sunny day
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 |
1 | Shiny morning | 前田亘輝・ 坂基文彦 |
前田亘輝・ 坂基文彦 |
TUBE |
2 | 愛はメリーゴーランド | 前田亘輝 | 春畑道哉 | TUBE&宮崎裕介 |
3 | VICTORY | 松本玲二 | 春畑道哉 | TUBE&佐藤晶 |
4 | f | 前田亘輝 | 春畑道哉 | TUBE&宮崎裕介 |
5 | スタートライン | 春畑道哉 | 春畑道哉 | TUBE&宮崎裕介 |
6 | My sunny day | 前田亘輝 | 春畑道哉 | TUBE |
リリースデータ
2017年6月7日 | 初登場3位 | 売上2.3万枚 | Produced by TUBE | Sony Music Associated Records |
メンバー
Vocal | 前田亘輝 |
Guitar | 春畑道哉 |
Bass, | 角野秀行 |
Drums | 松本玲二 |
TUBE3rdミニアルバム。2年ぶりのアルバム。ミニアルバムは92年『Smile』、93年『Sey Hello』以来24年ぶりとなった。前作以降の3シングルは未収録で全曲新曲で構成。またTUBE編曲によるセルフプロデュースでのアルバム制作は2011年以来となった。「Shiny morning」はシングル「SUMMER TIME」(2015)、「RIDE ON SUMMER」(2016)に続くクノールのCMタイアップに起用された。CDは1種のみで初回プレスのみ東武百貨店とのコラボによるTUBE百貨店からお中元が届くキャンペーンの応募ハガキ(当選50名)が封入されている。完全生産限定盤としてカセットテープでも発売された。カセットにはCDには付属しないアルバムライナーノーツ&全曲解説封入(Text by藤井徹貫)が封入されている。春畑道哉によるライナーは特設サイトで公開されている。ジャケットにはメンバーの幼少期の写真が使用されているが、4人は幼馴染というわけではないので、それぞれが持ち寄った写真を合成したものとなる。
TUBEは1985年のデビュー以来、2012年まで32作毎年オリジナルアルバムを出し続けていたが(初期は年2だった事も)2013〜2014年にオリジナルアルバム発売を休み(ライブはしていた)、2015年は30周年で盛り上がったが、2016年もシングル1作のみと近年比較的マイペースに活動している。そして90年に完全自作へ移行してから当然バンド名義でアレンジするか、共同アレンジャーを招く程度だったが毎年出し続けた最後の年である2012年の『SUMMER ADDICTION』で突如アレンジをプロデューサーに委ね、2年新作を休んだ後の2015年以降もアレンジは外部のままだった。昨年の「RIDE ON SUMMER」C/Wの「FULL SWING」でようやく編曲:TUBE&佐藤晶になって復活の気配を見せたが、今作では久々のTUBE編曲本格復活である。
ここ2年のシングルと同じタイアップの「Shiny morning」をA面とした豪華シングルにも近い形態で、これはかつての2枚のミニアルバムとも同様。TUBEの王道の1つであるイケイケ路線は皆無で、基本的にメロディーのしっかりした聞かせるポップやロック、バラードが並ぶTUBEの中ではかなり真面目な方向性に分類されるであろうアルバム。また外部アレンジャーに任せる以前から全体におとなしめの作風が続いていたが、久々のTUBE編曲である今作も全体にこじんまりというか、抑えてまとめたような雰囲気。ガツンとギターを効かせたロックな曲でもどこかコンパクトに音がまとまっており、キーが昔より下がっている事も相まってどうしてもおとなしく落ち着いた印象にはなってしまう。久々のTUBE編曲でこの辺りもう少し変わるかと思ったらそこまでは変わらなかったというのが正直なところ。それでも『My TUBE』や2015年のシングル4作よりは"戻ってきた"感じではあるので個人的には満足度は高い。
このため最初に聞いた時は全体に薄味のアルバムだなと思ったんだけど、ミニアルバムゆえにコンパクトで聞きやすいので何度か聞いているうちに各楽曲が染み渡ってきてかなり好感触になった。今の作風だとフルよりもミニアルバムくらいの構成がちょうどいいかもしれない。
印象度★★★★☆
2017.7.9更新