BOUNDLESS

No タイトル 作詞 作曲 編曲 備考
1 In My Heart RYUICHI H.Hayama Tourbillon  
2 End of Time RYUICHI H.Hayama Tourbillon RYUICHI・INORANツインボーカル曲
3 To You, My Dear RYUICHI H.Hayama Tourbillon  
4 Parallel RYUICHI H.Hayama Tourbillon  
5 (On a) Night Like This RYUICHI H.Hayama Tourbillon  
6 Colors My World RYUICHI H.Hayama Tourbillon  
7 All The Way RYUICHI H.Hayama Tourbillon 6/4先行配信
-Bonus Track-(Blu-ray付/配信版)
8 I'm going to love RYUICHI INORAN Tourbillon 2023/8/26配信シングル

リリースデータ

2025年6月18日 初登場19位 売上0.3万枚 Produced by Tourbillon avex trax

メンバー

Vocal RYUICHI
Guitar INORAN
All Keyboards&Programming H.Hayama

Tourbillon4thアルバム。8年8ヶ月ぶりのアルバム。前作以降は2023年に始動20周年記念でライブを行った際に新曲「I'm going to love」を配信したのみだった。今回は2005年のデビューから20周年を記念しての再始動となり、今作発売に続けて東名阪ツアー『Tourbillon Debut 20th Anniversary Tour 2025』を6月28日Zepp Nagoya、7月5日Zepp Namba、7月27日Zepp Hanedaで開催。6月4日に「All The Way」が先行配信されていた。

CD+Blu-rayボーナストラックとして2023年の配信シングル「I'm going to love」を収録した全8曲、Blu-rayには「All The Way」MV、「New Artist Photo & All The Way Music Video -Behind The Scenes-」を収録
CDは全7曲。
配信版CD+Blu-ray準拠で「I'm going to love」も収録されているが「I'm going to love Version 2025」という表記になっている。

ほとんど周年記念でしか動いていない気がするが、そのまま自然消滅にならない辺り、3人にとってそれなりに愛着のあるグループではあるのか。RYUICHIの健康状態の影響からLUNA SEAのライブでも声が出ていないとか、思いっきり口パクをしているとかで色々言われていたが、歩みを止めるつもりはないらしく、Tourbillonのツアーと並行して7〜9月には河村隆一ソロの教会ライブツアー「Ryuichi Kawamura Presents No Mic, One Speaker Concert at Church Tour 2025-2026 Phase.02」、9〜10月には「Ryuichi Kawamura Billboard Tour 2025」、11月にはLUNA SEA主宰のフェス「10th Anniversary LUNATIC FEST. 2025」と全く休む様子はない。こんなに立て込んでいるのにTourbillon20周年もきっちりやるとか凄すぎる。

今回は実質ミニアルバムになってしまった上、元々は作詞作曲を3人全員が行うのがTourbillonだったが、今作では作詞はRYUICHI、作曲はH.Hayamaで統一されていてINORANが新曲の作曲にも関与していないのは気になるところではある。H.Hayamaがいつでも動けるように大量に曲を用意していたのが大きかったようだ。2023年のLUNA SEA『MOTHER』『STYLE』再録音盤では声の変化はある程度の経年変化程度でそこまで気にならなかったが、今回はだいぶ声が違って聞こえる。手術後の発声障害当時医師でも見解が分かれているらしい事を説明していたが、いずれにしても、LUNA SEA、ソロ含めても今作が手術後最初の新曲ということになるので、状況を踏まえて今の状態にあった曲や歌い方を模索した結果が今作なのかもしれない。なんか声が違う…という違和感は全編通して声にエフェクトかけてるのでこのせいなんじゃないかとも思う。スピーカーで聞くよりイヤホンで聞いた方が違和感が強くて個人的にイヤホンだとエフェクトみが強すぎてちょっと聞いてられなかった

そんなわけで無理しない感じで特有の高音はあまり生かさず、全体に起伏少なめで地味に感じられる曲は多いが、適度なダークさ、大人っぽさ、ロックっぽさはあり、Tourbillonらしくはある。ユニットゆえにロックバンドっぽい曲から打ち込み全開の曲もなんでもありだし、「End of Time」では初めてINORANと交互に歌うという試みも見られて充実した約30分ではあると思う。ただ結果的に先行配信の「All The Way」だけ明るくポップでこれが良かっただけにこの系統の曲はもう少し欲しかったのが正直なところ。

B0F18YLL28Blu-ray付  B0F18T2KDXCDのみ 

印象度★★★☆☆

2025.7.12更新

※今作はAmazon Musicのみで視聴したためCD(ブックレット)を手に取っていません。

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