ALL TIME BEST
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | 風向き | 一色徳保 | 一色徳保 | つばき | 1stミニアルバム『向こう側』収録曲 |
2 | 東京の空 | 一色徳保 | 一色徳保 | つばき | 1stミニアルバム『向こう側』収録曲 |
3 | ループ | 一色徳保 | 一色徳保 | つばき | 2ndミニアルバム『夜と朝の隙間に』収録曲 |
4 | 夢見がち | 一色徳保 | 一色徳保 | つばき | 2ndミニアルバム『夜と朝の隙間に』収録曲 |
5 | 冬の話 | 一色徳保 | 一色徳保 | つばき | 2ndミニアルバム『夜と朝の隙間に』収録曲 |
6 | 来る朝 燃える未来 | 一色徳保 | 一色徳保 | つばき | 1stシングル 最高110位 売上0.1万枚 |
7 | 青 | 一色徳保 | つばき | つばき | 2ndシングル 最高115位 売上0.2万枚 |
8 | 片道キップ | 一色徳保 | 一色徳保 | つばき | 3rdシングル 最高151位 売上0.08万枚 |
9 | 雨音 | 一色徳保 | つばき | つばき | 1stアルバム『あの日の空に踵を鳴らせ』収録曲 |
10 | サヨナラ | 一色徳保 | つばき | つばき | 1stアルバム『あの日の空に踵を鳴らせ』収録曲 |
11 | 昨日の風 | 一色徳保 | 一色徳保 | 弥吉淳二&つばき | 4thシングル 最高80位 売上0.4万枚 |
12 | もうすぐ | 一色徳保 | つばき | 弥吉淳二&つばき | 5thシングル 最高75位 売上0.1万枚 |
13 | スタイル | 一色徳保 | つばき | 弥吉淳二&つばき | 6thシングル 最高87位 売上0.1万枚 |
14 | 夢見る街 | 一色徳保 | つばき | 弥吉淳二&つばき | 2ndアルバム『夢見る街まで』収録曲 |
15 | 花火 | 一色徳保 | つばき | 弥吉淳二&つばき | 7thシングル 最高103位 売上0.2万枚 |
16 | 瞬き | 一色徳保 | つばき | 上田現&つばき | 9thシングル 最高139位 売上0.09万枚 |
17 | ブラウンシュガーヘア | 一色徳保 | つばき | つばき | 10thシングル 最高80位 売上0.1万枚 |
18 | 夢 | 一色徳保 | つばき | つばき | 3rdアルバム『PORTRAIT+』収録曲 |
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | 覚めた生活 | 一色徳保 | つばき | つばき | 4thアルバム『覚醒ワールド』収録曲 |
2 | 悲しみの中からはじめよう | 一色徳保 | つばき | つばき | 4thアルバム『覚醒ワールド』収録曲 |
3 | coffee | 一色徳保 | つばき | つばき | 4thアルバム『覚醒ワールド』収録曲 |
4 | タブレット | 一色徳保 | つばき | つばき | 4thアルバム『覚醒ワールド』収録曲 |
5 | 光〜hikari〜 | 一色徳保 | つばき | 嘉生大樹&つばき | 11thシングル 最高15位 売上0.07万枚 |
6 | 銀河列車 | 一色徳保 | つばき | 嘉生大樹&つばき | 5thアルバム『流星ノート』収録曲 |
7 | 春の嵐 | 一色徳保 | つばき | つばき | 5thアルバム『流星ノート』収録曲 |
8 | 君がいなければ | 一色徳保 | つばき | つばき | 5thアルバム『流星ノート』収録曲 |
9 | 花が揺れる | 一色徳保 | つばき | つばき | 12thシングル(ライブ会場限定) チャート対象外 |
10 | 太陽 | 一色徳保 | つばき | つばき | 6thアルバム『夜明けの太陽』収録曲 |
11 | 声の行方 | 一色徳保 | つばき | つばき | 6thアルバム『夜明けの太陽』収録曲 |
12 | フクロウ | 一色徳保 | 一色徳保 | つばき | 7thアルバム『真夜中の僕、フクロウと嘘』収録曲 |
13 | 日々の扉 | 一色徳保 | 一色徳保 | つばき | 7thアルバム『真夜中の僕、フクロウと嘘』収録曲 |
14 | 今日も明日も | 一色徳保 | つばき | つばき | 8thシングル(ライブ会場限定) チャート対象外 |
15 | 今だけで | 一色徳保 | つばき | つばき | 新曲 |
No | タイトル | 備考 |
1 | 風向き | 1stミニアルバム『向こう側』収録曲 |
2 | ループ | 2ndミニアルバム『夜と朝の隙間に』収録曲 |
3 | 来る朝 燃える未来 | 1stシングル |
4 | 青 | 2ndシングル |
5 | 雨音 | 1stアルバム『あの日の空に踵を鳴らせ』収録曲 |
6 | 昨日の風 | 4thシングル 最高80位 売上0.4万枚 |
7 | もうすぐ | 5thシングル |
8 | スタイル | 6thシングル |
9 | 花火 | 7thシングル |
10 | 瞬き | 9thシングル |
11 | ブラウンシュガーヘア | 10thシングル |
12 | 覚めた生活 | 4thアルバム『覚醒ワールド』収録曲 |
13 | 光〜hikari〜 | 11thシングル |
14 | 声の行方 | 6thアルバム『夜明けの太陽』収録曲 |
