終わらない夏に
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | もう負けないよ | 前田亘輝 | 春畑道哉 | TUBE | |
2 | 夏を抱きしめて | 前田亘輝 | 春畑道哉 | TUBE | 18thシングル 最高1位 売上93.9万枚 |
3 | 終わらない夢に | 前田亘輝 | 春畑道哉 | TUBE | |
4 | My summer girl | 前田亘輝 | 春畑道哉 | TUBE | |
5 | それでも恋は素敵 | 前田亘輝 | 春畑道哉 | TUBE | |
6 | Secret | 前田亘輝 | 春畑道哉 | TUBE | |
7 | 傷だらけのhero | 前田亘輝 | 春畑道哉 | TUBE | |
8 | Tシャツとブルージーンズと... | 前田亘輝 | 春畑道哉 | TUBE | |
9 | 一人になっちゃった | 前田亘輝 | 春畑道哉 | TUBE | |
10 | Horizon | 前田亘輝 | 春畑道哉 | TUBE | |
11 | 夏よありがとう | 前田亘輝 | 春畑道哉 | TUBE |
リリースデータ
1994年6月15日(初回盤) 1994年6月19日(通常盤) 2003年7月2日(再発盤) |
初登場1位 初登場2位、最高1位 - |
売上28.6万枚 売上72.7万枚 - |
Produced by TUBE | Sony Records Sony Records Sony Music Associated Records |
メンバー
Vocal | 前田亘輝 |
Guitar | 春畑道哉 |
Bass | 角野秀行 |
Drums | 松本玲二 |
TUBE14thアルバム。前作から1年ぶり。94年はミニアルバムのリリースが無くなり、5月の先行シングル「夏を抱きしめて」が94年の始動作となった。例によって前年リリースした「だって夏じゃない」は未収録(オリジナルアルバム未収録)。半月後に次のシングル「恋してムーチョ」をリリースしている。「夏を抱きしめて」はシングル最高ヒット作となり、オリジナルアルバムでも今作が最大のヒット作となった。合算すると101.3万枚となりオリジナルアルバムで今作のみがミリオン突破となる。現在でも『TUBEST U』に続く自身2番ヒット。初回盤は前年の銀に続いて金色のキャリング缶ケース仕様。4日後に通常盤がリリースされ、初登場は初回盤1位、通常盤2位の1,2フィニッシュを決め、翌週は通常盤が1位を獲得。初回→通常で繋いで合計2週連続1位となった。03年にはAICL品番で一斉再発されているが、音源は全てそのままでリマスターはされていない。
今作からセルフプロデュースとなっているが、メンバー外のキーボードサウンドやブラスサウンドを多用した当時のビーイングど真ん中のさわやかサマーチューンが連発して並んでいる全盛期極まりない1作。この時期はおふざけに走ったり、ラテン歌謡をやるよりも(ラテン歌謡はアルバム未収録の7月シングルでやっている)とにかく良メロを聞いてくれ!といった感じで、ひたすらさわやかで気持ちのいいメロディーが連発される。「Secret」のちょっと落ち着いた大人っぽいサウンドや、ラストを締めくくる迫力満点の大バラード「夏よありがとう」もいいアクセントになっている。一般的なイメージの90年代TUBE全盛期ど真ん中を行くアルバムだと思うので、「夏を抱きしめて」のようなさわやかな曲が好きだというならまずもって間違いないアルバム。
この頃からあきらめるなソングも目立つようになってくるけど、「一人になっちゃった」では10代の頃共に夢を追っていた仲間たちがみんなあきらめて落ち着いていってしまい夢を追いかけているのが自分だけになってしまった心情を歌っている。メンバーが20代も終盤に差し掛かっていたこの時期だからこそけっこうリアルな思いだったんじゃないかと思うけど、1人になってしまった寂しさを歌うのではなく、自分は全くあきらめる気はないという強い決意を歌っているところがカッコいい。これ、10代とか20代前半ならまだしもアラサー前後になってくると正直なかなか言える事じゃない。
印象度★★★★☆