BOYS ON THE BEACH
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | BOYS ON THE BEACH | 亜蘭知子 | 織田哲郎 | 織田哲郎 | |
2 | BECAUSE I LOVE YOU | 亜蘭知子 | 長戸大幸・西村麻聡 | 長戸大幸 | 4thシングル 最高13位 売上9.1万枚 |
3 | CATCH THE SEA WIND | 森山進治 | 織田哲郎 | 織田哲郎 | |
4 | MORNING CALL FROM THE BEACH | わたせせいぞう | TUBE | TUBE | |
5 | SHINE ON | 長戸秀介 | 織田哲郎 | TUBE | WHYのカバー |
6 | DEAR MY FRIEND | TUBE | TUBE | TUBE | |
7 | SAY GOOD BYE TONITE | 松川優秘 | 西村麻聡 | 西村麻聡 | |
8 | SURFIN' ROAD | TUBE | TUBE | TUBE | |
9 | GOOD NITE BABY(extra remixed version) | 前田亘輝 | 前田亘輝 | 前田亘輝 | 4thシングルC/W 別バージョン |
10 | LAST PAGE | 長戸秀介 | 織田哲郎 | TUBE | WHYのカバー |
リリースデータ
1986年12月1日(LP) 1986年12月1日(CT) 1986年12月1日(CD) 1991年7月1日(SRCL再発) 2003年5月2日(AICL再発) |
最高6位 最高12位、 最高9位 - - |
売上4.3万枚 売上2.2万枚 売上2.7万枚 - - |
Produced by 長戸大幸 | CBSソニー CBSソニー CBSソニー Sony Records Sony Music Associated Records |
メンバー
ボーカル | 前田亘輝 |
ギター | 春畑道哉 |
ベース | 角野秀行 |
ドラム | 松本玲二 |
TUBE4thアルバム。前作から半年ぶり。9月に発売された「BECAUSE I LOVE YOU」を収録。C/Wの「GOOD NITE BABY」はリミックスバージョンで収録されている。例によって当時シングルはレコードのみの発売で、後にCD化された際はA面のみを2曲ずつカップリングしていったため、「GOOD NITE BABY」のオリジナルバージョンは未CD化となる。「SHINE ON」と「LAST PAGE」は79年に活動して1年で解散した織田哲郎(ソロデビュー前)と長戸秀介(長戸大幸の弟)と北島健二の3人組ユニット"WHY"のカバー。ジャケットやブックレットのイラストはわたせせいぞうが手がけていて、メンバーはブックレット内にも登場していない。わたせせいぞうによるイラストは後に冬のTUBEのシンボルのような扱いとなり、2年後の『Remember Me』及びバラードベスト2作でも起用されている。カセット以外ではトップ10入りを果たしたものの、前作に比べるとセールスは振るわなかった。CBSソニーからソニーに変わったのを受けて91年7月に当時そこまでのCDが一斉に再発されており、品番がSRCLに改められた。さらにSony Music Associated Recordsへ移動したのに伴い03年7月にはそれまでの旧作が全てAICLの品番に改められて再発されている。そのためCDだけで3つの品番として今作が存在するが、一切のリマスタリングはされていないようで、単に規格番号が変更されたのみである。
前作のヒットを受けてか、前半はエレキを抑えたさわやかなポップナンバーが続く。いわゆる当時のレコードでいうA面(前半5曲)は前年同様に"冬に思う夏"路線で、海やビーチ、夏という単語が登場するが、後半(B面)は特に季節を意識してないような楽曲が増える。また後半の方がスローな曲は多いがロック色も強くなっている印象。前半と後半のコントラストはいちいちひっくり返す必要があったレコード時代ゆえの構成だろうか。制作面ではメンバー個人名義での参加が前田の1曲のみである一方でTUBE名義での作詞作曲編曲が2曲、作編曲が1曲、編曲が1曲とこれまでよりも増加。織田哲郎に追いつこうとしている感が強いけど、さわやか王道な織田曲よりもエレキギターを主張させてみたりもしている。織田哲郎に追いつこうと必死だったというメンバーの努力や成長も感じられる。
印象度★★★☆☆
2020.6.13修正