HEAT WAVER
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | -花火- | 前田亘輝 | 春畑道哉 | TUBE | 27thシングル 最高9位 売上10.1万枚 |
2 | -純情- | 前田亘輝 | 春畑道哉 | TUBE | 26thシングル 最高13位 売上11.7万枚 |
3 | MENTHOL HEAVEN | 前田亘輝 | 春畑道哉 | TUBE | 27thシングルC/W |
4 | 旅人の詩 | 前田亘輝 | 春畑道哉 | TUBE | |
5 | Yes,I Know | 前田亘輝 | 春畑道哉 | TUBE | |
6 | Myself Yourself | 前田亘輝 | 春畑道哉 | TUBE | |
7 | MAHALO a ALOHA | 前田亘輝 | 春畑道哉 | TUBE | |
8 | この夏一番熱いLove Song | 前田亘輝 | 春畑道哉 | TUBE | |
9 | 虹の出ない雨上がり | 前田亘輝 | 春畑道哉 | TUBE | |
10 | Get Wild Love | 前田亘輝 | 春畑道哉 | TUBE | |
11 | 罠(wanna) | 前田亘輝 | 春畑道哉 | TUBE | 26thシングルC/W |
12 | Answer Song | 前田亘輝 | 春畑道哉 | TUBE | |
13 | On The Boardwalk(Instrumental) | 春畑道哉 | TUBE | Instrumental | |
14 | 人類のために乾杯! | 前田亘輝 | 松本玲二 | TUBE | 松本玲二ボーカル曲(サビは前田メイン) |
Horn Arrangement:佐々木史郎(8)
リリースデータ
1998年7月1日 2003年7月2日(再発) |
初登場2位 | 売上49.3万枚 | Produced by TUBE | Sony Records Sony Music Associated Records |
メンバー
Vocal,Chorus | 前田亘輝 |
Guitar,Piano,Rhodes,Mabdolin,Chorus | 春畑道哉 |
Bass,Percussion,Chorus | 角野秀行 |
Drums,Percussion,Vocal,Chorus | 松本玲二 |
TUBE18thアルバム。98年はアルバム前にシングルが2枚発売され、初めて先行シングル2作収録のオリジナルアルバムとなった。C/W2曲もそのまま収録されたので先行リリース4曲全てが収録された。前作は大ヒットしたものの、「Puruty」のシングルカットによる売上不振が響いたのか、「-純情-」は新曲としては89年の「Stroeis」以来のトップ10落ちとなり、シングル2作の売上はただでさえ下がっていた前年の「情熱」から一気に半分以下となってしまった。これに伴い今作の売上も大きく下がってしまい、ミニアルバムを除くと『N・A・T・S・U』以来の50万割れとなるなどここに来て一気に売上が下がってしまった。それでも初動は20万オーバーを記録していたが、前週にリリースされていたサザンオールスターズ『海のYeah!!』に阻まれて2位だった。初回盤は前作同様に携帯ストラップ付属。03年にはAICL品番で一斉再発されているが、音源は全てそのままでリマスターはされていない。
前作とは兄弟盤のようなTUBE流ハードロックテイストなアルバム。前作はジャケットが赤だったがブックレットの中は従来通りの青が基調となっていた。対して今作はジャケットは従来通りの青いイメージに戻っているが、ブックレットは全ページが背景色が真っ赤となっている。先行シングルは前年同様にパーカッションが鳴り響くラテンテイストのもので、97,8年のTUBEはシングル表題曲だけ並べると情熱系のラテンといった印象だったんだけど、アルバム全体では前作以上にハードロック色が強めで、さわやかさよりも暑苦しいまでのエネルギッシュさが前面に出ている。今作ではC/W2曲も収録されているが、このC/W2曲はロックテイストが強く出ていてさらにタイアップもついていたのでこっちの方がアルバムの先行シングルっぽい。「-花火-」と「-純情-」も好きな曲だが、この97,8年は何故A面とアルバムの方向性が著しく異なっていたのだろうか…。冒頭2曲を飛ばした方がアルバムに統一感が出るような気がしなくもない。ハードロック色を強めに出した情熱的な作風は結局これっきりで終わってしまったが、個人的にはアルバム単位ではこの時期のTUBEが最も良かった、熱かったと思う。
今作は通常より曲数が多めだが、実質的には「Answer Song」で本編終了、インストを挟んで、89年以来となる松本玲二が作曲を手掛けた「人類のために乾杯!」はボーナストラックといった趣き。なんと松本玲二が自らボーカルまで担当。サビでは前田メインボーカルに切り替わるが、ここにきてなかなか面白い遊び心だ。
印象度★★★★☆