ | 宮沢和史 | 南こうせつ | 宮沢和史 | |
5 | 蒼い夕陽 feat.ユウ(GO! GO! 7188) | 宮沢和史 | 宮沢和史 | 宮沢和史 | 32ndシングル 最高46位 売上0.18万枚 |
6 | 暁月夜〜あかつきづくよ〜feat.石川さゆり | 宮沢和史 | 宮沢和史 | 鶴来正基 | 33rdシングル 最高99位 売上0.1万枚 |
7 | 愛という言葉 | 宮沢和史 | 宮沢和史 | 宮沢和史 | |
8 | 歌いたくない夜 | 宮沢和史 | 崎枝将人, 宮沢和史 |
宮沢和史 | |
9 | 月光 | 宮沢和史 | 宮沢和史 | 宮沢和史 | |
10 | ゆっくりおいで | 宮沢和史 | 宮沢和史 | 宮沢和史 |
Rhythm Arrangement:伊藤直樹(1〜5,7〜9)
Co-Guitar Arrangement:町田昌弘(1,3,6,7,9)、小林孝至(2)
Horn Arrangement:有沢健夫(1,5,6)、鶴来正基(4,7)
Co-Arrangement:鶴来正基(4)
No | タイトル | 備考 |
1 | 暁月夜〜あかつきづくよ〜feat.石川さゆり | 33rdシングル Music Video |
2 | 蒼い夕陽 feat.ユウ(GO! GO! 7188) | 32ndシングル Music Video シングル初回盤収録映像 |
3 | 釣りに行こう feat.キマグレン (from BOOMANIA LIVE AT 大阪城野外音楽堂 2010.5.5) |
4thシングル(カット) ライブ映像 トリビュートアルバム『BOOMANIA』でカバーしたキマグレンとのコラボ |
4 | 星のラブレター feat.MINMI,PETER MAN (from BOOMANIA LIVE AT ZEPP TOKYO 2010.4.24) |
2ndシングル(カット) ライブ映像 シングル初回盤収録音源/映像 トリビュートアルバム『BOOMANIA』でカバーしたMINMI,PETTER MANとのコラボ |
リリースデータ
2011年11月23日 | 初登場36位 | 売上0.47万枚 | Produced by THE BOOM | FIVE D plus(エイベックス) |
メンバー
Vocals,Gut Guitar,Keyboards,三線,三板,Organ,Acoustic Guitar | 宮沢和史 |
Electric Guitar,Acoustic Guitar | 小林孝至 |
Bass | 山川浩正 |
Drums | 栃木孝夫 |
THE BOOM13thアルバム。「歌えや踊れ!これが未来へつなぐニッポンの音楽」というキャッチコピーで日本発の音楽をテーマに制作された。シングル2作では女性ゲストボーカルを招き、3月3日リリースの「暁月夜〜あかつきづくよ〜feat.石川さゆり」を先行シングルとして3月30日発売予定だったが、東日本大震災の影響で発売が11月まで延期された。「月光」にはやなわらばーがコーラス参加。「忘んなよ島ぬくとぅ」は南こうせつの提供曲。今作が延期されたことで南こうせつの10月発売のミニアルバム『愛よ急げ』にて南こうせつバージョンが先に世に出ることになった。南こうせつバージョンには宮沢もゲストボーカルとして参加している(BEGINと夏川りみも一緒に参加)。DVD付にはシングル2曲のMVとコラボライブ映像2曲を収録。ただし「蒼い夕陽」シングル盤の特典DVDに「蒼い夕陽」MV、「星のラブレター feat.MINMI,PETER MAN」ライブ映像(C/Wに音源としても収録)は収録済みだったため、初映像化は「暁月夜〜あかつきづくよ〜feat.石川さゆり」MVと「釣りに行こう feat.キマグレン」ライブ映像のみとなる。
「蒼い夕陽」が当時全くいいと思えず、続くシングルは石川さゆりゲストとか正直どこに向かっているのか意味不明になって聞くのを辞めてしまい、2013年の「島唄」リメイクで戻ったので、リアルタイムで聞き始めた09年以降の作品で唯一今作だけは後追いで聞いた。改めてこれまでの作品も踏まえた上で聞いてみると「蒼い夕陽」も「暁月夜〜あかつきづくよ〜」もけっこういいと思えた。「情ションガイネ」はマジ音頭かよ!って感じでさすがにちょっと驚きはしたけど。今作では日本発という部分にこだわり、「蒼い夕陽」ではスカ、「忘んなよ島ぬくとぅ」では沖縄といったかつて取り入れた音楽性を再び前面に出しつつ、これまで培ってきた要素に民謡、歌謡曲、演歌といった日本のエッセンスを導入。このため全体的にかなり歌謡臭の濃い独特の作風となり、21世紀以降では久々に新しい路線を開拓した攻めまくりな作風となった。ただ「愛という言葉」以降は近年同様のミディアム〜バラードのシンプル路線に戻ってしまう。前半の異様さばかりが印象に残り、後半の印象がどうしても薄くなってしまうし、ちょっと中途半端な印象にもなってしまう。新たな挑戦として世界を巡ってきたTHE BOOMがあえて日本に目を向けたのは面白かったものの、これだけでこの路線は終わってしまったので、たぶんこれ相当熱心なリスナーでも無い限りはバンド末期の迷走極まるアルバムみたいな立ち位置にも思えてしまうのは惜しい(リリース当時、ベスト盤と前作しか聞いてなかった状態で今作を聞いてもたぶんナニコレ…で終わっていた)。これでエイベックスとの契約が終了してしまったくらいなので、今作に対する手応えがあまりに悪かったという大人の事情もありそうだけど…。もう少しこの路線を突き詰めてみても良かったんじゃないかと思う。
DVDの方はシングルで発表済みの映像が半分。これ「蒼い夕陽」買ってたファン怒るんじゃないか…。「暁月夜〜あかつきづくよ〜」の方は宮沢と石川さゆりしか出てこない。「蒼い夕陽」はメンバー4人とユウが演奏しているシンプルな映像だが、全面的に人に光が当たらず影になっているのでどうにも暗い。ライブ映像の方はなんでこんな奇妙な組み合わせになっているかというと09年にTHE
BOOMのトリビュートアルバム『BOOMANIA』がリリースされ、そこに参加していたアーティストのカバーバージョンをご本人(THE
BOOM)とコラボするという形になっているため。「釣りに行こう」はともかく、「星のラブレター」はMINMIの女性のキーになっているため、宮沢は地声で歌唱せざるを得なくなり、若干微妙な感じ…。
印象度★★★☆☆