OASIS
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | 恋のMagma | 前田亘輝 | 春畑道哉 | TUBE | |
2 | 青いメロディー | 前田亘輝 | 春畑道哉 | 徳永暁人、TUBE | 39thシングル 最高6位 売上5.5万枚 |
3 | Let's go to the sea〜OASIS〜 | 前田亘輝 | 春畑道哉 | 大島こうすけ、TUBE | 40thシングル 最高5位 売上3.0万枚 |
4 | 太陽は知っている | 前田亘輝 | 春畑道哉 | 池田大介、TUBE | |
5 | Summer Breeze | 前田亘輝 | 春畑道哉 | TUBE | 40thシングルC/W |
6 | We are free | 前田亘輝 | 春畑道哉 | TUBE | |
7 | 夕焼けの前に | 角野秀行 | 春畑道哉 | TUBE | |
8 | 青空のピエロ | 前田亘輝 | 春畑道哉 | TUBE | |
9 | Fujisawa Sunlight | 松本玲二 | 春畑道哉 | TUBE | |
10 | 誰のせいでもない | 前田亘輝 | 春畑道哉 | 佐藤晶、TUBE | |
11 | 愛の詩 | 前田亘輝 | 春畑道哉 | 池田大介、TUBE |
Horn Attangement:勝田一樹(9)
Strings Arrangement:池田大介(11)
リリースデータ
2003年7月16日 | 初登場3位 | 売上14.4万枚 | Produced by TUBE,KANONJI | Sony Music Associated Records |
メンバー
Vocal&Background Vocals | 前田亘輝 |
Guitars&Background Vocals | 春畑道哉 |
Bass&Background Vocals | 角野秀行 |
Drums,Perc&Background Vocals | 松本玲二 |
TUBE23rdアルバム。03年は03年度(4月〜翌年2月)の「めざましテレビ」テーマ曲を通年で担当する事が決定。四季ごとに春夏秋冬それぞれをテーマにした楽曲が採用されることが決まり、TUBEが秋どころか冬まで新曲を出すとして話題になった。今作までは例年通りのリリースパターンで、先にリリースされていた春、夏のシングルが収録されている。03年よりソニーは独自のコピーコントロールCD(CCCD)であるレーベルゲートCD(LGCD)をシングルのみに導入した。アルバムでは採用されていなかったため、シングル曲は今作で初めて通常CD化された(廃止後の05年頃に限定盤以外のLGCDは全て通常CD再発されている)。前作ではSUPERVISORとしてクレジットされていたが今作ではKANONJI(長戸大幸)が共同プロデューサーとなり、TUBEにおいては93年『浪漫の夏』以来10年ぶりのプロデューサー復帰(プロデュース時代の楽曲が含まれていたベスト盤でのクレジット除く)となった。
今作ではバンドサウンドがとりあえず戻ったが、むしろ90年代前半頃まで回帰したような作風になっている。特にSaxが入ってくる時の鳴り方とか物凄くあの頃を彷彿とさせる。90年代末頃からは何かと変化をつけていたジャケットやブックレットの雰囲気も開き直ったかのようにすっかりあの頃の感じに戻っている。とはいえそのまま戻ったわけではなく、年月も重ねているためか、全体的にはロック色や攻めの姿勢がすっかり影を潜め、ポップ色が強くなって落ち着いた感じ。一方でカッコよさを追求するよりも楽しくやろうや的なイケイケな曲やユルいノリの曲を先行シングルやリード曲に持ってきているのでそこまで落ち着いた感じでもない。ただ「Let's go to the sea〜OASIS〜」なんかはどう考えても大島こうすけがメインで関与していたBON-BON BLANCOにアレンジもそのままで提供してアンナの声とメンバーのパーカッション&ダンスでパフォーマンスした方が似合っていたと思う(翌年に「手のひらを太陽に」をカバーしてめざましテーマ曲は担当したが…)。好きな曲もあるんだけど、かつてほどではないかなぁ…という感じがついに漂い始め、良くも悪くも攻めや変化を求めるTUBEは前作までで完結して安定期に突入したような印象の1作。
印象度★★★☆☆