おいしい曲すべて 1972-2006 〜Mature Days
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | 虹とスニーカーの頃 | 財津和夫 | 財津和夫 | TULIP | 16thシングル 最高6位 売上42.5万枚 |
2 | Give me a chance | 財津和夫 | 財津和夫 | TULIP | 11thアルバム『Someday Somewhere』収録曲 |
3 | 神様に感謝をしなければ | 安部俊幸 | 姫野達也 | TULIP | 11thアルバム『Someday Somewhere』収録曲 |
4 | Someday Somewhere | 財津和夫 | 財津和夫 | TULIP | 11thアルバム『Someday Somewhere』収録曲 |
5 | I am the Editor (この映画のラストシーンは、ぼくにはつくれない) |
財津和夫 | 財津和夫 | TULIP | 17thシングル 最高34位 売上4.8万枚 |
6 | The Love Map Shop | 財津和夫 | 財津和夫 | TULIP | 12thアルバム『The Love Map Shop』収録曲 |
7 | さよなら道化者 | 財津和夫 | 財津和夫 | TULIP/椎名和夫 | 18thシングル(アルバム同発) 最高52位 売上2.2万枚 アルバムバージョン |
8 | Shooting Star | 財津和夫 | 財津和夫 | TULIP | 12thアルバム『The Love Map Shop』収録曲 |
9 | THE 10TH ODYSSEY | 財津和夫 | 財津和夫 | TULIP | 13thアルバム『THE 10TH ODYSSEY』収録曲 |
10 | We Can Fly | 財津和夫 | 財津和夫 | TULIP | 20thシングル 最高42位 売上4.0万枚 |
11 | 2222年ピクニック | 財津和夫 | 財津和夫 | TULIP | 14thアルバム『2222年ピクニック』収録曲 |
12 | 心の中は白い画用紙 | 財津和夫 | 姫野達也 | TULIP | 14thアルバム『2222年ピクニック』収録曲 |
13 | 星空の伝言 | 財津和夫 | 財津和夫 | TULIP | 21stシングル 最高43位 売上4.1万枚 アルバムバージョン |
14 | この小さな掌(詩歩子へ) | 財津和夫 | 姫野達也 | TULIP | 16thアルバム『I dream』収録曲 |
15 | 愛の迷路 | 財津和夫 | 財津和夫 | TULIP | 24thシングル(カット) 最高58位 売上1.8万枚 |
16 | I dream | 財津和夫 | 財津和夫 | TULIP | 16thアルバム『I dream』収録曲 |
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | もっと幸せに素直になれたら | 財津和夫 | 財津和夫 | TULIP | 26thシングル(アルバム同発) 最高77位 売上0.9万枚 アルバムバージョン |
2 | Route 134 | 宮城伸一郎 | 宮城伸一郎 | TULIP | 17thアルバム『New Tune』収録曲 |
3 | OUR SONG | 財津和夫 | 財津和夫 | TULIP | 17thアルバム『New Tune』収録曲 |
4 | 涙のパーティー | 財津和夫 | 財津和夫 | TULIP | 28thシングル(カット) 100位圏外 アルバムバージョン |
5 | くちづけのネックレス | 財津和夫 | 財津和夫 | TULIP | 29thシングル 最高85位 売上0.7万枚 アルバムバージョン |
6 | モーニング・スコール | 財津和夫 | 財津和夫 | TULIP | 31stシングル 最高69位 売上0.8万枚 アルバムバージョン |
7 | 抱きあって | 財津和夫 | 財津和夫 | TULIP/京田誠一 | 32ndシングル 100位圏外 |
8 | まっ赤な花と水平線 | 財津和夫 | 財津和夫 | TULIP | 33rdシングル 100位圏外 アルバムバージョン |
9 | ストロベリー・スマイル | 財津和夫 | 財津和夫 | TULIP | 34thシングル(アルバム同発) 100位圏外 |
10 | Well(Mr.Good-bye) | 財津和夫 | 財津和夫 | TULIP | 22ndアルバム『Well』収録曲 |
11 | サボテンの花 | 財津和夫 | 財津和夫 | TULIP | 35thシングル(リメイク) 最高25位 売上5.1万枚 |
12 | We believe in Magic | 財津和夫 | 財津和夫 | TULIP | 36thシングル 最高90位 売上0.3万枚 |
13 | シェア | 財津和夫 | 財津和夫 | TULIP | 37thシングル 100位圏外 |
14 | この愛は忘れていいよ | 財津和夫 | 財津和夫 | TULIP | 38thシングル 100位圏外 |
15 | あなたのいる世界 | 財津和夫 | 財津和夫 | TULIP | 39thシングル 100位圏外 |
16 | hope | 財津和夫 | 財津和夫 | TULIP | 40thシングル 最高172位 売上0.06万枚(200位集計) |
17 | 青春の影(2006 Anniversary Mix) | 財津和夫 | 財津和夫 | TULIP | 41stシングル(カット) 最高179位 売上0.05万枚(200位集計) 6thシングルのリミックス |
