Summer Dream

No タイトル 作詞 作曲 編曲 備考
1 SA・YO・NA・RA… 亜蘭知子 織田哲郎 織田哲郎  
2 FACE THE BIG WAVE 前田亘輝 茂村泰彦 TUBE  
3 SUMMER DREAM 亜蘭知子 織田哲郎 織田哲郎 5thシングル 最高3位 売上21.9万枚
12インチ盤 最高19位 売上2.3万枚
4 YOUNGER THAN YESTERDAY 秋尾沙戸子 織田哲郎 TUBE  
5 STAY IN MY EYES 亜蘭知子 栗林誠一郎 TUBE・岩崎文紀  
6 憧れのハワイ航路 星野今日子 栗林誠一郎 笹路正徳  
7 ENDLESS SUNSET 湯川れい子 中島正雄 笹路正徳  
8 あの夏のEverynight 三浦徳子 角野秀行 笹路正徳  
9 ROCK ME BABY 前田亘輝 前田亘輝 前田亘輝  
10 BLUE TWILIGHT 森山進治 小田裕一郎 笹路正徳  

リリースデータ

1987年5月21日(LP)
1987年5月21日(CT)
1987年5月21日(CD)
1991年7月1日(SRCL再発)
2003年5月2日(AICL再発)
最高3位
最高2位
最高3位
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売上8.8万枚
売上16.0万枚
売上10.8万枚
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Produced by 長戸大幸 CBSソニー
CBSソニー
CBSソニー
Sony Records
Sony Music Associated Records

メンバー

Lead Vocal&Guitar 前田亘輝
Guitar,Keyboards&Background vocal 春畑道哉
Bass&Background vocal 角野秀行
Drums&Background vocal 松本玲二

TUBE5thアルバム。1ヵ月前の先行シングル「SUMMER DREAM」を収録。目次のページでのみ「サマードリーム」とカタカナ表記になっているが、歌詞記載のページ及び現在の公式サイトでは英語表記になっている。例によって当時シングルはレコードのみの発売で、後にCD化された際はA面のみを2曲ずつカップリングしていったため、C/W「真夏の夜はROCK'n ROLL」は未CD化となる。「SUMMER DREAM」がヒットした事もあり、今作も前々作ほどではないが、前作を越えるヒットを記録した。また87年2月には前田、春畑がそれぞれソロデビューし、アルバムを発売。夏、冬の年間2枚のアルバムだけでなくソロでのアルバムリリースも並行して行うようになった。加えて「SUMMER DREAM」冒頭の歌詞"渚のカセット"のフレーズから年末にはTUBEと織田哲郎や亜蘭知子、栗林誠一郎ら常連作家が集結した渚のオールスターズとしての活動も開始されるなど、多忙を極める事になった。CBSソニーからソニーに変わったのを受けて91年7月に当時そこまでのCDが一斉に再発されており、品番がSRCLに改められた。さらにSony Music Associated Recordsへ移動したのに伴い03年7月にはそれまでの旧作が全てAICLの品番に改められて再発されている。そのためCDだけで3つの品番として今作が存在するが、一切のリマスタリングはされていないようで、単に規格番号が変更されたのみである。

序盤4曲中3曲、いわゆるレコードのA面に織田哲郎楽曲を連投、5曲目以降は他の作家という風に綺麗にセパレート。序盤は前年のブレイクの勢いに乗せたさわやかサマーポップナンバーが並び、「SUMMER DREAM」をいいなと思ったリスナーを裏切らない堅実な作りになっている。中盤以降はバラードやロックナンバーなどさわやかなヒット路線だけではない色々な曲調に挑んで幅を見せていく構成。この年にデビューしたユニコーンを担当していた笹路正徳が同じソニー繋がり&ビーイング所属だった縁もあって参加しているのもポイントだが、スパイス的に導入されたキーボードサウンドにはやや時代を感じる。全面的に導入されていたらちょっと時代性が強くなっていたかもしれない。この後半部分は正直地味さの方が先に立つのでそこまで大きな魅力を感じないものの、こういった経験を積んでいった事が間もなく来る自作独立へ繋がっている事を考えると、年間2枚のアルバムリリースに加えてソロアルバムの制作や渚のオールスターズも並行するという殺人的に多忙な状況もしっかり糧にしていったんだなぁと思う。

B0000A12DM03年盤 

印象度★★★☆☆

2020.6.17微修正

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