Beach Time
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | サヨナラMy Home Town | 前田亘輝 | 鈴木キサブロー | 鈴木キサブロー | |
2 | Sail Away Forever | かまやつひろし | 織田哲郎 | 葉山剛 | |
3 | Beach Time | 亜蘭知子 | 織田哲郎 | 織田哲郎 | 7thシングル 最高4位 売上17.7万枚 |
4 | Hot Night | 織田哲郎 | 織田哲郎 | 春畑道哉 | 織田哲郎「HOT NIGHT!」のカバー(同時発売) |
5 | 夕方チャンス到来 | 亜蘭知子 | 織田哲郎 | 葉山剛 | |
6 | Dance In The Light | 亜蘭知子 | 織田哲郎 | 織田哲郎 | |
7 | 真夏のFriday Night | 前田亘輝 | 前田亘輝 | TUBE | |
8 | Go Ready Go | 春畑道哉 | 春畑道哉 | 角野秀行、春畑道哉 | |
9 | Beach Boxer | 前田亘輝 | 前田亘輝 | TUBE | |
10 | 明日への道 | 森山進治 | 織田哲郎 | 葉山剛 |
リリースデータ
1988年5月21日 1991年7月1日(SRCL再発) 2003年5月2日(AICL再発) |
初登場3位 | 売上24.3万枚 | Produced by 長戸大幸 | CBSソニー Sony Records Sony Music Associated Records |
メンバー
Lead Vocal&Guitar | 前田亘輝 |
Guitar,Keyboards&Background vocal | 春畑道哉 |
Bass&Background vocal | 角野秀行 |
Drums&Background vocal | 松本玲二 |
TUBE7thアルバム。渚のオールスターズ、前田、春畑のソロ活動を並行して行いながらもペースを落とさずに前作から半年でのリリース。7thシングル「Beach Time」からはシングルもCDで発売されるようになった。「Hot Night」は同日発売の織田哲郎のアルバム『Season』収録曲「HOT NIGHT!」のカバー。双方のバージョンが同日に発売されてそれぞれのアルバムに収録されている。先行シングルのヒットもあり、今作も前々作並にヒットを記録。しかし発売直後の5月23日に角野が同乗者を死亡させる交通事故を起こしてしまい、解散も含めた話し合いが行われ、角野は活動を1年間自粛、ライブでは栗林誠一郎がベースのサポートをする形でTUBEの活動は継続された。なお今作で初参加している葉山剛は後の葉山たけしである。91年にSRCL品番で一斉再発、03年にはAICL品番で一斉再発されているが、音源は全てそのままでリマスター等はされていない。
TUBEと織田哲郎はデビュー当初からの付き合いで、「シーズン・イン・ザ・サン」「Summer Dream」といった代表曲も織田哲郎の作曲だったが、これまでアルバムにおいてはカバー曲も多くて要所要所に参加はしていたものの全面的には参加していなかった。今作はアルバム曲においても半分以上で織田哲郎が作曲、メンバーも負けじと3曲を作曲している。1曲目「サヨナラMy Home Town」以外は織田哲郎かメンバーによる作曲になった事で、TUBEと織田哲郎の集大成のような作品になった。ここまで築き上げた夏のイメージを最大限に生かしたさわやかな楽曲の数々はこれまで以上に気合が入っているというかほとんど実験や遊びが無くて王道を貫いている。加えて今作ではこれまでよりもバンドサウンドの厚みが少しだけ増してきたのでこれまでよりもロックバンドっぽくなったのも特徴。ここに来てさらに1つ前に躍進したような勢いを感じる1作だ。80年代初期TUBEの1つの完成形が今作だろう。
印象度★★★★☆
2020.6.26微修正