17
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | KIBOU | 小川マキ | 森元康介 | 大西省吾 | 45thシングル両A面曲 |
2 | 雨傘 | 椎名林檎 | 椎名林檎 | 東京事変 | 39thシングル 最高2位 売上6.7万枚 |
3 | More | 城島茂 | 城島茂 | 山原一浩 | 城島ボーカル曲 全英語詞 |
4 | -遥か- | 前田亘輝 | 春畑道哉 | 山原一浩 | 42ndシングル 最高1位 売上5.4万枚 |
5 | 太陽と砂漠のバラ | 清水昭男 | 清水昭男 | 清水昭男 | 40thシングル 最高3位 売上4.1万枚 |
6 | スベキコト | 城島茂 | 国分太一 | 野間康介 | 40thシングル両A面曲 |
7 | あきれるくらい 僕らは願おう | ヒロイズム | ヒロイズム | 山原一浩 | 39thシングル両A面曲 フェードアウトしないアルバムバージョン |
8 | また朝が来る | 山原一浩、 阿部祐也 |
山原一浩 | 山原一浩 | 41stシングル両A面曲 |
9 | ...as one | 山口達也 | 国分太一 | KAM | |
10 | archive | 長瀬智也 | 長瀬智也 | 長瀬智也 | |
11 | The Course of Life | 国分太一 | 国分太一 | HIKARI | |
12 | advance | 小杉誠 | 小杉誠 | 大西省吾 | 41stシングル 最高5位 売上3.5万枚 |
13 | 見上げた流星 | 平義隆 | 平義隆 | HIKARI | 44thシングル 最高4位 売上3.1万枚 |
14 | ロースピード | 松岡昌宏 | 松島茂宏 | 長瀬智也、 山原一浩 |
|
15 | NaNaNa(太陽なんていらねぇ) | 玉置浩二 | 玉置浩二 | 安全地帯 | 43rdシングル 最高6位 売上3.9万枚 |
16 | 羽田空港の奇跡 | 横山剣 | 横山剣 | 横山剣、KAM | 45thシングル 最高5位 売上3.1万枚 |
17 | 自由な名の下に | 城島茂 | 国分太一 | 山原一浩 |
黄色=初回盤のみ収録曲
No | タイトル | 備考 |
1 | 「archive」video clip | スタジオライブ形式PV(リハ〜サウンドチェック〜本番) |
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | archive | 長瀬智也 | 長瀬智也 | 長瀬智也 | |
2 | advance | 小杉誠 | 小杉誠 | 大西省吾 | 41stシングル 最高5位 売上3.5万枚 |
3 | ...as one | 山口達也 | 国分太一 | KAM | |
4 | 雨傘 | 椎名林檎 | 椎名林檎 | 東京事変 | 39thシングル 最高2位 売上6.7万枚 |
5 | -遥か- | 前田亘輝 | 春畑道哉 | 山原一浩 | 42ndシングル 最高1位 売上5.4万枚 |
6 | Autumn | 松岡昌宏 | 松岡昌宏 | KAM | 松岡ボーカル曲 |
7 | More | 城島茂 | 城島茂 | 山原一浩 | 城島ボーカル曲 全英語詞 |
8 | ロースピード | 松岡昌宏 | 松島茂宏 | 長瀬智也、 山原一浩 |
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9 | 羽田空港の奇跡 | 横山剣 | 横山剣 | 横山剣、KAM | 45thシングル 最高5位 売上3.1万枚 |
10 | HOPE | 沢田完、 森元康介 |
沢田完 | ストリングスによるインスト(メンバー不参加) 「KIBOU」のサビメロが使用されている |
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11 | KIBOU | 小川マキ | 森元康介 | 大西省吾 | 45thシングル両A面曲 |
12 | 見上げた流星 | 平義隆 | 平義隆 | HIKARI | 44thシングル 最高4位 売上3.1万枚 |
13 | 太陽と砂漠のバラ | 清水昭男 | 清水昭男 | 清水昭男 | 40thシングル 最高3位 売上4.1万枚 |
14 | Sometimes | 長瀬智也 | 長瀬智也 | 長瀬智也 | |
15 | The Course of Life | 国分太一 | 国分太一 | HIKARI | |
16 | NaNaNa(太陽なんていらねぇ) | 玉置浩二 | 玉置浩二 | 安全地帯 | 43rdシングル 最高6位 売上3.9万枚 |
17 | 自由な名の下に | 城島茂 | 国分太一 | 山原一浩 |
水色=通常盤初回プレス・通常盤のみ収録曲
「見上げた流星」Strings Arrangement:KAM
「ロースピード」作曲の松島茂宏は松岡と城島の共作
※シングル200位以内データ
No | 内容 |
Recording&Jacket Shooting | |
1 | Recording メンバー自作の新曲全曲のレコーディング映像及び個別インタビュー |
