Harvest(通常初回プレス盤)

Co-arrange=村田陽一(8)

リリースデータ

メンバー

TOKIO10thアルバム。05年2月以来。シングル5作を収録。またDVDシングルだった「僕の恋愛事情と台所事情」は初CD化となった。初回盤はDVD付でジャケット撮影ドキュメントを収録。通常初回プレスはCD2枚組となっており、別アレンジ2曲が収録されている。通常盤は1枚のみ。今作ではメンバー全員が作詞作曲した楽曲が収録されているがこれはTOKIO出演のバラエティ「メントレG」のエンディングテーマ対決で提出されたものとなる。勝利した城島の「僕の恋愛事情と台所事情」がDVDシングルとなり、他の4人の曲は11〜14に収録されている。

今回はいつになく自作曲が多い。久保田光太郎がいなくなってしまったのは残念だがいつになくメンバーが積極的に制作に参加したという点はバンドTOKIOの形がより見えやすく良い…かと思ったが案外そうでもない。前作ほどひねくれてはいないのだが、「5 AHEAD」「glider」の時ほどガツンとしたストレートなバンドサウンドはあまりなく、もう少し抑え目な曲が多い。「SONIC DRIVE!」みたいなガツンとしたロックがもっとあると最高だったんだけど…。どうも前作に続いて今回もバンドとしての方向性まで定まっていない感じがする。リーダーの城島がTOKIOの今後を聞かれても「健康第一」などと答えて、音楽的にはどうなのか確認するようにもう1度聞かれてもまたしても答えが曖昧で結局「やっぱ健康第一ですよぉ」と繰り返したりと（NHK某番組）あまりバンドとして現状以上を望んでいなそうな感がアリアリなのが残念なところ。「メントレG」企画で制作された楽曲派松岡以外の3人が「腹減った」をテーマにしており、何で同じテーマの曲が3曲も立て続けに出てくるのか疑問に思えるがこれは「メントレG」の中でゲストとメンバー4人が食べたい食べ物を当てる対決をやっている名物コーナーがあったからだと思われる。コーナー提案者で支配人の国分はいつでも食べれるが他の4人は負けると食べられない。特に山口の「Starving Man」は国分への恨み言がそのまま歌われていると思われ、面白い事は面白いんだけど、番組知らないと何でこんな食い物に飢えているんだろうとしか思えないという…。

DISC-2は「Mr.Traveling Man(#2)」はより5人の演奏を押し出したシンプルなバージョン。エレキを抑えてアコギを鳴らしていアンプラグド風のアレンジになっている。「宙船（そらふね）(Orchestra version)」はそのままの壮大なオーケストラバージョン。シングルの通常初回に入っていたAcoustic Versionも実質ピアノ+ストリングスだったがそれよりもド派手になっている。

通常初回プレス（2枚組）　　　 通常盤（DISC-1のみ）　　　　 09年再発盤

Harvest(初回盤) ←DVD付（DISC-1のみ）

印象度★★★★☆

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