MIX TUBE Remixed by Piston Nishizawa
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考・原曲 |
1 | みんなのうみ | 林柳波・ 前田亘輝 |
井上武士・ 春畑道哉 |
服部隆之 | 47thシングル 童謡「海」のカバー部分のみ使用 |
2 | 夏だね | 前田亘輝 | 春畑道哉 | TUBE | 14thシングル |
3 | 湘南 My Love | 前田亘輝 | 春畑道哉 | TUBE | 12thシングル |
4 | 恋してムーチョ feat.エイジアエンジニア | 前田亘輝・ エイジアエンジニア |
春畑道哉 | TUBE | 51stシングルC/W収録Ver. 19thシングル |
5 | だって夏じゃない | 前田亘輝 | 春畑道哉 | TUBE | 17thシングル |
6 | 夏祭り | 前田亘輝 | 春畑道哉 | TUBE | 43rdシングル |
7 | あー夏休み | 前田亘輝 | 春畑道哉・ 前田亘輝 |
TUBE | 11thシングル |
8 | シーズン・イン・ザ・サン | 亜蘭知子 | 織田哲郎 | 織田哲郎 | 3rdシングル |
9 | さよならイエスタデイ | 前田亘輝 | 春畑道哉 | TUBE | 13thシングル |
10 | ゆずれない夏 | 前田亘輝 | 春畑道哉 | TUBE | 21stシングル 曲中に15thシングル「ガラスのメモリーズ」も使用 |
11 | 夏を抱きしめて | 前田亘輝 | 春畑道哉 | TUBE | 18thシングル |
※クレジットはオリジナル曲の表記とされているが、「恋してムーチョ」のみ作詞にエイジアエンジニアが追記されている。
リリースデータ
2010年7月7日 | 初登場13位 | 売上1.7万枚 | Produced by PISTON NISHIZAWA | Sony Music Associated Records |
TUBEノンストップリミックスアルバム。オリジナルアルバム『Surprise!』と同時発売。6月に発売されたシングル「灼熱らぶ」C/Wとして「恋してムーチョ feat.エイジアエンジニア」のみ先行リリースされていた。この曲はサビ以外がエイジアエンジニアが新たに書き下ろしたラップで構成されており、今作で唯一新録音された歌詞のあるボーカルパートとなる。これ以外の曲は全て原曲を素材としたピストン西沢による打ち込みで構成されている。このためメンバーが新たに制作に関与した部分は無い。『Surprise!』はトップ10入りを果たしたものの、今作は買い控えられてしまい、当時のシングルとほぼ同等の売上となり、トップ10入りを逃した。これにより86年3rdアルバム以降続いていたアルバムの連続トップ10入り記録が途切れ、分断してしまった。
ピストン西沢というと06年に福山雅治のリミックスアルバムを手掛けており、そちらはバッチリ2位(トップ10入り3週)だったが、自力人気での差が出たか…まさかTUBEのアルバム連続トップ10入り記録がこの企画作品で止められてしまうとは…というチャート記録的には罪な1作になってしまったが、元よりチャート記録はたまたま結果としてついてきていただけなのでメンバーもスタッフサイドも気にしてはいないのだろう。
一応夏とドライブをテーマにリミックスしたそうで、全く圏外の方向に向かってはいない。ボーカルが加工された部分も多いものの、延々インストみたいなことにはなってなくて基本的には打ち込みでリアレンジしてノンストップでつなげたようなリミックス作品。選曲が90年代人気全盛期ばかりで「みんなのうみ」は童謡「うみ」のカバー部分のみの使用でオリジナル部分は出てこないので、今世紀になってからの曲は「夏祭り」しかない。ライトリスナーに向けたベスト盤的な選曲になっており、とりあえず『TUBEstU』の頃の曲が分かるくらいのリスナーなら知っている曲が次々登場するので楽しめる。「恋してムーチョ feat.エイジアエンジニア」だけはサビ以外を新作ラップで改変されているので賛否分かれそうだけど個人的にはエイジアエンジニアによるサンプリングカバーみたいなものとして捉えたのでなかなか良いと思った。むしろ長年あまりいい印象の無かったこの曲のノリの良さを改めて感じられたので結果オーライだった。原曲に十分馴染んでいてちょっと違う感覚で改めて聞きたいとか、BGM的に流し聞きするには悪くない1作。あくまで企画作品として…だけど。
印象度★★★☆☆