Melodies&MemoriesU
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | 十年先のラブストーリー | 前田亘輝 | 春畑道哉 | TUBE | 11thアルバム『湘南』収録曲 |
2 | 君となら | 前田亘輝 | 春畑道哉 | TUBE | 12thアルバム『納涼』収録曲 |
3 | Purity〜ピュアティ〜 | 前田亘輝 | 春畑道哉 | TUBE | 25thシングル(カット) 最高33位 売上2.9万枚 |
4 | 世界で君だけが… | 前田亘輝 | 春畑道哉 | TUBE&池田大介 | 31stシングル『IN MY DREAM』C/W |
5 | 夏の終わりに… | 前田亘輝 | 春畑道哉 | TUBE | 16thアルバム『Only Good Summer』収録曲 |
6 | 湘南 My Love | 前田亘輝 | 春畑道哉 | TUBE | 12thシングル 最高7位 売上22.3万枚 |
7 | 女神達よそっとおやすみ | 前田亘輝 | 春畑道哉 | TUBE | 13thアルバム『浪漫の夏』収録曲 |
8 | Keep On Sallin' | 前田亘輝 | 春畑道哉 | TUBE | 10thアルバム『N.A.T.S.U』収録曲 |
9 | きっと どこかで | 前田亘輝 | 春畑道哉 | TUBE&池田大介 | 28thシングル 最高2位 売上42.2万枚 |
10 | Once in a blue moon | 前田亘輝 | 春畑道哉 | TUBE | 19thアルバム『Blue Reef』収録曲 |
11 | 夏よありがとう | 前田亘輝 | 春畑道哉 | TUBE | 14thアルバム『終わらない夏に』収録曲 |
12 | 虹になりたい | 前田亘輝 | 前田亘輝 | TUBE&坂基文彦 | 33rdシングル 最高2位 売上40.4万枚 |
13 | 君へのバラード | 前田亘輝 | 春畑道哉 | TUBE | 17thアルバム『Bravo!』収録曲 |
14 | Smile For Me | 前田亘輝 | 春畑道哉 | TUBE&池田大介 | 28thシングル『きっと どこかで』C/W |
15 | 今日からずっと | 前田亘輝 | 春畑道哉 | TUBE | 15thアルバム『ゆずれない夏』収録曲 |
Strings Arrangement:池田大介(3,4,5,10,11,13,14,15)
リリースデータ
2001年11月21日 2003年5月2日(再発) |
初登場5位 | 売上21.0万枚 | Produced by TUBE,長戸大幸 | Sony Records Sony Music Associated Records |
メンバー
Vocal | 前田亘輝 |
Guitar | 春畑道哉 |
Bass | 角野秀行 |
Drums | 松本玲二 |
TUBE2ndバラードベスト。94年の『Melodies&Memories』の第2弾。メンバーが登場しないイラストのアートワークには前回以来となるわたせせいぞうが起用された。この年のアルバム『Soul Surfin' Crew』発売時に発売が告知されており、 ファン投票を基にメンバーが選曲。全曲新録音された前作と異なり、今作は原曲をそのまま収録しており、先行シングルの発売も無かった。選曲範囲は90年〜00年となっていて「十年先のラブストーリー」「君となら」は前作と被っているが、今回はオリジナル音源での収録。C/Wの「世界で君だけが…」「Smile For Me」がアルバム初収録。「虹になりたい」もシングルバージョンでは初収録となった。初回盤は「十年先のラブストーリー」の最新ライブ映像を収録したDVD付でTUBEとしては初のDVD付となった。今作が最後のSRCL品番での作品となり、今作までの全アルバムが03年に一斉にAICL品番で再発されている。
「きっとどこかで」「虹になりたい」とセールス全盛期を過ぎて以降、バラード系の楽曲がヒットを記録していたとはいえ、前年に『TUBEstV』が出たのに何故にバラードベスト?という気もしなくもないが、単純に当時90年代末期から続いたベスト盤バカ売れブームが一段落(ていうか出せるものは出し尽くした)、CDセールスの急速悪化という時代背景もあって今度はバラードベストが流行っていた時期だった…という事だろう。完全自作開始以降10年のバラードをまとめたと考えれば一応区切りもそんなにおかしくはない。今作は新録音も今作に向けての先行シングルも無いが、インタビューによれば一応何曲かはトラックダウンをやり直して聞いてみてオリジナルを上回れなかったと判断したら元のままで収録するという作り方はしているらしい。
冬のチューベストとは銘打っているものの、ジャケットやブックレットの冬景色が似合うような曲は実際皆無。基本的に夏にリリースしていた楽曲だけに冬を意識したような曲はほとんど無いので、冬よりも夏の終わりくらいに聞く方がしっくりくる。シングル曲が少ないことからも分かるようにあまりA面としてバラードを出すことはしていなかったけど、アルバム曲では感動的なバラードが多い。クライマックスを盛り上げるとかエンディングを派手に盛り上げるみたいなポジションで元々配置されていたような曲が連発されるので15曲もあるといつもよりかなりぎっしりとしたくどいアルバムにも思えるが、改めて90年代TUBEのバラードの良さ(結果的に「虹になりたい」以外は90年代楽曲)を感じられるアルバムだ。前年の『TUBEstV』を聞いて「きっとどこかで」「Purity〜ピュアティ〜」がいいなと思ったリスナーなら聞いて損のない1作。また30周年ベストにはまさかの「虹になりたい」未収録となってしまったので、シングルバージョンで「虹になりたい」が聞ける唯一のアルバムでもある。
今作までは定期的にリリースされていたベスト盤だが、今作以降は何故か20周年や25周年などの節目のタイミングでもベスト盤(BOXセットの類も)発売されず、30周年を迎える2015年にオールタイムベスト『BEST of TUBEst〜All Time Best〜』がリリースされるまで14年もの長期にわたってベスト盤のリリースが途絶えた。
印象度★★★★☆