Lif-e-Motions
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | Good day,Sunshine | NAHO | JUNKOO | JUNKOO | |
2 | Everlasthings | 嶋田幸子 | 松田泰典 | 松田泰典 | |
3 | Where to begin | 川原京 | 原一博 | 原一博 | 26thシングル 最高18位 売上2.1万枚 |
4 | You & me | 川原京 | 関淳二郎 | 関淳二郎 | |
5 | Precious | 漆野淳哉 | 飯田建彦 | 飯田建彦 | |
6 | As it is | YU-KI&成瀬英樹 | 成瀬英樹 | Yoshimasa Kawabata | |
7 | Urbanature | 嶋田幸子 | 島野聡 | 境亜寿香 | |
8 | Signal Theta | WILL(山田亘&DJ KOO) | Instrumental | ||
9 | Life signs again | HIDE from Dt., Shigeco Ogula |
Rio from SaGa | 田中隼人 | |
10 | Be ever wonderful | DJ KOO | YU-KI&DJ KOO | DJ KOO | |
11 | One Nation | 原田憲&Maki Mihara | 小室哲哉 | Perfomed by 小室哲哉&DJ Dragon |
コンピ盤『VARIOUS ARTISTS FEATURING songnation』収録曲 |
12 | ENGAGED '06 | 小室哲哉 | 小室哲哉 | 安原兵衛 | 5thアルバム『dAnce to positive』収録曲 リメイク |
Interlude Arrangement:イズタニタカヒロ(3)
Brass Arrangement:村田陽一(5)
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | Vocal | 原曲、備考 |
1 | EZ DO DANCE-meets KEIKO- | 小室哲哉 | 小室哲哉 | 小室哲哉 | KEIKO(globe) | 2ndシングル |
2 | Silver and Gold dance-meets T.M.Revolution- | 小室哲哉 | 小室哲哉 | 西川貴教&鈴木覚 | 西川貴教 | 4thシングル |
3 | survival dAnce〜no no cry more〜-meets BoA- | 小室哲哉 | 小室哲哉 | 田中直(SUPA LOVE) | BoA | 6thシングル |
4 | TRUTH '94-meets Tomko Vani- | 小室哲哉 | 小室哲哉 | sin | 伴都美子(Do As Infinity) | 4thアルバム『BILLIONAIRE〜BOY MEETS GIRL〜』収録曲 26thシングルC/W |
5 | CRAZY GONNA CRAZY-meets AAA- | 小室哲哉 | 小室哲哉 | 宮永治郎 | AAA/YU-KI | 8thシングル |
6 | masquerade-meets Youki Kudoh- | 小室哲哉 | 小室哲哉 | yuk | 工藤夕貴/YU-KI | 9thシングル |
7 | Overnight Sensation〜時代はあなたに委ねてる〜 -meets Goro Kishitani & Yasufumi Terawaki- |
小室哲哉 | 小室哲哉 | yuk | 岸谷五朗&寺脇康文 (企画ユニット 地球ゴージャス) /YU-KI |
10thシングル |
8 | teens-meets AYUMI HAMASAKI- | 小室哲哉 | 小室哲哉/ 久保こーじ |
中野雄太 | 浜崎あゆみ | 12thシングル両A面曲 |
9 | BRAVE STORY-meets Every Little Thing- | 小室哲哉/ 前田たかひろ |
小室哲哉 | 中村"nam-nam"康就 | 持田香織(Every Little Thing) Guitar:伊藤一朗 |
15thシングル |
10 | JOY-meets Koda Kumi- | YU-KI& 工藤順子 |
原一博 | 原一博 | 倖田來未/YU-KI | 23rdシングル |
Supervisor about Disc.2:YU-KI
リリースデータ
2006年2月15日 | 初登場8位 | 売上6.6万枚 | avex trax |
メンバー
YU-KI |
DJ KOO |
SAM |
CHIHARU |
ETSUKO |
TRF9thアルバム。6年7ヶ月ぶりのオリジナルアルバム。前作リリース以降2000年はリミックスシングル『Burst drive Mix』を1年かけて5作+リミックスアルバム『Burst drive mix-album-non stop mixed by DJ KOO』を発売していたが新曲発売は無くそのままTRFとしての新作リリースは停止。2001年の911テロを受けて小室哲哉と松浦勝人が立ち上げたチャリティープロジェクト『songnation』のアルバムで久々に小室哲哉による新曲「One Nation」が制作されていたのみ。単独ライブも無かったがa-nationには出演していた。活動再開にあたってはTRF Re Vibe!!として大々的な復活プロモーションを展開し、先行シングル「Where to begin」を発売、1ヶ月後に今作がリリースされた。「Where to begin」、「One Nation」、Disc 2からC/Wに先行収録されていた「TRUTH '94-meets Tomko Vani-」を収録。「ENGAGED」はリメイク。Disc 2は主にエイベックスの後輩勢によるTRF楽曲のカバーを収録したトリビュートアルバム。
2CD+DVD盤にはボーナストラックとしてDisc 1に「DANCE
