HEART(初回盤1)

DISC 1
No タイトル 作詞 作曲 編曲 備考
1 リリック 長瀬智也 長瀬智也 長瀬智也 46thシングル 最高7位 売上3.9万枚
2 LOVE YOU ONLY 工藤哲雄 都志見隆 西脇辰弥 1stシングル 最高3位 売上52.0万枚
3 君を想うとき 渡辺なつみ 渡辺未来 そうる透、吉村健太 15thシングル 最高9位 売上23.9万枚
4 花唄 TAKESHI 鈴木秋則 島田昌典 25thシングル 最高5位 売上20.4万枚
5 GREEN HIKARI HIKARI 島田昌典 26thシングル 最高6位 売上5.7万枚
6 AMBITIOUS JAPAN! なかにし礼 筒美京平 船山基紀 28thシングル 最高1位 売上21.0万枚
2009年J Storm再発盤 最高193位 売上0.01万枚
7 Julia ジョー リノイエ ジョー リノイエ ジョー リノイエ、鈴川真樹 12thシングル 最高10位 売上9.5万枚
8 glider HIKARI HIKARI HIKARI 27thシングル『ding-dong/glider』両A面曲 最高1位 売上15.4万枚
9 Mr.Traveling Man 清水昭男 清水昭男 佐久間正英 33rdシングル 最高1位 売上14.4万枚
10 自分のために 飯岡隆志 飯岡隆志 山原一浩 31stシングル 最高4位 売上11.8万枚
11 宙船(そらふね) 中島みゆき 中島みゆき 船山基紀 35thシングル 最高1位 売上48.4万枚
12 スベキコト 城島茂 国分太一 野間康介 40thシングル『太陽と砂漠のバラ/スベキコト』両A面曲 最高3位 売上4.1万枚
13 雨傘 椎名林檎 椎名林檎 東京事変 39thシングル 最高2位 売上6.7万枚
14 見上げた流星 平義隆 平義隆 HIKARI 44thシングル 最高4位 売上3.1万枚
15 DR 久保田光太郎 久保田光太郎 久保田光太郎、KAM 24thシングル 最高4位 売上9.2万枚
Bonus Track
16 ハート 長瀬智也 長瀬智也 長瀬智也 新曲

※03年度以降200位以内データ

Strings Arrangement:KAM(14)

DISC 2
No タイトル 作詞 作曲 編曲 備考
1 Yesterday's 清水昭男 清水昭男 Project T 6thアルバム『Yesterday&Today』収録曲
2 僕の恋愛事情と台所事情 城島茂 城島茂 吉岡たく DVDシングル 音楽DVDチャート最高1位 売上3.6万枚
10thアルバム『Harvest』収録曲
3 路傍の花 HIKARI HIKARI HIKARI 43rdシングル『NaNaNa(太陽なんていらねぇ)』通常盤のみC/W
4 Symphonic HIKARI HIKARI KAM 7thアルバム『5 AHEAD』収録曲
5 The Course of Life 国分太一 国分太一 HIKARI 12thアルバム『17』収録曲
6 PLUS 城島茂 城島茂 TOKIO 配信限定シングル 44thシングル通常盤のみC/W
7 Sometimes 長瀬智也 長瀬智也 長瀬智也 12thアルバム『17』通常盤のみ収録曲
8 ロースピード 松岡昌宏 松島茂宏 長瀬智也、山原一浩 12thアルバム『17』収録曲
9 Dream & Breeze TAKESHI 加藤裕介 HIKARI 43rdシングル『NaNaNa(太陽なんていらねぇ)』通常盤のみC/W
10 Southend HIKARI HIKARI HIKARI 26thシングルC/W
11 sugar 長瀬智也 長瀬智也 TOKIO 11thアルバム『Sugar』収録曲
12 Zettai! 朝水彼方 西脇辰弥 西脇辰弥 3rdアルバム『BLOWING』収録曲
13 JUMBO 鶴田海生 鶴田海生 Project T 6thアルバム『Yesterday&Today』収録曲
14 SONIC DRIVE! 長瀬智也 長瀬智也 長瀬智也 10thアルバム『Harvest』収録曲
15 T2 国分太一 国分太一 国分太一、KAM 7thアルバム『5 AHEAD』収録曲
Bonus Track
16 こころ 城島茂 城島茂 城島茂、KAM 新曲

Co-arrange:村田陽一(2)
Strings Arrangement:KAM(3,6)

初回盤1 DVD
「ハート」Rec.

