trf〜THIS IS THE TRUTH〜

No タイトル 作詞 作曲 編曲 参加メンバー 備考
1 THIS IS THE JOY 小室哲哉,KOO 小室哲哉 小室哲哉 VOCALS:,MEGAMIX
RAP:KOO(VOCORDER)
 
2 IMPRESSION OF TRF KOO 小室哲哉 小室哲哉 RAP:KOO  
3 GOING 2 DANCE 小室哲哉, 小室哲哉 小室哲哉 VOCALS:、RAP: 1stシングル(同時発売) 100位圏外
4 LET'S 5 DANCE 小室哲哉,KOO 小室哲哉 小室哲哉 VOCALS:SAM,,HORIE
RAP:KOO
 
5 TIME AFTER TIME 小室哲哉 小室哲哉 小室哲哉 VOCALS:
RAP:SAM,KOO,HORIE
SCRATCH:HIRO MATSUMOTO
 
6 OPEN YOUR MIND 小室哲哉 小室哲哉 小室哲哉 VOCALS:,CHIHARU,ETSUKO,IZUMI
SCRATCH:HIRO MATSUMOTO
1stシングル両A面曲(同時発売)
7 DO WHAT YOU WANT 小室哲哉,SUZI KIM 小室哲哉 小室哲哉 VOCALS:CHIHARU,ETSUKO,IZUMI,SUZI KIM 2ndシングル『EZ DO DANCE』C/W(カット)
8 OUT THERE 小室哲哉,KOO 小室哲哉 小室哲哉 VOCALS:,CHIHARU,ETSUKO,IZUMI
RAP:KOO
 
9 RIGHT HERE! RIGHT NOW! 小室哲哉, 小室哲哉 小室哲哉 RAP:GOTO,YUKI(),SANCHE,&EVERYBODY  
10 TRUTH 小室哲哉 小室哲哉 小室哲哉 VOCALS:  
11 THIS IS THE JOY [EXTENDED VERSION] 小室哲哉 小室哲哉 小室哲哉    

※ボーカルのYU-KIの当時の表記は。それとは別人でダンサーチームMEGAMIXにYUKIがいた。

リリースデータ

1993年2月25日 初登場14位 売上6.5万枚 PRODUCED BY TETSUYA KOMURO avex trax

メンバー

SAM
KOO
MEGAMIX

trf1stアルバム。シングル「GOING 2 DANCE/OPEN YOUR MIND」と同時発売でのデビュー作。2曲ともそのまま収録されC/W「GOING 2 DANCE (ENGLISH VERSION)」のみ未収録。公式上のタイトルは『trf〜THIS IS THE TRUTH〜』だがジャケットや背文字のタイトル表記は『trf TK RAVE FACTORY THIS IS THE TRUTH』となっていてtrfはTK RAVE FACTORYの略称でこれがグループ名、作品タイトルが『THIS IS THE TRUTH』のような表記になっている。同時発売のシングルは100位圏外だったが今作は初登場14位となり、100位以内に5週ランクイン。まずまずの出だしとなった。5月には今作から5曲のリミックスを6トラック収録したリミックスアルバム『HYPER TECHNO MIX』を発売。以後4thアルバムまでアルバムごとにリミックスアルバムの発売が続いた("TECHNO"が付属したのは2までで、3,4は『HYPER MIX』に変わった)。

当時のメンバーは流動的で曲によって参加者が異なっていて、1曲ごとにボーカルとラップの担当者が一緒に併記されている。メンバー写真表記ではSAM、KOO、の3人が単独、残りのメンバーはMEGAMIXとダンスチームの名称のみで8人がまとめて写っていて個別のメンバー表記は無い。ただリーダー格のSAMはMEGAMIX8人のうちの1人としても写っているような…?結成時11人と言っていたので同じドレッドヘアーの男性メンバーがもう1人いたのか…?「DO WHAT YOU WANT」「OUT THERE」のボーカル担当の中にCHIHARU,ETSUKOの名前もあり、一応後の固定メンバーとなる5人の名前は全員表記されている。また帯には"SAM KOO 北村夕起()等を強力フィーチャー"と書かれていて帯には本名の北村夕起の表記がある。MEGAMIXにYUKIというメンバーもいて、北村夕起は"ゆき"ではなく、"ゆうき"であるため、の表記にしていたようだが、結局YUKIに間違えられたり、Uの上の-が表記されなかったりすることが多いので2003年にYU-KI表記に変えている。

輸入レコードの卸販売業として1988年にエイベックスが始まり、TM NETWORKのメンバーとして活動していた小室哲哉と接触し、ダンスミュージックに強い関心を持っていた小室哲哉の全面的なプロデュースによりプロジェクトが立ち上がってのエイベックス邦楽第1弾アーティストとなったようだ。前述のように色々な可能性を模索し、ボーカルとダンサーチームの目指す方向も異なっていたため、当初はメンバーが流動的でプロジェクト色が強い。

今作はほとんどが英語詞テクノ中心のトラックメインの曲ばかり。ほぼサビしか無かったりラップしか無かったり、サビだけといっても簡単な英語を繰り返すだけでメロディーを聞かせる気があまりなかったりと非売れ線。エイベックス自体が洋楽輸入しか扱ってないマイナーなレコード会社だったので当時のディスコ文化(ジュリアナ東京)の盛り上がりを反映したクラブ向けのダンスミュージックでJ-POPのヒットチャートにはあまり意識が向いていないし、正直これで売れるようにも思えない。とはいえMEGAMIXが目指していたダンスミュージックもこれとは別物だったらしい。小室哲哉もやりたい事をやりつつシンガー、DJ、ダンサーそれぞれを説得(特に考えが固まっていたダンサーチーム)しながらだったようだし、色々大変な状況の中で、しかしそんな今までに無かったグループを作ろうという気概は強く感じられる1作にもなっている。

まあ後追いだとまともな歌モノは「TRUTH」くらいしかないし、シングル2曲はマニアック過ぎてシングルっぽくないし、最初と最後にもEXTENDED VERSIONで収録されている「THIS IS THE JOY」でのタイトル連呼が連呼のおかげで耳には残るな…という以外はとっつきにくいし、知っているtrfとはまだだいぶ違うなとは思った。

B00005EC13

印象度★★★☆☆

2023.2.27更新

戻る