Bad Boys Bound〜TOKIOU〜
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 | Lead Vocal |
1 | 未来派センス | 朝水彼方 | 西脇辰弥 | 西脇辰弥 | 長瀬・松岡 | |
2 | JULIET | 芹沢類 | 青木秀樹 | 重実徹 | 長瀬 | |
3 | 抱きしめたかった | 山田ひろし | 西脇辰弥 | 西脇辰弥 | 国分・松岡 | |
4 | うわさのキッス | 工藤哲雄 | 都志見隆 | 白井良明 | 3rdシングル 最高2位 売上39.2万枚 | 長瀬・山口 |
5 | Girl | 山田ひろし | 吉田憲右 | 西脇辰弥 | 城島 | |
6 | 彼女によろしく | 工藤哲雄 | 都志見隆 | 白井良明 | 山口 | |
7 | この夜を越えて | 山田ひろし | 林哲二 | 西脇辰弥 | 長瀬・山口・国分 | |
8 | 哀しみのBeliever | 工藤哲雄 | 都志見隆 | 白井良明 | 3rdシングルC/W | 長瀬 |
9 | ぼくの伯父さん〜My uncle is a nice guy〜 | 工藤哲雄 | 都志見隆 | 白井良明 | 4thシングル『ハートを磨くっきゃない』C/W | 松岡 |
10 | 渡せないエンジェル | 山田ひろし | 青木秀樹 | 西脇辰弥 | TOKIO | |
11 | やっと会えた | 朝水彼方 | 青木秀樹 | 重実徹 | 城島・長瀬・国分・松岡・山口 |
リリースデータ
1995年7月3日 | 初登場4位 | 売上13.9万枚 | Produced by Shun Miyazumi | ソニー |
メンバー
Vocal | 長瀬智也 |
Guitar | 城島茂 |
Bass | 山口達也 |
Keyboards | 国分太一 |
Drums | 松岡昌宏 |
TOKIO2ndアルバム。リミックス盤を挟んで1stから7ヵ月でのリリース。1ヵ月前のリリースだった4thシングル「ハートを磨くっきゃない」が未収録となったがC/W「ぼくの伯父さん〜My uncle is a nice guy〜」は収録された。順位は前作より上昇したが、100位以内4週ランクインに留まる超速チャートアウトとなり、売上は前作を下回った。それでもオリジナルアルバムでは前作に続く2番目の売上を記録している。初回盤は前作同様にスリーブケース入りでTOKIO LIVE WRIST CHIEFが付属する。
冒頭の「未来派センス」辺りはポップなアイドルバンドという感じで95年当時として違和感のない曲調になっているのだが…2曲目以降は前作同様に歌謡&前年代臭(80's、70'sのGS風やら歌謡曲風やら)が強くなってしまうので、普通のアイドルポップバンド路線の楽曲に「未来派」というタイトルをつけてしまう辺りにいかに当時のジャニーズスタッフのセンスが遅れていたかが見えるような気がする。それでも時代錯誤だった前作に対して時代遅れ程度にまではなったような感じはある。今作ではもう少しギターベースドラムキーボードを前に出してバンド中心の編曲になった。まあ相変わらずアイドルラブソングばかりでアルバムタイトルのバッドボーイズを体現しているのは笑わないジャケ写くらいなもので見た目と中身の噛み合わなさは変わらず。
タイトル通りナイスガイな叔父のナイスガイっぷりを松岡が必死なシャウトで歌いまくる「ぼくの伯父さん〜My uncle is a nice guy〜」は歌詞の異色っぷりが目立つ。この辺りのワケの分からなさ、シュールさも80年代の怨念のようだ。メインボーカルは曲によって違うものの、コーラス等全員で歌っている曲も多く、声も若いのでやはりまだそれぞれの声がよく分からない。ただ後に全くといっていいほど歌わなくなる松岡が国分を差し置いて今作でも単独でリードボーカルを担当するなどかなりボーカルをやらせているのは立ち位置がドラムゆえに奥になってしまう事に起因しているのだろうか。
印象度★★☆☆☆
2019.12.6修正