ACTU
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | Cm | HIKARI | HIKARI | HIKARI&KAM | |
2 | WATER LIGHT | 久保田光太郎 | 久保田光太郎 | 久保田光太郎&KAM | |
3 | VALE-TUDO | 城島茂 | 国分太一 | 国分太一&KAM | |
4 | AMBITIOUS JAPAN! | なかにし礼 | 筒美京平 | 船山基紀 | 28thシングル 最高1位 売上21.0万枚 2009年J Storm再発盤 最高193位 売上0.01万枚 |
5 | for you | TAKESHI | Tord Backstrom/ Bengt Girell |
HIKARI | 31stシングル両A面曲 |
6 | ALIVE-LIFE | 清水昭男 | 清水昭男 | 吉岡たく | 29thシングル両A面曲 |
7 | トランジスタGガール | 横山剣 | 横山剣 | 横山剣 | 30thシングル 最高4位 売上5.1万枚 |
8 | 必要と思われる箇所にピリオドを打て (制限時間4分10秒) |
城島茂 | 城島茂 | 城島茂&YOSSY | |
9 | Hummingbird | TAKESHI | 山原一浩 | 山原一浩 | |
10 | ラブラブ マンハッタン | 宮藤官九郎 | 富澤タク | 富澤タク&KAM | 29thシングル 最高4位 売上7.9万枚 |
11 | 男達のメロディー | 喜多絛忠 | Casey Rankin | 山原一浩 | SHOGUNのカバー曲 |
12 | PARKING | KAM | KAM | KAM | |
13 | 自分のために | 飯岡隆志 | 飯岡隆志 | 山原一浩 | 31stシングル 最高4位 売上11.8万枚 |
14 | Sunset,Sunrise | 久保田光太郎 | 久保田光太郎 | 久保田光太郎 |
リリースデータ
2005年2月2日 2009年6月24日(再発) |
初登場3位 | 売上7.3万枚 | Produced by JULIE.K | ユニバーサル J Strom |
メンバー
Guitar | 城島茂 |
Bass | 山口達也 |
Keyboard | 国分太一 |
Drums | 松岡昌宏 |
Vocal | 長瀬智也 |
TOKIO9thアルバム。『TOK10』からは5ヶ月、オリジナルアルバムとしては1年11ヶ月ぶり。前作以降の4シングルA面6曲を全て収録。今作では過去に『ACT』という作品は存在しないにも関わらずいきなり『ACT U』となっているが、これは10周年を経てTOKIOの第2幕が始まるという意味合いが込められている。初回盤・通常盤初回プレス・通常盤の3種で発売されたが、DVDや特典の付属は無く、ジャケット写真やケースやブックレットの厚みなどが異なるといった違いしかなく、CDは全て共通。また初回盤、通常盤初回プレスにはそれぞれ内容が異なるスタジオライブ映像とジャケット撮影メイキングが収録されたDVDが応募者全員プレゼントされた。
この頃からジャニーズ商法では初回盤・通常盤だけではなく、「通常盤初回プレス」というややこしい形態が出現し、毎回ではないが時々使用されるようになった。今作ではジャケット違いでしかないので、正直どれを入手してもCDの内容は同じだが、後の「通常盤初回プレス」にはそこにしか入ってないボーナストラックやCD/DVDが付属することもある。今作はDVDを最初から付けずに応募者全員プレゼントにするなど無駄な手間をかけていてフォーマットが確立する前の過渡期だったのかもしれない。
シングルは方向性がバラバラで、しかもソニー時代後期に逆戻りしたようなブラスやストリングス等装飾音を盛ったポップな楽曲が増えていてまとまりが無かったが、今作は第2幕を打ち出しただけあってアルバム曲はこれまでとは一線を画す妙に凝ったロックナンバーが多く並んでいる。今作では城島・国分の2曲しか自作が無くなってしまったが、「VALE-TUDO」はピアノを中心とした高速なピアノロックナンバーになっていてメロディーを聞かせるよりもアレンジ面で挑戦してかなり凝った印象。「必要と思われる箇所にピリオドを打て(制限時間4分10秒)」は言葉遊びを駆使した独特の聴感のロックナンバーになっていてこれまた構成に凝りに凝ったような印象。HIKARIや久保田光太郎などユニバーサル移籍以降にメインで参加していた作家陣も今作ではメロディーをストレートに聞かせるというよりも構成やアレンジに凝る方向に向かっている。このためパッと聞きは複雑で何だか良く分からない曲ばかりで、「AMBITIOUS JAPAN!」や「自分のために」のような爽快ストレートなサビメロの曲をもっと聞きたかったのに…と少々期待と違う方向に向かってしまったように感じられる。ただ凝っているだけあって聞き応えのある楽曲が多く、勢いでは聞けないが、聞くほどに味のある曲が多く、バンドアンサンブルをより練りに練って大人のロックバンドとして躍進しようとしたのが今作だったのかなと思う。シングルでもう少しその片鱗が先に見せることができていれば戸惑いも少なかったと思うんだけど…。
9年後の2014年にTOKIOは「JOIN ALIVE 2014」と「SUMMER SONIC 2014」(2日間)と夏フェス出演を果たしたが、ロックファンが集ったこのフェスの場でヒットシングルに交えて今作から「WATER LIGHT」「Sunset,Sunrise」と2曲も披露したというから、今作はまさにそういうフェスの場での音楽ファン受けする方向性のアルバムという事だったのかもしれない。
印象度★★★★☆