東京女子流3rd JAPAN TOUR 2013〜「約束」〜ドキュメント

No タイトル 備考
1   オープニング
2 Bad Flower[LIVE@横浜BLITZ 2013.5.19] 11thシングル
3 それでいいじゃん[LIVE@横浜BLITZ 2013.5.19] 3rdアルバム『約束』収録曲
4 Zepp Tokyo Making 4月20日Zepp Tokyo公演のメイキング
5 幻[LIVE@横浜BLITZ 2013.5.19] 3rdアルバム『約束』収録曲
6   友梨に喉の不調についてインタビュー
7 Zepp Nagoya Making 4月27日Zepp Nagoya公演のメイキング
8 Zepp Namba Making 4月28日Zepp Namba公演のメイキング 彩乃インタビュー
9   4月28日Zepp Namba公演のメイキング
10   4月28日Zepp Namba公演のメイキング
11 ディスコード[LIVE@横浜BLITZ 2013.5.19] 11thシングルType-A,CのみC/W、3rdアルバム『約束』収録曲
12   由梨が喉の復活を報告
13 Zepp Fukuoka Making 5月3日Zepp Fukuoka公演のメイキング 未夢インタビュー
14 運命[LIVE@横浜BLITZ 2013.5.19] 12thシングル
15 ふたりきり[LIVE@横浜BLITZ 2013.5.19] 3rdアルバム『約束』収録曲
16 Rensa Making 仙台公演メイキング ひとみインタビュー
17   仙台公演メイキング(帰り)
18 Zepp Sapporo Making 5月11日Zepp Sapporo公演のメイキング 芽生インタビュー
19   5月11日Zepp Sapporo公演のメイキング
20 横浜BLITZ[2013.5.18]Making 5月18日横浜BLITZ公演のメイキング 友梨インタビュー
21 横浜BLITZ[2013.5.19]Making 5月19日横浜BLITZ公演のメイキング
22 約束[LIVE@横浜BLITZ 2013.5.19] 3rdアルバム『約束』収録曲 メイキング映像と被る

『LIVE AT BUDOKAN 2013』豪華盤Blu-rayのみ付属のDISC-2。2013年4〜5月に行われた『3rd JAPAN TOUR 2013「約束」』のドキュメント映像。基本はメイキング映像で構成されているが、5月19日横浜BLITZでの最終公演から7曲のライブ映像も収録されている。ライブ映像は基本的に1曲フル収録されているが、「約束」だけはメイキング映像やインタビュー映像と一部被る仕様になっている。また各メイキングの合間にはメンバーそれぞれをピックアップしたイメージ映像&インタビュー映像も収録されている。

商品案内にも体調不良続出と書かれているが、このツアーはとにかく過酷だったとされている。ライブレポなんかを検索してみれば彩乃の声が裏返るというのを筆頭にしてメンバーの不調を指摘する文章が散見されるほどだ。

小西彩乃→声が裏返るといった喉の不調を終始抱える。声帯には異常がないと診断され解決方法が曖昧なこともあって自信喪失

山邊未夢→わりと元気だったがツアー中盤頃から連続で過呼吸を起こすようになりライブ途中で退場する。

中江友梨→声帯炎によるドクターストップにより最初の3公演はダンスのみ。回復以降は1番元気を自称する場面も。

庄司芽生→わりと元気だったが5月18日公演前に体調不良で倒れて唯一の1公演完全不参加

新井ひとみ→前半はスタッフや未夢からも1人絶好調だと言われるが、後半は喉の不調を訴えたり(ただしライブ映像で声が変な様子は無い)、緊張で涙する場面も。

と、こうも重なるのかというくらいにメンバーの不調が相次いだらしく、結果的に普通にライブ映像として出すよりも、ツアーを見たファンにもメンバーの不調が十分に知られている以上はその裏側を見せるといった方向で今作が制作されたものと思われる。これまでもメイキング映像は特典としてあったが、おまけレベルのものが多く、メンバーが笑顔でじゃれあってるか、前向きにインタビュー受けているかといったところで、"苦労している裏側"は見せなかった。メンバーが苦労を語ったり、体調不良で裏で大変な事になっているところまで公開したり、スタッフがメンバーを叱責しているところまでじっくり見せるのは初めてだったと思う。これが思っていたよりもずっといい内容だった。序盤でダンスのコーチ?みたいな人が延々これはダメだあれはダメだと厳しく説教しているのはこの手のアイドルメイキング映像でよくある体育会系のノリなんだけど(いわゆる超高圧的な鬼軍曹スタイル)、女子流スタッフのトップである佐竹氏がメンバーとミーティングしている場面では必要以上に強く叱らず、時に優しく、時に厳しく、メンバーと対等の目線も交えて話しているように見えたのが好印象だった。こういうスタッフがトップにいるって何気にかなり幸せなことなんじゃないだろうか。

また今までのように終始ニコニコしているだけで終わらずにメンバーそれぞれが抱えている問題をあえて明らかにした事でメンバーそれぞれの立ち位置や考え方が垣間見えるのもなんとなく勝手に思っていたイメージとちょっと違うところもあって面白かった。前半は比較的元気なリーダー未夢は、彩乃や友梨がネガティブなインタビューしている中でもわりと前向きで楽観的なコメントを残しているので、メンバーの中では1番お気楽な人なのかと思ったけど、中盤以降は気合が入りすぎたのか過呼吸を連続で起こしたところを見ると実はけっこうリーダーとして色々考えていたんだなと思えたりとか。

ライブ映像自体は確かに彩乃の声は裏返り気味だけど何とか全員揃った気合の最終日だけあって、既に映し出された他の公演での断片的な様子からするとかなり良く感じられる。また「幻」は現在のところライブ映像がここにしか収録されていない。珍しくリーダー未夢が目立っている曲だけになんとか収録されたのは良かった。

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