Yesterday&Today
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | Overture | Instrumental | |||
2 | Yesterday's | 清水昭男 | 清水昭男 | Project T | |
3 | Feel it | 白石紗澄季 | 白石紗澄季 | Project T | |
4 | 何度も夢の中でくり返すラブ・ソング (TOKIO Edit) |
忌野清志郎 | 忌野清志郎 | 忌野清志郎 KANAME Project T |
16thシングル 最高7位 売上6.4万枚 |
5 | Heart | 渡辺なつみ | 清水昭男 | Project T | |
6 | 忘れえぬ君へ…(Remix) | 清水昭男 岡部真理子 |
清水昭男 | 森俊之 | 17thシングル 最高10位 売上7.6万枚 |
7 | Cool so Rock | 城島茂 | 城島茂 | Project TO | |
8 | 一秒のOthello〜君に選ばれたい〜 (MatsuRemix) |
秋元康 | 筒美京平 | そうる透 | J-FRIENDS ミニアルバム(実質2ndSg)『People Of The World』収録曲 |
9 | ジャンクフードの逆襲 | 夏野芹子 | 渡辺未来 | 森俊之 | |
10 | 君を想うとき(Romanesque Version) | 渡辺なつみ | 渡辺未来 | そうる透 吉村健太 |
15thシングル 最高9位 売上23.9万枚 |
11 | Brake Down | 長瀬智也 | 長瀬智也 | Project T | |
12 | Love&Peace(Play-out Version) | 岡部真理子 | 樋口了一 | Project T | 14thシングル 最高9位 売上10.2万枚 |
13 | JUMBO | 鶴田海生 | 鶴田海生 | Project T | |
14 | Yesterday's〜Reprise〜 | Instrumental |
リリースデータ
2000年2月2日 | 初登場9位 | 売上5.1万枚 | Produced by Project T | ソニー |
メンバー
Guitars,Vocal | 城島茂 |
Bass,Vocal | 山口達也 |
Keyboards,Vocal | 国分太一 |
Drums,Vocal | 松岡昌宏 |
Vocals,Guitars | 長瀬智也 |
TOKIO6thアルバム。フルアルバムとしては前作から1年10ヵ月ぶり。前作以降の4シングルを収録。両A面の「Oh! Heaven」(15th)、「溢れる想い」(16th)」、当時の最新シングルで99年11月発売の「愛の嵐」は未収録。TOKIO、V6、KinKi Kidsで結成されたJ-FRIENDSの2作目(ミニアルバム扱い)『People Of The World』にそれぞれの歌唱・アレンジバージョンで収録されていた「一秒のOthello〜君に選ばれたい〜」も収録された。「忘れえぬ君へ…」「一秒のOthello〜君に選ばれたい〜」は新たにリミックスして収録されているほか、それ以外のシングルは全てリアレンジ収録されている。今作ではProject T名義でのプロデュース、編曲もほぼ統一された。Project T are Soul Toul・Kaio Tsruta・Akio Tanabe and TOKIOと表記されている(「Cool so Rock」のみ編曲がProject TOになっているが誤表記と思われる)。今作以外では「愛の嵐」C/Wの長瀬の自作曲「LAST ANGEL」がProject Tの編曲となっていてこれがProject Tで最初に発表された曲だった。今作の後につんくプロデュースで2枚シングルをリリースしたためProject T名義は今作で終了した。また01年には移籍したため、今作がソニーでの最後のオリジナルアルバムとなった。
ようやくだいぶ90年代のポップバンドらしいサウンドになりつつも、正直統一感は無かったシングル群だったが、今作はTOKIOも含んだProject T名義でサウンドの統一を図る試みがなされた。そうる透、鶴田海生ら制作陣がTOKIOと共にTOKIOをロックバンドとして成長させるようなプロジェクトだったようで、ここにきてようやくしっかりロックなバンドサウンドが聞ける。既存シングルはどれもバンド感を強調した仕上がりとなっている。徐々に盛り上がるドラマティックなアレンジに変えた「君を想うとき」はバンド感という意味はやや後退したが(シングルバージョンの方がストレートだと思う)、装飾音を排して5人の演奏が堪能できるライブ感溢れる「Love&Peace」は間奏でメンバーの演奏ソロ繋ぎが登場するなど改めてバンドTOKIO5人を感じられる仕上がりで好感触。城島・長瀬も独自の色はまだ薄めながらロック路線の自作楽曲を用意している。
「Yesterday's」はTOKIOの転機になった曲だと後に長瀬がMCで語ってから曲を披露した事もあり、ソニー時代の曲がほとんどセットリストから消滅して以降も「JUMBO」はライブ終盤の盛り上げナンバーとして機能し続けるなど、6作目にしてようやく後年まで演奏され続けた曲がアルバム曲から生まれているのもポイント。なお「JUMBO」は曲中にタイトルを思わせる歌詞も全く出てこないが、作者の鶴田海生がジャンボと呼ばれていたのに由来しているようで、鶴田といえばプロレスラーのジャンボ鶴田、という昭和的な発想に起因している模様。次回作以降、移籍を節目に本格的に開花するロックバンドとしてのTOKIOにとってはまさに今作が始まりの1作だったと思う。名作。というか最初からこの方向性でデビューしていれば…。Project
Tとまで銘打っておいてジャケットがなんでこんなロックっぽさのかけらもないメンバーも出てこないような良く分からない仕上がりだったのかだけ謎…。
印象度★★★★☆
2020.2.7更新