Route 109

No タイトル 作詞 作曲 編曲 提供先アーティスト
1 Feel fine! 倉木麻衣 徳永暁人 徳永暁人 倉木麻衣(2002)
2 千年DIVE!!!!! 大黒摩季 徳永暁人 徳永暁人 アンティック-珈琲店-(2015)
3 Don't let me down 徳永暁人 徳永暁人 徳永暁人 BAND-MAID(2015)
4 渡月橋〜君 想ふ〜 倉木麻衣 徳永暁人 徳永暁人 倉木麻衣(2017)
5 気分はSuper Girl! AZUKI 七 徳永暁人 徳永暁人 ももいろクローバーZ(2009) Launchers(2001)のカバー
※現表記の"Z"になっているが厳密には"ももいろクローバー"時代
6 dayone 山崎あおい 徳永暁人 徳永暁人 尾崎由香(2020)
7 明日へ架ける橋 倉木麻衣 徳永暁人 徳永暁人 倉木麻衣(2004)
8 吹きすさぶ風の中で 三枝夕夏 徳永暁人 徳永暁人 WAG(2004)
9 Whenever I think of you 三枝夕夏 徳永暁人 徳永暁人 三枝夕夏 IN db(2002)
10 DA DA DA 北原愛子 徳永暁人 徳永暁人 北原愛子(2004)
11 Like a little Love AZUKI 七 徳永暁人 徳永暁人 竹井詩織里(2006)
12 TAKE ME TAKE ME 滴草由実 徳永暁人 徳永暁人 滴草由実(2003)
13 Communication Break 上木彩矢 徳永暁人 徳永暁人 上木彩矢(2006)
14 永遠 坂井泉水 徳永暁人 徳永暁人 ZARD(1997)
15 Voyage JANG KEUN SUK 徳永暁人 徳永暁人 チャン・グンソク(2017)

リリースデータ

2020年12月2日 初登場54位 売上0.1万枚 Produced by 徳永暁人 GIZA studio

Route 109 Trio

Vocal,Bass&Piano 徳永暁人
Drums 車谷啓介(from Sensation)
Guitar KEI

徳永暁人セルフカバーアルバム。XL、doaのメンバーとして2度デビューしているがソロ名義では初のアルバムこれまで提供してきた楽曲の中から15曲をセルフカバー。2011年よりソロライブ「Route 109」をシリーズ化して開催しており(109=10 9=語呂合わせでトク→徳)、これがそのままタイトルに採用されている。またライブと同じ3人編成の1発録り、曲によってはアレンジも決めずにコード進行だけ渡してアドリブ演奏を繰り広げたものがそのまま収録されている。重ね録りをしていないため、ピアノを弾いている曲ではベースが入っていない(逆も同様)doa『CAMP』と同時発売。doaの売上を3順位46枚上回ったが共に2週目には300位圏外へと吹き飛び1週のみのランクインとなった。2作連動特典としてサイン入りポスター2枚(doa&徳永ソロ)抽選で20名にセットでプレゼントというWeb応募キャンペーンが実施された。今作封入のシリアルコード単独でもトークイベントの生配信を視聴可能だった。

「気分はSuper Girl!」はももいろクローバーZへの提供曲として表記しているが、元々は00〜03年に放送されていたスターダストの新人女性が大挙して出演していたBS朝日『Harajukuロンチャーズ』のCDデビュー企画に提供していた楽曲で、09年にスターダストの後輩となるももいろクローバーがカバーしてシングル「未来へススメ!」C/Wに収録していた。よって厳密にはZではなく無印のももいろクローバーがLaunchersのカバーをしていた楽曲となる。

doaでは基本ドラム打ち込みで制作されているが、今作は3人のバンドサウンド編成。doaとの差別化のためにコーラスを一切入れず、演奏もほぼ1発録りのため、スタジオライブのような勢いがある。コーラスが一切無いのとピアノ弾いたらベースが入ってないなど物足りない部分もあるけどその辺もライブ感で補っている感じ。

最大ヒット級である「Feel fine!」「永遠」、そして近年の代表ヒット「渡月橋〜君 想ふ〜」は押さえられているものの、意外と知らない曲が多く、当時聞いてはいたが覚えてない曲もあって半数程度しか分からなかった。00年代半ば頃までのGIZA娘への提供は大野愛果と並んで多く、8〜14のビーイングGIZA提供相手は上木以外は全員既に活動を終えていて懐かしさも感じるが当時のGIZAを会社単位で聞いていてシングル程度なら一通り網羅していたくらいのリスナーじゃないとここのブロックはZARD以外は全く分からないだろう。そしてこの流れで愛内里菜が無いのがやや不自然だが、R名義での活動内容からして現在は会社との関係があまりよろしくないと思われ、ここは回避の判断にされたのかもしれない。ただ愛内里菜はGIZAの中では長くて10年活動していた割には意外と提供してなくて作編曲手掛けた曲はゼロ、作曲のみもシングルでは「Dream×Dream」「PARTY TIME PARTY UP」の2曲だけ、「Over Shine」は編曲のみだったのでもし選曲されていたとしてもコナン映画主題歌でもあった「Dream×Dream」が選曲されていたどうかといったところだろうか。

そんなわけでかなり膨大な曲数を提供しているもののヒット曲は少なく、GIZA関係なく知られているヒットは後は倉木麻衣の「Stand Up」 「Winter Bells」が割と知られているかな程度だろうか。個人的にはベストやコンピ盤でWAG・三枝・北原・滴草も聞いていたはずだが全く覚えておらず、竹井・上木・ZARDしか覚えてなかったのでこれに倉木麻衣を加えた6曲しか原曲が浮かばなかった状態。ビーイング外部への提供も行ってはいたようだが、ジャニーズ、秋元系への提供で当てている大島こうすけ(嵐「Dear Snow」)、後藤康二(乃木坂46「ガールズルール」)、小澤正澄(SKE48「アイシテラブル!」)のようにふいに採用されての2010年代のNo.1ヒットもない。外部提供での当たりが1曲あればもっと現役ヒットメイカー感あったんだけどこれは巡り合わせもあるしなぁ…。

楽曲自体は提供相手に関係なく、どれも徳永流にカバーしていて演奏も熱いものの基本的にメロディーと声を前面に押し出すスタイル。改めて安定したメロディーの良さは感じられる。爆発的ではないけどそこそこにいい曲多いなぁというのは作家としての徳永暁人の当初からの印象で今も変わっていない。doaでも低音域担当で「心のリズム飛び散るバタフライ」がUSEN中心にヒットした際に歌声が福山雅治そっくりだと話題になったが、あの福山そっくり声が全面展開する。ただ全体にかなりキー低め、ほとんどオクターブ下みたいな低いところで歌っているがテンション高く盛り上がる部分も多く、結果的に福山雅治よりも歌い方に熱が入っていてかなりくどくなってしまっている印象。doaでは割と好印象だったんだけど、アルバム通して聞くには濃すぎるというか自身のボーカル表現を全部詰め込んだとも語っていたので熱が入りすぎている感じがある。途中からくどいなぁ…とちょっと食傷気味になってしまった。ソロを聞いたことで改めてdoaの3声ボーカルのバランスの良さ、doaの中で輝く徳永ボーカルの魅力を再発見したというようなそんな印象の1作。

B08M2G21WH 

印象度★★★☆☆

2020.12.26更新

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