RE-CREATION(初回盤)
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | A Day In The Summer〜想い出は笑顔のまま〜 | 前田亘輝 | 春畑道哉 | TUBE&佐藤晶 | 53rdシングル 最高8位 売上1.4万枚 |
2 | 恋とパレオとピンヒール | 前田亘輝 | 春畑道哉 | TUBE | |
3 | 荒野へ | 前田亘輝 | 春畑道哉 | TUBE | |
4 | 未来まであと5分 | 前田亘輝 | 春畑道哉 | TUBE | |
5 | それでも地球は回ってる | 前田亘輝 | 春畑道哉 | TUBE | |
6 | 月下美人 | 前田亘輝 | 春畑道哉 | TUBE | |
7 | 江の島シーキャンドル | 前田亘輝 | 春畑道哉 | TUBE | |
8 | しあわせになろう | 前田亘輝 | 春畑道哉 | TUBE | |
9 | お前はマハラジャ | 前田亘輝 | 春畑道哉 | TUBE | |
10 | 空と海があるように | 前田亘輝 | 春畑道哉 | TUBE | 52ndシングル 最高8位 売上1.5万枚 |
11 | Rock On The Way | 前田亘輝 | 春畑道哉 | TUBE |
Horn Arrangement:勝田一樹(2)
No | タイトル | 備考 |
1 | Live Around 2011〜RE-CREATION〜at グランキューブ大阪<メイキング映像> | 観客インタビューや舞台裏メイキング映像 |
2 | A Day In The Summer〜想い出は笑顔のまま〜-Live Clip- at グランキューブ大阪 | CD音源によるライブ映像 |
3 | Live Around 2011〜RE-CREATION〜at グランキューブ大阪<MC> | ライブ中のMCの抜粋 |
4 | Rock On The Way-Live Clip- at グランキューブ大阪 | CD音源によるライブ映像 |
リリースデータ
2011年7月20日 | 初登場3位 | 売上3.8万枚 | Produced by TUBE | Sony Music Associated Records |
メンバー
Vocal | 前田亘輝 |
Guitar,Keyboard,Background Vocal | 春畑道哉 |
Bass,Background Vocal | 角野秀行 |
Drums,Percussion,Background Vocal | 松本玲二 |
TUBE31stアルバム。前年12月にリリースされた「空と海があるように」と2週間前先行シングル「A Day In The Summer〜想い出は笑顔のまま〜」を収録。4ピースバンドであることに立ち返り制作がスタートしたとされているが、制作途中に東日本大震災が発生し一時レコーディングをストップした。6月8日にはTUBE主催で多数の著名人が参加し、RESTART JAPAN with TUBEの名義でチャリティーシングル「RESTART」をリリース。この「RESTART」はアルバム未収録。初回盤はスリーブケース仕様で、6月15,16日に行われたグランキューブ大阪でのライブからメイキング、MC、Live Clipを収録したDVD付。続けて8月にリリースした次のシングル「Touch Happy!」は次回作及び30周年ベストにも収録されずTUBE唯一のアルバム未収録シングルとなった。
優しくも前向きなミディアム〜バラード曲が多い1作。震災前に制作されていたと思われるノリのいい曲もあるにはあるんだけどどうにも抑えた感じで例年のような派手さは無い。総じて震災の影響を強く感じるおとなしめの作風。そんな中でもシングル2曲は近年まれに見る大名曲だと思っていたので、08年〜12年のアルバムの中でも特に今作には1番期待してたんだけど、アルバム全体としてはちょっと物足りなかった。『Paradiso』よりはいいかなという程度。元々が4ピースバンドであることに立ち返って制作していたという事らしいのでブラスやストリングスなどの装飾がいつもより少なめになっているのはそのせいもあると思うんだけど、それに加えてただでさえ近年は年齢を重ねて落ち着いた雰囲気になってきていた事、さらに震災の影響も重なったので結果的にかなり抑えた感じになったのかも。
その反動なのか1ヵ月後には今作の作風とは全くそぐわないノリノリのダンスパーティーナンバー「Touch Happy!」をリリースしたりもしているけど、これは前年リミックスアルバムを担当したピストン西沢に編曲を一任。翌2012年は編曲を外部に委託し、2年間新作をリリースせず、2015年に新作リリースを再開した際も編曲は外部委託だったので、"編曲:TUBE"な作品は今作と「Touch Happy!」C/Wの「約束の丘」、つまり2011年でしばし途絶え(2012年はまだ共同での参加はある)で2016年以降に徐々に復活していった。09年からビーイングのアレンジャー陣が制作に関与しなくなったので、TUBEと佐藤晶だけになり、『Blue Splash』で一時的に新しい空気になったものの、やはりマンネリの壁は大きく、今作では作風のせいもあるけど新しさはあまり感じない。「A Day In The Summer〜想い出は笑顔のまま〜」も名曲だとは思うけど最大のヒット曲「夏を抱きしめて」の焼き直しといえば確かにそうだし。そろそろ新しい刺激を得るには内部でやっているだけでは…となってきたのが今作だったのかなとも思う。
初回盤DVDは大阪公演で撮影された映像で構成されている。ドキュメントとMCはまあいいんだけど、Live Clipはライブ映像にCD音源を被せている。文字通り「ライブ映像を使ったPV」なんだけど、何故ライブ音源じゃないんだろうか…。当日の演奏コンディションに何か問題があったのだろうか。
印象度★★★☆☆