リリースデータ

2014年7月16日 初登場1位 初動4.1万枚、売上8.7万枚 Produced by JULIE K. J Storm

メンバー

Guitar,Vocal 城島茂
Bass,Vocal 山口達也
Keyboard,Vocal 国分太一
Drums,Vocal 松岡昌宏
Vocal,Guitar 長瀬智也

TOKIO3rdベストアルバム。"デビュー20周年記念アルバム"とされている。01年の『BEST EP SELECTION OF TOKIOU』以来のベスト盤となるが、今回はファン投票で選曲されたオールタイムベスト。公式特設サイトにてシングル表題曲、C/Wアルバムからそれぞれ1日1曲ずつ投票できるというシステムだった。ただしソニー時代のC/W曲の扱いが曖昧になっており、C/Wなのに表題曲扱いになっていたり、両A面だったのにC/W扱いにされた楽曲がいくつかあった。DISC-1が表題曲の投票結果、DISC-2がC/Wとアルバム曲の投票結果となる。「リリック」とC/W曲である「路傍の花」、「Dream & Breeze」、「Southend」がアルバム初収録。投票結果はそれぞれ1位が公開され、2曲目以降は「上位15曲」と書かれただけで投票順なのかはよく見ると明記されていなかったが、その後のメンバーの発言などから(「宙船」が11位なんて意外などとコメントしている)、投票順で間違いない模様。ラストに長瀬、城島がそれぞれ書き下ろした新曲が収録されている。リマスターは山崎和重が担当。初回盤1は「ハート」のレコーディング映像を収録したDVD付。初回盤2は今作収録曲の中でPVが存在する16曲のPVを時系列に収録したDVD付。収録された1stPV集がVHSのみで廃盤となっていた「LOVE YOU ONLY」が初DVD化された以外の15曲はPV集DVD、シングル初回盤DVDで既に商品化されている映像となる。04年のカバーアルバム『TKO10』以来10年ぶりの1位獲得となった。

今からTOKIOを聴くならこれを聞けばいいという決定盤。ソニー時代の曲は必要最低限しか入っておらず、ユニバーサル移籍以降から最近のロックバンド色が強い楽曲や自作曲が多数収録されている。ファン投票の結果は意外とコアなものとなり、世間的には記憶に残ってるであろうチャート1位獲得曲(「メッセージ」「ding-dong」)やCMタイアップ曲(「カンパイ!!」やヤマト運輸CMタイアップ3作など)がことごとく落選したりもしているが、「AMBITIOUS JAPAN!」「宙船」「花唄」「LOVE YOU ONLY」「君を想うとき」などの代表曲はさすがに残っている。他のジャニーズに比べるとセールス面ではしょぼいものが多いが、これは固定ファンが極めて少なく初動の時点で低いため。意外とロングヒットした曲も多いので、聞けばなんか聞いたことがある曲も多くなってくると思う。これだけではシングルは網羅できないものの、入り口としては十分な内容だ。新曲「ハート」も長瀬らしいロックチューンで今後のロックバンドTOKIOにも期待が持てる。

DISC-2はC/Wとアルバム曲なので一般的には全く知られていない曲しか入っていない。しかしむしろジャニーズでもあるという側面から長年不自由さもあったA面よりもガツンとしたロックナンバーが多い。ポップなのもあるけど基本的には何でこういうのをA面にしなかったんだと言いたくなるような曲ばかり。実際A面を差し置いて選ばれたC/Wなどもある。やや意外な選曲もあったし、あれがないこれがないというのはあるんだけど個人的にはまあ入口にするならバッチリな選曲だと思う。それにしても編曲:TOKIOの重厚なバンドサウンドが炸裂しまくった「sugar」の後がソニー時代の「Zettai!」というのは落差が凄い。「Zettai!」は当時としては革命的なまでにロックな曲だったんだけど「sugar」の次ではかなり軽く聞こえてしまう。城島が作った「こころ」は「ハート」とはカラーの異なるシンプルな楽曲。城島の曲は(「城島SONG」みたいな凄いのもあるけど)比較的アコースティックだったり暖かみのある曲が多いけど、そういった良さが良く出た曲だ。"羽跡"を"ハート"と読ませるという得意の言葉遊びが炸裂している点も城島らしい。

初回盤1のDVDは長瀬の新曲「ハート」のレコーディングドキュメント。メンバー5人全員でスタジオに揃うことは無くて、基本的にアレンジャーでもある長瀬だけが全ての録音に立ち会って指示やOKを出しており、4人のメンバーはそれぞれのパートを別々にやってきて録音していくというスタイルになっている。タレントとしてハードなだけに、「編曲:TOKIO」がほとんど無くて、メンバー個人でアレンジを手がける事が多いのはこういう制作スタイルになっているからなのかもしれない。ここではタレントや農家TOKIOではなく、真剣に音楽に向き合うミュージシャンTOKIOの姿が収められている。これが本業だ。そして最後にはレコーディング映像を使用したミュージックビデオという形で「ハート」がフルで流れる。かっこよすぎる。

リマスターに関しては何だか妙に低音(ベース)が持ち上げられているというか前に出ている気がする。ベースだけ1つ2つ下げた方がむしろちょうどいいくらいで、何でこんな低音上げしたんだろう?とちょっと疑問に思ってしまったんだけど、現状最も多く聞かれるであろう圧縮音源+付属のイヤホンといった環境で聞く分には程よくパワーが感じられてちょうどいい感じになるのかもしれない。

B00KVM3G58  B00KVM3G4E HEART通常盤  

印象度★★★★★

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