リリースデータ
2006年9月21日 2023年6月28日(Special Box) |
初登場46位 初登場83位 |
売上0.5万枚 売上0.05万枚 |
ビクター |
メンバー
Vocals,Guitars,Keyboards | 財津和夫 |
Vocals,Guitars,Keyboards | 姫野達也(85年脱退、97年再結成以降復帰。DISC2-5〜10以外に参加) |
Vocals,Guitars | 安部俊幸(85年脱退、97年再結成以降復帰。DISC2-5〜10以外に参加) |
Vocals,Drums | 上田雅利(79年脱退、97年再結成以降復帰。DISC1-1〜4、DISC2-11〜17に参加) |
Vocals,Bass Guitars | 宮城伸一郎(80年加入。89年解散時メンバー。97年再結成以降も参加。DISC1-5以降全曲参加) |
脱退メンバー | |
Vocals,Bass | 吉田彰(79年脱退。DISC1-1〜4まで参加) |
Vocals,Drums | 伊藤薫(80年加入、85年脱退。DISC1-5〜DISC2-4まで参加) |
Vocals,Drums | 松本淳(85年加入。87年脱退。DISC2-5,6に参加) |
Vocals,Keyboards | 丹野義昭(85年加入。89年解散時メンバー。DISC2-5〜10に参加) |
Vocals,Guitars | 高橋裕幸(87年加入。89年解散時メンバー。DISC2-6〜10に参加) |
TULIP35周年公式ベストアルバム後期。ビートルズの赤盤、青盤になぞらえての発売となっており、今作には79〜89年の解散まで、および断続的に再結成していた97年〜06年までの楽曲を収録。非公式のベスト盤が大量乱発されていたため、メンバーがしっかり関与した公式ベスト盤と銘打たれている。ボーナストラックでは「青春の影」を現代風にリミックスして収録。リミックス表記しか無く、再録音ではない模様。「心の旅」と両A面でこのバージョンでシングルカットもされた。89年の解散時にはオリジナルメンバーは財津1人だったが、97年の再結成以降は引退した吉田彰の代わりに2代目ベースの宮城が参加している以外はデビュー時のメンバーが参加しており、財津、姫野、阿部、上田、宮城の5人が不動で現在まで断続的に活動している。厳密には06年はデビューではなく結成から35周年であり、デビューだと34周年に該当する。今作のリリース以降、本格的な新作制作に入り、35周年となる07年に18年ぶりとなる完全新作オリジナルアルバム『run』を発売し、その後のツアーを持って再結成は今回が最後と明言し、活動を終了した。…はずだったが、40周年を迎える2012年にも再結成を発表。2012年は新作のリリースはせず、あの頃に立ち返り懐かしむためにライブをするのみとしている。ベスト盤は再びリリースされ、全シングル40作を網羅した『TULIP40』をリリースしている。
2023年に2作をセットにした『おいしい曲すべて〜Special Box〜』として再発。
この時期は久々に「虹とスニーカーの頃」が大ヒットするも、それっきりヒットが出ず低迷。さらに相次いでメンバーが脱退していき、特に姫野、安部、伊藤は揃って別グループALWAYSを結成してしまう(伊藤脱退後は今度は上田が加入し、97年に全員TULIPに戻って自然消滅)。オリジナルメンバーは財津1人になってしまうなどバンドとしてはかなり危機的な状況になってしまっていたようだ。作風は大きな変化が無く、悪くは無いが普通すぎて、正直あまり耳に残らない。これならいっそ物凄い実験作を連発するなどマニアックな方向に走って迷走した方がよっぽど面白いのに…というレベル。ただレーベル移籍を繰り返したり、97年の再結成以降では初期メンバーがいなくなってしまった時期の曲はライブでやっていないそうなので、この時期の曲は聞ける機会が少なく、レアといえばレアなのかもしれない。
97年以降の曲になっても作風はそのままだが、さすがに時代の進歩もあって「サボテンの花」も基本アレンジはほとんど変わっていないが、やはりサウンドに厚みが出るようになっているのが分かる。この「サボテンの花」はドラマ「ひとつ屋根の下2」主題歌だったので、ここでTULIPを知った世代も多かったと思われるが、そもそもこのドラマの1作目(93年)の時点では財津和夫がソロでリメイクして大ヒットさせていたので、4年後の97年にTULIPを再結成してもう1度リメイクしてもさすがに大ヒットにはならなかったという経緯がある。その後の00年代のシングルはどれも100位圏外となってしまっているが、作風は本当に変わっていない。いつでも戻ってこれる変わらない場所、的な安心感はあるけど…やはりパッとしないような…。さらに前期と違って2枚とも70分オーバーと長くなっているのでこのボリュームもかなりしんどい。
ヒットが出ていない時期だけに、1枚モノの企画ベストではこの時期の曲は前期に比べてほとんど収録されないので、そういった意味では貴重な後期ベストではあると思う。一通り最後まで聞いてみたい人にはおススメである。ただ前期に吉田彰の曲が収録されなかったのと同様に、06年時点でメンバーではない伊藤、松本、丹野、高橋が手掛けた楽曲も存在するが選曲されていない。06年時点でのメンバーが今作の時期にあまり参加していなかった事もあり、結果的に財津楽曲ばかりになってしまったのは少々バランスが悪いような気も…(シングルが財津曲ばかりだったのもあるけど)。
印象度★★★☆☆