15 | フクロウ | 7thアルバム『真夜中の僕、フクロウと嘘』収録曲 |
16 | 日々の扉 | 7thアルバム『真夜中の僕、フクロウと嘘』収録曲 |
17 | 今日も明日も | 8thシングル(ライブ会場限定) 2006年4月29日 上野恩賜公園野外ステージライブ映像 |
18 | 真夜中3時の商店街 | 3rdアルバム『PORTRAIT+』収録曲 2015年1月8日 SHIBUYA CLUB QUATTROライブ映像 |
19 | 花火 | 7thシングル 2017年1月19日新宿LOFTライブ映像 |
20 | 太陽 | 6thアルバム『夜明けの太陽』収録曲 2017年1月19日新宿LOFTライブ映像 LUNKHEAD小高、セカイイチ岩崎、LOST IN TIME海北も参加(つばきフレンズ)しての歌唱 |
リリースデータ
2018年5月9日 | 初登場129位 | 売上0.04万枚 | UK PROJECT |
メンバー
VOCAL&GUITAR | 一色徳保 |
BASS | 小川博永 |
DRUMS | おかもとなおこ |
つばき2ndベストアルバム。07年に02〜04年のインディーズ時代の楽曲をまとめた『Best Early Collection 2002-2004』以来となるベストアルバム。脳腫瘍によりボーカル一色徳保が亡くなり、全活動の総括として発売されたオールタイム選曲。「今日も明日も」以外は若干の前後はあるが時系列で収録されており、最後に生前の一色が残していたデモテープからボーカルを抜き出して他の楽器を重ねて新たに録音した新曲「今だけで」を収録。DVDには全MV16曲とライブ映像4曲を収録。2017年1月19日新宿LOFTライブ映像は生前最後のライブの映像となった。
02年デビュー。04年にメジャーデビューしたが、08年にはインディーズに戻って活動し、10年には事務所からも独立して自分たちでマネジメントを行いながらの活動を開始。しかし直後の10年12月に一色の脳腫瘍が発覚して活動を休止。この間の2012年にはLUNKHEAD、セカイイチ、LOST IN TIMEなど親交の深かったバンド達が集結して「つばきフレンズ」としてライブを行ったり、アルバムをリリースした。13年に復活し、14年には7thアルバム『真夜中の僕、フクロウと嘘』もリリース、15年には一色のソロ名義でのアルバムもリリースされたが、16年に脳腫瘍が再発。17年1月にライブを行うがこれが最後のステージとなり17年5月に一色は亡くなった。亡くなったことを知らせるメッセージの中でドラムのおかもとなおこが一色と2013年に結婚していたことも合わせて明かされた。
LUNKHEADを聞き始めて以降、同系統のバンドとして存在は認知していたがちょうどその頃に一色の再発がニュースになった。16〜17年にかけてはL⇔R黒沢健一やBOOM BOOM SATELLITES川島道行も含めて脳腫瘍でミュージシャンが亡くなったというニュースが立て続けに出ていた時期だった。17年5月に一色が亡くなった後にはLUNKHEAD小高がブログにてストレートな思いを語っていたのが非常に印象に残ったが、それから1年経過してベスト盤が出るというので聞いてみる事にした。
ストレートでシンプルなギターロックバンドで、派手さはないがいいメロディーを書く非常にいいバンドだなという印象。特色としては生きていく日々の迷いや不安、葛藤を前面に押し出した歌詞で、明るくはないんだけど、そんなに常に前向きではいられない日々の生活の中で抱えていく思いを吐き出していくような歌詞世界には非常に共感できるものがあった。作風としてはあまり幅広くはないが、中盤以降は色々試していこうとする意欲も感じられるし、病気を抱えて以降はこねくりまわすよりもシンプルなところに戻らざるを得ないところもあったとは思うんだけどより言葉に説得力がある。総じて思った以上に心に響くバンドだった。リアルタイムで聞いていたらあの当時の自分に響いただろうなと思うところもあったけど、この結末がより悲しくなっていたかもしれない。
MVに関しては演奏シーン主体で、正直あまり売れていたわけでもないので金のかかった派手なものはないが、それでもMV制作が最後まで途切れなかっただけでも地味に凄いと思う。終盤はライブ映像となるが「真夜中3時の商店街」では一色はギターを持っていない。これは最初の脳腫瘍の手術後に半身麻痺になったと明かされており、以降はギター演奏はできなくなっていたようだ。実際CDにおいても以降の作品ではサポートギタリストが入っている(DISC-1後半でもサポートが入っているがこれは単に重ねていただけっぽい)。そして「花火」は最後のライブ映像だが、車椅子で登場するなど思っていた以上に病状が悪化していて驚いた。後にメンバーがブログで明かしたところによると既に短期記憶が維持できなくなり、余命宣告もされていて、当初より予定を早めて行ったライブだったようだ(活動再開と銘打っていたが以降は未定ともされていた)。ライブ前にはこれからライブをすることも分かっておらず、ライブ後にはライブをした事も忘れてしまったそうだが、ステージではさすがに弱々しいもののちゃんとMCをして観客を沸かせ、声はほとんど出ていないものの「花火」を間違えずにきっちり歌いきる。このすさまじいまでのミュージシャンとしての生き様がきちんと映像として残ったのは価値のあることだと思う。
印象度★★★★☆
2018.8.7更新