シャッフル-Bright 3 Waves-

No タイトル 作詞 作曲 編曲 原曲、備考
1 Skyreach/麻倉もも 古屋真 伊藤賢 古川貴浩 雨宮天 1stシングル
2 パンプキン・ミート・パイ/雨宮天 近藤ひさし 近藤ひさし Ikoman 麻倉もも 4thシングル
3 イエローフラッグ/麻倉もも・雨宮天 ワタナベハジメ HAMA-kgn HAMA-kgn 夏川椎菜 1stアルバム『ログライン』収録曲
4 Fanfare!!/夏川椎菜 TOMO 野村勇輔 野村勇輔 麻倉もも 1stアルバム『Peachy!』収録曲
5 フワリ、コロリ、カラン、コロン/麻倉もも 雪沢実花 植松芳裕 植松芳裕 夏川椎菜 2ndシングル
6 VIPER/麻倉もも・夏川椎菜 塩野海 塩野海 塩野海 雨宮天 8thシングル
7 Silent Sword/夏川椎菜 谷口尚久 谷口尚久 谷口尚久 雨宮天 1stアルバム『Various BLUE』収録曲
8 ラブリルブラ/雨宮天 田中秀典 田中秀典 川口圭太 夏川椎菜 3rdシングル『パレイド』C/W
9 ユメシンデレラ/雨宮天・夏川椎菜 HoneyWorks HoneyWorks HoneyWorks 麻倉もも 7thシングル

リリースデータ

2022年3月16日 初登場19位 売上0.4万枚 MusicRay'n(ソニー)

麻倉もも・雨宮天・夏川椎菜シャッフルカバーアルバム。ミュージックレインCDコレクション企画第3弾。事務所ミュージックレイン所属でTrySailとしても活動する3人がソロ名義でのお互いの曲をカバーしあう企画作品でTrySail名義ではなく3人の連名名義となっている。今作ではそれぞれのカバー6曲とデュオでのカバー3曲を収録。

ミュージックレインCDコレクション企画第1弾は後輩TrySailやHoneyWorksも選曲されているMIX CD『ミュージックレイン・オールスターMIX ”バイブル” mixed by DJ和』だったので既存音源を切って繋いだだけで各メンバーの新規参加は無かったが、第2弾はスフィアの4人によるシャッフルカバー企画だった。今作はスフィアと同種の企画でTrySail版のシャッフルカバーとなっているが、スフィアと違ってデュオカバーがあるのが今作のみの特色となる。スフィアと違って今作について語ったインタビューが見当たらなかったため選曲がどのように行われたかは不明。

今作も原曲オケそのままでカバーしたカラオケカバー企画。多少は本人に寄せつつ自分の色でカバーしたり、自身の路線に近い曲を相手にリクエストして歌唱者もそれをチョイスする傾向があったスフィアと異なり、今作はそれぞれがそれぞれに寄せていくモノマネカラオケに近い傾向があるように思う。例えばスフィアと同じような観点で自分の持ち歌の中で相手に合いそうな曲をカバーさせるとなれば雨宮天の「PARADOX」は麻倉ももがカバーするなんていうのは鉄板だがやっていない。逆に雨宮天は思いっきりぶりっ子なアイドルソングをカバーしたりしている。特に雨宮天は3人の中でも特に幅広く声色を変えられるようで、「パンプキン・ミート・パイ」では思いっきり麻倉ももに寄せたカワイイ声歌唱を全力披露していてほとんどネタみたいになってしまっている(自身の曲でアイドルポップに振り切った「PARADOX」よりも遥かにかわいこぶっててのけぞるレベル)し、「ラブリルブラ」でも同様にかわいい声歌唱をしているが今度は夏川椎菜の声に寄せるという声優としての芸達者ぶりを披露。デュオ歌唱でも同様なのでさらっと聞いていると本人ともう1人がデュエットしているのかと思う。

また雨宮天の大地を割って空を切り裂く系の曲は夏川椎菜が歌っても麻倉ももが歌ってもやはり同じようなシリアス歌唱でみんなそういう歌い方になるんだな…と。「VIPER」も濃厚セクシーな雰囲気なのでやはり2人ともだいぶ引っ張られている。麻倉ももが歌う「フワリ、コロリ、カラン、コロン」は割と麻倉ももバージョンと思えるところもあるので全てがそうではないが今作全体としてはどの曲も本人に引っ張られ過ぎているモノマネカラオケカバー企画色が強い。スフィアではモノマネ傾向は無かったので、2グループの違いは出たとは思うけど、やはり低予算でオケそのままにカラオケカバーする企画はCDにするよりも企画ライブとしてやった方が盛り上がるだろうし、売りたいならその企画ライブを映像化するなりライブ音源化すればいいわけで、わざわざこのためだけにボーカルレコーディングしなくても良かったのではないかとは思う。あと夏川椎菜が歌う「Fanfare!!」はもちょ(麻倉の愛称)が大好きな黄色い厄介(麻倉が好きすぎる夏川を示す愛称)っぷりが抑えきれなくなっていたりするところは別の意味で面白かった。

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印象度★★★☆☆

2022.4.3更新

※今作はAmazon Musicのみで視聴したためCDを手に取っていません。カラオケカバーのため作詞作曲編曲クレジットはオリジナル参照です。

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