2 | Jacket Shooting ジャケット撮影メイキング(メンバー個別) |
リリースデータ
2012年8月22日 | 初登場5位 | 初動2.2万枚、売上2.6万枚 | Producer:JULIE.K | J Storm |
メンバー
Guitar,Vocal | 城島茂 |
Bass,Vocal | 山口達也 |
Keyboard,Vocal | 国分太一 |
Drums,Vocal | 松岡昌宏 |
Vocal,Guitar | 長瀬智也 |
TOKIO12thアルバム。08年以来のアルバムで、フルアルバムは06年以来。08年のJ Strom移籍後初のアルバムとなる。移籍後のA面曲+自作の新曲という構成。初回盤は両A面曲含めて全てのA面が収録されている。「あきれるくらい 僕らは願おう」はシングルではフェードアウトで終わっていたが、今作では最後まで収録されている。通常盤には両A面3曲が未収録で代わりに新曲2曲とインスト1曲が収録されている。また初回盤と通常盤は17曲目以外の曲順が全て異なる。初回盤は「archives」のPVを収録したDVD付。通常盤初回プレスはレコーディングドキュメント&インタビューとジャケット撮影メイキングを収録したDVD付。CDのみの通常盤含めて3種2パターン複数商法。3種のうち2種の帯についているシリアルコードを使って応募するとDVD『TOKIO STATION U』が全員プレゼントとなる。
タイトル『17』は松岡が命名。デビュー17年、17枚目のアルバム、全17曲というのがその理由。しかしTOKIOがデビュー17周年を迎えたのは2011年9月21日であり、2012年は18周年を迎える年である。発売日の8月22日はまだ17周年の期間内ではあるものの1ヶ月後に18周年を迎えるタイミングだった。17枚目のアルバムというのはオリジナル12枚に加えてベスト2枚、カバー1枚、リミックス1枚、ミニアルバム1枚(ソニー公式での現在の区分は「シングル」)の通算となる。タイトル決定後に城島がゴロ合わせで「じゅうなな」→「じゆうなな」→「自由な名」を思いついたが既に収録曲は決定していた。その後、国分作曲楽曲のうちの1つの作詞を任されたため晴れてこのアイデアを採用した「自由な名の下に」が完成した。新曲はインスト以外全てメンバーの自作だが、山口のみ作曲をしていない。唯一作詞で参加している「...as one」も国分が1人で3曲を書き上げ、うち2曲の作詞が間に合わないため、山口と城島に1曲ずつ依頼したものとされている。
ようやくリリースされたアルバムだが、必然的にシングルが多くなったものの案外まとまっている。歌謡ロックを経て迷走しているように思えたが、ちょうど10年前のユニバーサル初期のように再びバンド感を押し出したストレートなロックバンド路線に戻り、メンバー自作のアルバム曲ではよりそれが明確になっている。城島と松岡のメインボーカル曲はそんな中で雰囲気が大きく異なるが、17曲もあるのでその中ではいいスパイスになっている。久しくメインボーカルから遠ざかっていた松岡ソロまで収録された一方で唯一作曲していない山口は出番が少なく、メイン曲が1曲も無い。1番目立っているのがシングルの「見上げた流星」程度で、それ以外のほとんどの曲が長瀬メインとなっている。C/Wではそこそこの頻度でメインで歌っていたにも関わらず、今作では1歩以上引いている感があるのは何故だろうか。全体としては曲によって適度な装飾音を加えつつ、あくまで5人のサウンドがメインになっているストレートな曲が多い作品で、『5 AHEAD』や『glider』以来の満足度。間違いなく現時点でのTOKIOの最高傑作である。
初回盤DVDはPV1曲のみだが、スタジオライブ形式となっている。リハーサル〜サウンドチェックの様子も5分ほど収録されており、その後で本番となる。バンドをしているTOKIOの音楽的なコミュニケーション(ここのギターソロどっちが弾く?とかこの部分はどうだっけ?)の様子はバラエティでの様子とは全く異なり新鮮である。ただ楽曲が始まってからは実際にこの場で演奏した音源を使っているわけではなく、CDと同じ音源になっているのかな、これは。この時に1発録音したわけではなく、この曲をレコーディングしている様子は通常初回プレスDVDに収録されているし。
通常初回プレス盤DVDにはメンバー自作の新曲のレコーディングの模様とインタビューが収録されている。メインはインタビューで、主にその曲の制作者が制作の経緯を語っている。ライナーノーツ代わりの内容になっているので、曲について知りたい人は必見の内容。ジャケット撮影に関してはほぼおまけレベル。気になるのはアルバム完成後に5人でスタジオで聞いていると思われる場面以外はレコーディングドキュメント、インタビュー、ジャケット撮影の全てがメンバー単独である事だ。「編曲:TOKIO」が1曲も無い理由はそこだろうか。
初回・通常盤で3曲と曲順が異なるので、初回盤と通常盤では全体の印象がやや異なる。シングルA面が網羅できるのは初回盤だが、貴重な松岡ボーカル曲「Autumn」、長瀬自作のロックバラード「Sometimes」の出来は両A面の3曲よりもいいと思うし、曲順も通常盤の方がいいと思う。最もおススメなのはさらにライナー代わりのドキュメント&インタビューがつく通常初回プレス盤である。
印象度★★★★★