LOOP #4」「DANCE LOOP #5」「DANCE LOOP #6」を追加収録(#1,2,3はシングル『Where
to begin』DVD付盤に追加収録されていた)。加えてヒストリー映像「History
of TRF」、Disc 2収録曲のオリジナルのMVもしくはライブ映像をショートサイズにした「Music
Video Clips (Short 10 Videos in Disc 2)」、TRFとDisc 2参加者のうち小室哲哉、Every
Little Thing、工藤夕貴、倖田來未、西川貴教、岸谷五朗&寺脇康文、伴都美子によるインタビュー映像「TRF
& Collabo Artists Special Interview」、「Special Work Shop
in DVD Vol.2 (Multi Angle)」を収録したDVD付。
2CD盤はボーナストラックとDVD無しのCD2枚仕様。1CDでの発売は無い。
売れなくなってリリース停止に追い込まれたのは明白だったが、5年以上寝かせた事とエイベックス邦楽1号だけにレジェンド扱いでの大々的な復活プロモーションとなった今作。このTRF復活はかなり派手に宣伝されていて「Where to begin」は一時的にかなりかかりまくっていた記憶がある。その割にはトップ10にも届かずに売上はパッとしなかったものの、やたら印象に残っている。
今作は前2作のようなメンバープロデュースではなく、DJ
KOOもほとんど制作に関与していない。復活シングル「Where
to begin」こそエイベックス主砲作家の1人である原一博を作編曲に起用しているが、それ以外は正直そんなに有名でもなく、エイベックスのトップ級でもないような作家ばかり。どちらかというと全盛期をリスナーの側で体感していた若手の作家陣に任せたという事なんだろうか。また今作では初めて1曲ごとの演奏クレジットがあり、ボーカルやコーラスの表記もあるので、YU-KI以外の4人がどの曲でコーラス参加やラップ参加しているかが明示されている。しかしこれによりほとんどの曲にYU-KI以外のメンバー参加してないんだなというのが改めて浮き彫りに…。今作の制作体制だとDJ
KOOも参加の余地ほとんどないし…。
明るくポップで楽しい感じのダンスミュージック…というミリオン5連発の全盛期シングル表題曲のようなパブリックイメージのTRFのど真ん中を狙ったような1作。1曲目の「Good day,Sunshine」にしても復活シングル「Where to begin」にしても確かにTRFが久々に帰ってきた感じがあり、まさにこれぞTRFといえる楽曲群が並んでいる。一方で小室プロデュースを離れた後にメインライターとなっていたDJ KOOは自身のユニットでのインスト「Signal Theta」とYU-KIと共作した「Be ever wonderful」以外は関与しておらず明らかに身を退いている。確かに前2作の印象からしてDJ KOOでは特にアルバム前半のようなこれぞTRFというようなポップな曲は書けそうにないし、今回は音楽的に攻める事もあまり求められていない以上は出番が無くなるのは納得ではある。『songnation』企画の一環として小室哲哉が久々に提供した「One Nation」は難解な上に長いし、「ENGAGED」のリメイクもアルバムを締めるソロバラードでこれも長め…とラスト2曲で3曲分の尺を使っているので終盤で少々かったるい。小室でもDJ KOOでもなく今作に集められた作家達がTRFっぽいものを持ち寄って提供したのが、結果的にTRFのイメージに沿ったアルバムを制作する上でマストな選択だったのかも。
そんなわけで今作は"帰ってきたTRF"という印象が全て。進化だとか攻めだとか新しい感じはないが、90年代の小室サウンドをそのまま再現しているわけでもなく適宜アップデートはした上でひたすらTRFらしい、TRFっぽいと思えるようなそんな1作。雰囲気はいいんだけど結局序盤以外はどうにも似たような印象になってきてしまいあまり個々で目立った曲がないのもあって、かつてを越えるとか並ぶというほどではない。そういった過度な期待はせずに素直に"帰ってきたTRF"を楽しむのが正解だろう。
Disc 2のトリビュート盤は"Supervisor about Disc.2:YU-KI"とあるようにYU-KIがガッツリ監修・参加しているようで、4曲では一緒にボーカルも担当。「survival dAnce〜no no cry more〜-meets BoA-」ではコーラスとしてSAM,CHIHARU,ETSUKOもクレジットされている。基本的には各自リスペクトしつつ自分たちの制作陣で自由にやった感じではあるんだけど、1曲目のglobeのKEIKOによる「EZ DO DANCE」はかなり残念な仕上がり。globeは小室哲哉がメンバーなのでそのまま小室が編曲しているのでもう少し原曲に真っ向勝負でKEIKOバージョンといえるカバーにしてくれるのかと思ったら、トランス御執心期が抜けきっていないようなトラックメインのリミックスになってしまい、KEIKOは冒頭でちょっとラップをキメたと思ったら平メロは無く、何度かサビを英語詞で歌うのみで大半が小室のトラックが続くばかり。いやどうしてこうなった…。またKEIKOもそうだが伴都美子もソロで参加しているためグループとしての参加ではない一方でEvery Little Thingはちゃんと2人で参加していて伊藤がギターを弾いている。この差はどこにあるのだろうか(2004年に井上陽水のトリビュートに参加した時は持田ソロだった)。
これ以外にも1995年を最後に歌手活動撤退していた工藤夕貴が11年ぶりの歌唱というのは意外性がある。「ゆうき」繋がりでWゆうきって事なのか?岸谷五朗&寺脇康文は地球ゴージャスという2人の演劇ユニットでの参加だがかなりトンデモな仕上がり。YU-KIが参加しているが、YU-KIのメインボーカルに随所でコーラスを重ねたり、低音地声歌唱で一部単独パートを歌唱するのみなので、なんか「Overnight Sensation〜時代はあなたに委ねてる〜」に素人おじさん歌唱が混ざってくる…みたいな。
印象度★★★☆☆
2023.6.22更新